野口英世アフリカ賞ニュースレター 第16号2019年11月発行 ー記念特別号ー

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第3回野口英世アフリカ賞授賞式・記念晩餐会開催

8月30日(金)午後7時30分から、安倍晋三内閣総理大臣の主催により、第3回野口英世アフリカ賞授賞式及び記念晩餐会が明治記念館で開催されました。
式典には、天皇皇后両陛下御臨席の下、第7回アフリカ開発会議(TICAD7)に出席したアフリカ諸国首脳、TICAD共催者、保健医療関係国際機関の長、野口英世アフリカ賞の選考委員等の約170名が出席しました。

【動画】第3回野口英世アフリカ賞授賞式及び、晩餐会の様子(Youtube「外務省動画チャンネル(MOFA.ch)」)


安倍晋三内閣総理大臣より賞を授与された第3回野口英世アフリカ賞受賞者
ジャン=ジャック・ムエンベ=タムフム博士(医学研究分野受賞者・写真左)、フランシス・ジャーバス・オマスワ博士(医療活動分野受賞者・写真右)
(写真:首相官邸ホームページ)


授賞式の様子

記念晩餐会の様子

ムエンベ、オマスワ両博士が受賞/次回授賞は3年後

授賞式において、安倍総理大臣がジャン=ジャック・ムエンベ=タムフム博士(医学研究分野:コンゴ民主共和国)及びフランシス・ジャーバス・オマスワ博士(医療活動分野:ウガンダ共和国)への式辞を述べ、両受賞者の功績を讃えると共に、贈賞を行いました。式辞では、今後は、3年に一度、野口英世アフリカ賞を授賞することが発表されました。また、尺八奏者による演奏、日・アフリカの子供等によるアフリカの太鼓(ジェンベ)の合奏が行われました。授賞式に続く記念晩餐会では、東日本大震災被災地産の食材が中心に使用されました。記念晩餐会後には三味線、尺八奏者による演奏が行われました。

式次第

授賞式

・オープニング演奏(演奏:尺八奏者 辻本好美)
・選考結果報告(黒川清 野口英世アフリカ賞委員会委員長)
・安倍晋三 内閣総理大臣による式辞及び贈賞(1 医学研究分野、2 医療活動分野)
・祝辞(アブドゥルファッターハ・エルシーシ エジプト・アラブ共和国大統領)
・合奏(みしまっ子ジェンベ隊withギニアキッズ、在日セネガル人 ジェンベ奏者 ラティール・シー)

記念晩餐会

・乾杯(天皇陛下)
・食事(弦楽四重奏団によるBGM生演奏)
・受賞者スピーチ
1 医学研究分野(ジャン=ジャック・ムエンベ=タムフム博士)
2 医療活動分野(フランシス・ジャーバス・オマスワ博士)
・フェアウェル演奏(津軽三味線奏者 上妻宏光、尺八奏者 辻本好美、電子ピアノ 野崎洋一)


天皇皇后両陛下

黒川野口英世アフリカ賞委員会委員長、安倍内閣総理大臣、エルシーシ・エジプト・アラブ共和国大統領


ムエンベ=タムフム博士(医学研究分野受賞者)

オマスワ博士(医療活動分野受賞者)

みしまっ子ジェンベ隊withギニアキッズとジェンベ奏者 ラティール・シー氏

津軽三味線奏者 上妻 氏、尺八奏者 辻本 氏、電子ピアノ 野崎 氏

受賞者スピーチ(要約)

ムエンベ=タムフム博士の画像

ジャン=ジャック・ムエンベ=タムフム博士(医学研究分野)
野口英世アフリカ賞を受賞することは、私にとって大変な名誉です。
今まで気づいていませんでしたが、野口英世博士に関する伝記漫画を読んで、私は野口博士の後継者であると気付きました。彼の忍耐、勤勉、勇気と粘り強さの精神は、すでに私に備わっていたのです。
今、私が栄誉を受けているこの国際的な認知は、まず、常に私を支えてきてくれた大切な家族、そして親愛なる我が国に負うものです。今私が誇りをもって手にしているこのメダルが、コンゴ民主共和国大統領と、我が国の誇りとなりますように。
私は確かにリスクと犠牲に満ちた長いキャリアを歩んできましたが、私にとって最も重要なことは、国内外のパートナーとともに、エボラウイルス病に関する新しい知見を生み出し、病の脅威にさらされている人々の命を救うためこれを共有してきたことです。
最後に、私は、フランシス・オマスワ博士とともに、野口英世博士の科学的発見と社会正義の精神を、現在及び将来のアフリカ人研究者の間で受け継いでいくことをお約束します。

オマスワ博士の画像

フランシス・ジャーバス・オマスワ博士(医療活動分野)
野口英世アフリカ賞を受賞できたことを光栄に思います。
野口英世博士は、人生において、世界的な連帯と博愛の精神を示しました。この精神こそが、今日の世界がこれまで以上に必要とする精神です。今日、私利私欲が世界のあらゆる地域で優勢になっています。人類と地球の未来のためには、共通の利益、思いやりと奉仕という野口博士の精神に立ち返り、その精神を持ったより多くの人々が今日の世界には必要です。したがって、この賞は、あらゆる場所のすべての人々による行動を呼びかけるものです。
この野口博士の共通の利益の精神を追い求め、また彼の任務を遂行するため、私の家族は、3年前に亡くなった娘フレダ・M・オマスワ博士を記念して、賞の賞金の一部を公益のために献金することにしました。野口博士のように、フレダは感染症専門の医師でした。私たちは、この提案を潜在的なパートナーとさらに話し合い、発展させていきます。皆様からもサポートいただければ幸いです。

第3回野口英世アフリカ賞関連行事

横浜市主催歓迎式典・旧細菌検査室等訪問(8月31日)

横浜市による受賞者を歓迎する行事が行われ、受賞者は、林 横浜市長主催による昼食会(横浜市西区)に出席後、長浜野口記念公園内の長浜ホール(横浜市金沢区)での第3回野口英世アフリカ賞受賞者歓迎式典にて、文庫小学校特別音楽クラブの児童たちから歓迎を受けました。式典後は、かつて野口英世博士が海港検疫医官補として勤務した旧細菌検査室や旧長濱検疫所一号停留所を訪れ、野口博士が勤務していた当時の様子や、検疫所の歴史についての展示を視察しました。


横浜市長主催昼食会

長浜ホールでの歓迎式典

旧細菌検査室の視察

旧長濱検疫所一号停留所の視察

福島訪問(9月1日)

受賞者は野口博士の故郷である福島を訪れ、各地で歓迎を受けました。
内堀 福島県知事と懇談が行われ、知事より受賞者へ国際交流特別親善大使認証書が授与されました。また、福島県知事主催の昼食会にも出席しました。野口博士の生家が残る野口英世記念館(猪苗代町)では、前後 猪苗代町長や竹田 野口英世記念会理事長、猪苗代町の子どもたちからの歓迎を受けると共に、野口博士の生家や館内を見学しました。その後、会津若松市では、野口博士が左手の手術を受けた旧会陽医院(野口英世青春館)や野口博士の恩師である小林栄 先生の親戚にあたる末廣酒造嘉永蔵を視察しました。嘉永蔵では、会津若松市主催による高校生との交流行事にも参加しました。


国際交流特別親善大使認証書授与式

野口英世記念館

野口英世青春館

会津若松の高校生たちと交流

【広報活動】グローバルフェスタJAPAN2019に出展

会場の様子

2019年9月28日(土)、29日(日)、東京のお台場センタープロムナードにて「グローバルフェスタJAPAN2019」が行われ、野口英世アフリカ賞も出展しました。会場では、第3回野口英世アフリカ賞受賞者のムエンベ博士とオマスワ博士のインタビュー動画や、「野口英世博士等身大パネル」の展示、パンフレット等を配布しました。
多くの皆様にご来場いただき、野口英世アフリカ賞について知っていただく良い機会となりました。野口英世アフリカ賞ブースへお越しいただき、誠にありがとうございました。

野口英世アフリカ賞基金のための御寄付のお願い

本賞の賞金のため、本賞の趣旨に御賛同いただける方々から広く寄付を募っています。皆さまからいただいた善意が、アフリカでの医学・医療の向上に活躍されている方々の活動のために使われます。(寄付は控除の対象になります。)これまで寄付をお寄せいただいた方々に厚く御礼申し上げます。

  • 野口英世アフリカ賞基金への寄付実績(2019年9月時点の累計)
    522,376,177円 [個人2,009件,法人353件(計2,362件)]
    うち、2019年実績(9月時点) 56,650円[個人5件、法人6件(計11件)]

寄付方法の御案内

御寄付は以下のウェブサイトからオンラインでお申込み頂けます。(クレジット・カード、コンビニ店舗端末、払込票(郵便局・コンビニ)、ペイジーでのお支払いが可能です。)

寄付に関するお問合せ

JICA(独立行政法人 国際協力機構)国内事業部 市民参加推進課 寄付金担当
フリーダイヤル:0800‐100‐5931 / FAX番号:03-6689-4760

 

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