南スーダン国際平和協力業務実施計画の変更(派遣期間の延長等)

1.我が国は、国際連合南スーダン共和国ミッション(UNMISS)に、平成23年11月から司令部要員を、平成24年1月から陸上自衛隊の施設部隊を派遣しています(なお、南北スーダン問題への対応として、平成20年10月に国際連合スーダン・ミッション(UNMIS)へ司令部要員派遣を開始(~平成23年9月))。
南スーダンは、スーダンにおける長年の内戦を経て南北間の和平を達成した後、2011年(平成23年)7月に独立を果たしました。しかしながら独立から5年経過した今、国内における政治的混乱の解決が南スーダンの国作り支援の大きな課題となっています。南スーダンの平和と安定は、アフリカの平和と安定にとり重要です。同国の平和と安定のため、国際社会が協力して取り組む必要があります。
こうした状況を背景に、本年8月12日、安保理においてUNMISSの活動期間を2016年(平成28年)12月15日まで約4か月延長する安保理決議第2304号が採択されました。これを踏まえ、我が国の南スーダン国際平和協力業務実施計画を変更して、下記のとおり、派遣期間を延長することとなりました。
また、航空自衛隊の輸送部隊の経由地としてラオスとエチオピアを追加します。
なお、国際平和協力法第7条第1号及び同条第3号の規定に基づき、変更に係る実施計画の内容及び変更前の期間における実施の状況について、国会に報告することとなっています。

2.変更内容

・ 派遣期間の延長
             現行の派遣期間:平成28年10月31日まで
             延長後の派遣期間:平成29年3月31日まで(5か月の延長)

・ 航空自衛隊の輸送部隊の経由地として、ラオス及びエチオピアを追加