南スーダン国際平和協力業務実施計画の変更(平成29年3月24日)

1.我が国は、国際連合南スーダン共和国ミッション(UNMISS)に、平成23年11月から司令部要員を、平成24年1月から陸上自衛隊の施設部隊を派遣しています。

現在南スーダンでは、国連による新たなPKO部隊である地域保護部隊約4,000人の増強により、ジュバの治安の一層の安定に向けた取組が進みつつあり、また、南スーダン政府は、民族融和を進めるためにも、国民対話を行うことを発表するなど、国内の安定に向けた取組が進展しており、国造りは、新たな段階に入ろうとしています。

そうした中、施設部隊の派遣は5年以上が経過し、施設部隊の派遣としては過去最長となっており、これまでの我が国のPKO活動の中で、過去最大規模の実績を積み重ねてきております。このことから、自衛隊が担当するジュバでの施設活動については、一定の区切りをつけることができると考え、本年5月末を目途に施設部隊の活動を終了することといたしました。他方、司令部要員については派遣を継続し、引き続きUNMISSの活動に貢献していきます。

2.変更内容

○平成29年3月24日施行分

・派遣期間の延長

司令部要員及び連絡調整要員については平成30年2月28日まで、施設部隊については平成29年5月31日まで国際平和協力業務を行うべき期間を延長

・輸送機の追加
施設部隊の撤収作業に必要な輸送機(KC-767)を1機から3機に増加

○平成29年6月1日施行分

・施設部隊の規定の整理

施設部隊の活動が本年5月末をもって終了するため、関連する規定を削除

・国際平和協力隊の隊長を設置

国際平和協力隊が個人派遣要員のみになることに伴い、隊務を掌理させるために隊長を設置

なお、国際平和協力法第7条第1号の規定に基づき、変更に係る実施計画の内容について、国会に報告することとなっています。