佐藤 智恵:元国際平和協力研究員の紹介

佐藤 智恵(さとう ちぐみ:平成20年度 後期 採用)

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  1. プロフィール
     大阪大学大学院国際公共政策研究科に在籍しながら、NGOスタッフとしてカンボジアの地雷除去支援、外務省での短期勤務、国際移住機関ジュネーブ本部インターン等で活動。国連平和維持活動、平和構築委員会、DDR等について研究。民間企業で2年間勤務経験あり。2008年10月より2年間国際平和協力本部事務局にて研究員となる。

  2. 事務局での活動
     事務局では、国連の平和維持活動および平和構築関連の動向を情報収集しつつ、日本による国連平和維持活動への自衛隊派遣について、経験者へのインタビュー、スウェーデンでの民軍関係コースの受講等を通じて研究しました。研究や活動の成果を、大学や自衛隊等で発表する機会も多数いただきました。また、こうした経験や研究成果を生かして、PKO事務局が行う物資協力、広報活動、PKO要員の派遣前訓練等について、様々な形で貢献させていただきました。

  3. 後輩へのメッセージ
     内閣府国際平和協力本部事務局での2年間は、国際平和協力分野で働いていくために必要な情熱・専門性・人とのつながりを深める大変充実した期間でした。また、日本として国際平和協力を如何に考えるかという視点を持つことができたことも大きな収穫でした。
     国際平和協力分野で働くという事は、多彩な背景と立場を持った人々が交錯する中で自分を試すというチャレンジングかつ魅力的な経験だと思います。こうした経験をすでに持つ研究員と出会えることもこの制度の大きな魅力です。今後もこの制度を通じて多くの方々が国内外の国際平和協力分野で広く活躍する機会を得られることを祈念しております。