後藤内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和5年5月12日

(令和5年5月12日(金) 9:08~9:13  於:中央合同庁舎第8号館1階S108会見室)

1.発言要旨

 (冒頭発言なし)

2.質疑応答

(問)少子化対策の財源についてお伺いします。大臣は一昨日、官邸のほうで総理や厚生労働大臣など、ほかの関係閣僚と少子化対策の財源の確保策について話し合われたかと思います。これについては、税と社会保障、歳出削減といった点について、政府与党内ではまだそれぞれ考え方があり、様々な意見がある状況かと思います。現時点でまとまっている方向性について教えていただけますでしょうか。
(答)先日10日、こども政策やその財源について、総理と関係閣僚の間で議論を行いました。そのときにも申し上げたのですが、個別のやり取りについてお答えすることは控えますが、いずれにせよ、フリーディスカッションということで、打合せで何か方針が決まったということではありません。
 また、従来から申し上げているとおり、子ども・子育ての強化のために必要となる財源については、現時点において特定の財源を念頭に置いているわけではありません。徹底した歳出改革が大前提だということは考えております。
 いずれにせよ、政府としては、必要な政策強化の内容、予算、財源について、総理を議長とする「こども未来戦略会議」において更に具体的な検討を深め、6月の骨太の方針までに将来的なこども・子育て予算倍増に向けた大枠をお示ししていきたいと考えています。
(問)米国の債務上限引上げ問題についてお伺いします。イエレン財務長官から昨日の記者会見で、「債務上限の引上げ交渉に失敗してデフォルトに陥れば、世界的な景気後退の火種になる」との発言がありました。この問題について、米国の資金繰りが行き詰まった場合の世界経済や日本経済への影響についてどのようにお考えか伺います。
(答)これは米国のことでありますから、私のほうから、前提を付けた質問に対してお答えすべきではないと思いますが、債務上限の問題は、米国の問題として責任のある対応をする必要があると思っています。
(問)昨日開かれましたAI戦略会議のほうで、岸田総理からAIに関する戦略等々について「骨太の方針にも盛り込んでいく」というお話がありましたけれども、これに関して現状、どのような議論を進めるかですとか、どんな感じで盛り込むかですとか、まとまっていることがあれば教えてください。
(答)骨太方針に向かってAI戦略をどうするかということについては、これはまだ、少なくとも私の段階では、関知していないという状況です。基本的には、骨太方針というのはそれぞれの担当、そうしたところで政策パッケージをしっかりまとめたところで、それを全体、政府として閣議決定してしっかりと政策に位置づけていくという作業でありますから、まずは担当のほうで、AIをどのように利用できるかということと、それから人間にとってどのように幸せに、しっかりと安全に使えるのかと、そうした問題も含めて、まずは担当のほうでしっかり詰めてもらってから、骨太でどのように取り扱うか相談していきたいと思います。

(以上)