後藤内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和4年12月2日

(令和4年12月2日(金) 9:14~9:20  於:中央合同庁舎8号館1階S108会見室)

1.発言要旨

 一言申し上げます。昨日の経済財政諮問会議で諮問・答申されました予算編成の基本方針が、本日の閣議において閣議決定されましたのでご報告をいたします。内容については、昨日お話ししたとおりでございます。

2.質疑応答

(問)新型コロナに関連して伺います。新型コロナの感染症法の分類の見直しが、厚生労働省で議論が始まりました。流行の第8波に入っているとも指摘されていますが、現在主流となっているオミクロン株の重症化率は、季節性インフルエンザと同じ程度以下というふうにお考えでしょうか。仮に同じ程度以下と判断される場合、コロナ対策本部が廃止され、行動制限等が今後、一切導入されないというような議論になっていくというふうに思われますが、大臣のお考えを教えてください。
(答)新型コロナウイルスにつきましては、オミクロン株であっても致死率は季節性インフルエンザより高いと専門家によって評価されていると、現状ではそういう評価であると承知いたしております。
 このこと等に鑑みまして、政府としては特措法21条に規定する病状の程度が、季節性インフルエンザにかかった場合の病状の程度に比しておおむね同程度以下という状況にはなっていないと現状では考えているわけでございます。
 しかし、厚生労働省、専門家の検討等がありまして、そうした病状の程度が季節性インフルエンザにかかった場合と、病状の程度に比しておおむね同程度以下というような条件になったとすれば、特措法21条の適用の上で、その対応になっていくということはご指摘のとおりであります。
 今、ですから病状の程度、重症化率、致死率に関する様々なデータが出ているわけでありまして、東京や大阪のデータ等も出ておりますが、新型コロナの病原性等について現在、厚生労働省において専門家に評価をお願いしていると、そういう現状でございます。
(問)スタートアップについてお聞きします。大臣は先月、スタートアップ育成5か年計画を取りまとめられました。いろいろ話が入っていると思うんですけれども、スタートアップ投資額8,000億円から10兆円規模にするという目標が掲げられています。具体的な中身としては本当にいろいろあって、どれも大事だというのはそのとおりだと思うんですけれども、投資額をここまで目標の数値に増やすというところで特に重要な政策はどういうものなのか、大臣のご見解をお聞きできればと思います。お願いします。
(答)いろいろたくさん、盛りだくさんというぐらいに多くの施策を報告の中に、5か年計画の中に書いていると思います。それぞれみんなしっかりやることによって、目標は達成したいと考えているわけですが、特に、やっぱり最も限りのある言葉ということでいえば、新しい起業に対する挑戦のスピリット、アニマルスピリットみたいなものを、どうやって意欲のある若い人や志のある人にしっかりと植え付けていくことができるか、それを伸ばしていくことができるか、そういった意味での対応。例えばメンターだとか、外国へ出島で人を出してみるとか。そういう政策はそこに関わることであって、いろいろマーケットを整えることやら資金のこと、いろんな条件もありますが、一つあえて申し上げるとすれば、そういう挑戦するスピリットをどうやってしっかりと若い人や挑戦する人たちから引き出していくことができるか、そういう体制、そういう人づくり、そこにやっぱり一番重要性があるんだろうと思います。

(以上)