赤澤内閣府副大臣の南スーダン訪問

赤澤副大臣は8月12日から14日、南スーダンのジュバを訪問し、自衛隊の活動の視察や南スーダン政府要人、UNMISS幹部との会談等を行った。和平プロセスの交渉が大詰めを迎える多忙な時期にありながら、ベンジャミン外務大臣、マニャン国防大臣等主要閣僚やロイ事務総長特別代表等が会談に応じ、日本側への期待の高さをうかがわせた。

1. 南スーダン派遣施設隊等の視察及び現地邦人との意見交換

国連南スーダン共和国ミッション(UNMISS)に派遣中の第8次施設隊(山下隊長)の活動状況を視察し、その他司令部要員、国際機関職員、NGO職員など現地の邦人と意見交換を行うとともに、各位を激励した。

2. 南スーダン政府要人との会談

和平プロセスの動きがみられる中、ロムロ内閣担当大臣、ベンジャミン外務大臣、マニャン国防大臣と会談し、南スーダン情勢の見通しにつき意見交換を行った。先方はUNMISSでの活躍やODAなど日本側の対応に深く感謝し、支援継続への期待を表明した。赤澤副大臣からは、情勢の安定化に向けた関係者の一層の努力を促すとともに、現地邦人の安全の徹底につき南スーダン側の協力を要請した。

3. UNMISS幹部との会談

ロイ事務総長特別代表、テスファマリアム軍事部門司令官と会談しUNMISSへの派遣を延長する閣議決定(7日)について報告するとともに、活動の現状と課題につき意見交換を行った。先方は施設隊の規律正しい活動ぶりを高く評価し、その継続に向けた期待を表明するとともに、女性隊員の一層の活躍についても期待を表明した。赤澤副大臣からは、我が方要員の円滑かつ安全な活動の確保のため国連側の協力を要請した。

4. 訪問の成果

(1)いずれの関係者からも、UNMISSにおける我が国施設隊等の活動に対する高い評価と、活動の継続に向けた期待が示された。
(2)南スーダン情勢について関係者と意見交換を行うとともに、施設隊その他現地で支援に当たる邦人の安全への配慮の徹底を要請し、理解を得た。

5.その他

赤澤副大臣は、さらに8月14日から16日、ドバイを訪問し、PKO法に基づく物資協力のための備蓄倉庫を視察した。

派遣施設隊(8次隊)への激励
派遣施設隊(8次隊)への激励
派遣施設隊(8次隊)活動状況視察
派遣施設隊(8次隊)活動状況視察
 
NGOの活動状況視察
NGOの活動状況視察
ロムロ内閣担当大臣との会談
ロムロ内閣担当大臣との会談
 
マニャン国防大臣との会談
マニャン国防大臣との会談
ベンジャミン外務大臣との会談
ベンジャミン外務大臣との会談
 
ロイ事務総長特別代表との会談後
ロイ事務総長特別代表との会談後
テスファマリアム軍事部門司令官との会談後
テスファマリアム軍事部門司令官との会談後