クールジャパン高校生ストーリーコンテスト
日本の魅力を効果的に発信・展開し、世界からの共感を広げていくには、日本の魅力の背景にある「歴史」や「文化」、「技」「人」といった側面から、世界に人々にとって魅力的なストーリーで発信していくことが重要です。
そのために、これから日本の主役になっていく高校生を対象に、その地域で暮らす「高校生の自由な発想と広い視野で、地域にある魅力に気付き、それを世界の人々に効果的に共感してもらうためのストーリー」を作るコンテストを開催しました。
この取り組みは高校生自らが地域の魅力と向き合い、気づき、それを世界へ発信していく機会となり、こうした取り組みが広がっていくことを目指しています。
開催概要
全国から75件47校からエントリーいただき、作品提出締め切りまでに61件の提出がありました。
事務局で一次審査を行った後、3月1日に審査員による審査会を開催し、最終審査会で発表を行う3作品を選出しました。
最終審査会はクールジャパン官民連携プラットフォーム総会でのプレゼンテーションをもとに総会出席者の投票により決定いたしました。
主催
クールジャパン官民連携プラットフォーム(事務局:内閣府知的財産戦略推進事務局)
開催日程
平成30年12月11日(木): 開催告知・エントリー受付開始
平成31年 1月31日(木): エントリー締め切り
平成31年 2月12日(火): 作品提出締め切り
~ 2月22日(金): 事務局一次審査
平成31年 3月01日(金): 審査会
平成31年 3月18日(月): 最終審査会(クールジャパン官民連携プラットフォーム総会内)
募集チラシ
クールジャパン高校生ストーリーコンテスト募集チラシ(PDF形式:756KB)※エントリー締切日を延長したため、募集チラシと実際の締め切り日は異なります。
募集要項
平成31年12月11日(火)より下記の要綱で作品を募集しました。
参加条件
・日本国内にお住いの高校生等(※)を対象とする
(※高校生、中等教育学校生(後期課程)、高等専門学校生(3年まで)、高等専修学校生)
・個人、またはチームでの応募はいずれも可
・事務局との連絡・調整等のために指導教員(またはそれに相当する大人)の協力が得られることが必要
募集課題
地域の様々なものが既に持っている魅力に気付き、世界の人々に対して、彼らが共感するような魅力あるストーリーを作成・発信すること。
※発信する地域の魅力は一つには限らなくてよい
※すべての人が共感するものではなくてよい
※フィールドワーク(関係者への取材、現地調査など)を必須とする。
※日本人だけが良いと思う魅力ではなく、世界の人々が良いと思う魅力を発見するために、外国人への取材等を行うことを基本とするが、取材が困難な場合は、関連文献やWEB等で得られた情報のみを参考とすることも可とする。
提出物
・A4用紙3枚以上 枚数制限なし
※表現方法や、写真・イラストの使用は自由です。
評価基準・観点
① 着眼点 | 発信するクールジャパン資源(一つには限らない)について、どのようにしてその魅力に気付いたか |
② 世界の人々の視点 | 発信するクールジャパン資源の魅力の本質について分析されており、世界の人々はその魅力に共感できるか |
③ ストーリーの魅力 | 発信の対象とする国や地域を意識した魅力的なストーリーとなっており、世界の人々に伝わりやすいものとなっているか |
④ ストーリー化のプロセス | 発信するクールジャパン資源に気づいたところから、どのような手順を踏んでストーリー化したか |
審査手順
・予備審査:事務局による書類審査
・審査会 :審査委員6名による審査会で上位3作品選定
・最終審査:最優秀作品1点、優秀作品2点を決定
表彰等
・上位3賞は、平成30年度クールジャパン官民連携プラットフォーム総会において表彰を行います。また、受賞者には、同総会で受賞作品の発表をしていただきます。
審査会
事務局一次審査
提出のあった61作品から上記募集要項の審査基準に従って11作品を選出
審査会
事務局一次審査で選出された11作品を審査員6名が審査基準に従って事前に審査し、各審査員がそれぞれ選んだ上位5作品について討論。
審査会として最終審査に進む優秀作品3作品を選出
日程
平成31年3月1日(金) 13:30~16:00
中央合同庁舎4号館 11階 第一特別会議室
審査員
〇田中 里沙 (事業構想大学院大学 学長)
シーラ・クリフ (十文字学園女子大学 教授)
ベンジャミン・ボアズ(作家、クールジャパン・アンバサダー)
シーソンクラム・カオ(株式会社MATCHA インバウンド戦略部 統括マネージャー)
山田 拓 (株式会社美ら地球 代表取締役)
篠原 靖 (跡見学園女子大学 准教授)
(順不同・敬称略 〇は審査員長)
最終審査会
審査会で選出された3作品から「最優秀賞」「優秀賞」を決定するため、下記のとおり最終審査会を行った。
日程
日時: 平成31年3月18日(月) 14:00-16:00 (クールジャパン官民連携プラットフォーム総会のプログラムとして実施)
場所: 三田共用会議所
審査方法
各校5分で発表を行った後、総会出席者による投票を実施。事前に集計した審査員投票分と合算して(※)「最優秀賞」1点「優秀賞」2点を決定。最優秀賞は平井卓也クールジャパン戦略担当大臣、優秀賞は長榮周作パナソニック株式会社取締役会長、審査員代表ベンジャミン・ボアズ氏よりそれぞれ授与。
(※ 審査員は一人2票、総会出席者は一人1票とした)
受賞作
最優秀賞
大阪市立鶴見商業高等学校
(テーマ)「現役高校生がプロデュース スーパーゲームセンターを訪日外国人へ ~私の4,000人外国人のフォロワー~」
草場 栞奈(くさば かんな)
中嶋 祐一(なかじま ゆういち)
吉村 竜一(よしむら りゅういち)
提出作品(PDF形式:768KB)(※)
発表資料(PDF形式)(※): 1(970KB)
2(376KB)
(※ 提出作品:当初応募締切時に提出されたもの。 発表資料:最終審査(発表)時に投影するために作成したもの。最終審査選出3作品のみ作成。)
優秀賞
宮城県農業高等学校
(テーマ)「縁結び『島田飴』によるクールジャパン! ~日本伝統文化による新たな発見~」
宗形 未海 (むなかた みう)
祭城 武 (さいき たける)
提出作品(PDF形式:904KB)
発表資料(PDF形式): 1(820KB)
2(858KB)
3(524KB)
福井県立奥越明成高等学校
(テーマ)「奥越地方の時代をめぐるタイムスリップツアー」
堂本 啓太(どうもと けいた)
南部 寛太(なんぶ かんた)
松本 茉莉(まつもと まり)
宮本 幸輔(みやもと こうすけ)
吉田 雄作(よしだ ゆうさく)※「吉」の文字は正しくは上が土の表記
提出作品(PDF形式:890KB)
発表資料(PDF形式): 1(988KB)
2(938KB)
3(964KB)
4(596KB)