「霞が関公共政策大学院生インターンシップ」を終えて

平成23年10月
東京大学公共政策大学院
赤尾邦和

1. 志望動機

 第一にPKOという日本が国際平和の分野で貢献する活動を統括している現場に参画したいと考えたためです。どのような人たちが何を希求して仕事をしているかを知ることは日本のPKO政策を知る手がかりになると考えました。

 第二にPKO事務局のメンバーの多様性に惹かれたためです。本事務局は外務省・防衛省を初め多くの省庁からの出向メンバーによって成り立っています。またそれだけではなく国際平和協力分野での実務経験を持つ民間の方々が国際平和協力研究員という形で参画しています。このように官民が協働して一つのイシューに取り組むことは今後の官民連携のモデルになる可能性を感じ参加したいと考えました。

2. 業務を行った所感及び得られたもの

 第一に多くの組織からのメンバーから成り立っている多様性を感じることができました。実際にこれからゴラン高原に向かう自衛官の方が民間出身者の隣で勤務する姿は新鮮に感じました。

 第二に自分の業務経験について記載します。この期間に各国のPKO派遣要員の研修プログラム取りまとめを行いました。この取りまとめは、個人的には意義の高い調査になりました。PKO派遣要員の研修プログラムという全体の一部の分野でも各国の特性や意図が隠されていることが分かりました。PKO派遣要員の研修プログラムという分野は、個人的には日本がもっと活躍してもいい分野と考えました。

 今回、私がPKO事務局に初めてのインターンであると伺いました。来年以降どうなるかは分かりませんが、可能であれば継続して頂きたいと考えています。