城内内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和8年2月10日

(令和8年2月10日(火) 11:00~11:13  於:中央合同庁舎8号館1階108会見室)

1.発言要旨

 本日、私から冒頭2点ご報告させていただきます。
 まず1点目は、「AIの社会実装において障害等となる規制・制度についての情報提供の募集」についてであります。昨年12月23日に閣議決定いたしましたAI基本計画では、AIの社会実装の実現に向け、国民の皆様の声を聴きながら、既存の規制や制度の点検及び見直しを図ることとしております。
 これを受けまして、内閣府では規制改革担当大臣である私とAI担当大臣である小野田大臣が連携して、AIの社会実装において障害となる又は不十分な効果をもたらす規制・制度についての情報提供を国民の皆様に広くお願いすることといたしました。内閣府のウェブサイトに特設のページを設け、本日ただいまより3月10日午後5時までの期間で情報提供をお願いさせていただきます。
 国民の皆様からいただいた情報につきましては、今後の規制改革推進会議における審議やAI基本計画の改定に向けた検討に当たって参考とさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 詳細につきましては、規制改革推進室にお問い合わせいただきたいと思います。
 2点目ですが、規制改革推進会議の第9回健康・医療・介護ワーキンググループの開催についてであります。
 規制改革推進会議の第9回健康・医療・介護ワーキンググループを今週12日(木)に開催し、「医師による画像読影等におけるAI活用の促進」について議論を行う予定であります。この会議の模様につきましては、公式YouTubeチャンネル「規制改革チャンネル」にて配信いたしますので、こちらをご覧いただければ幸いです。
 以上2点、私から冒頭のご報告をさせていただきました。

2.質疑応答

(問)今回の衆院選の結果について、大臣は「責任ある積極財政」や成長戦略を推進するお立場でどのように受け止められたかを教えてください。
 2点目が消費税減税の国民会議での議論について、高市総理は夏前に中間取りまとめのお考えを話されていましたが、現時点で会議の開催めど、また、減税のスケジュールや財源について、大臣はどのようにお考えかお聞かせください。
(答)まず1点目ですが、衆議院選挙の結果や先の解散の受け止めについて、閣僚としてコメントすることは差し控えたいと思いますが、その上で、高市総理は昨晩の会見におきまして、今回の選挙では「責任ある積極財政」をはじめとする重要な政策転換を、自民党と日本維新の会との連立政権で進めてよいのかどうかの信を問い、国民の皆様からのご信任をいただいたからこそ、歯を食いしばって国民の皆様とのお約束を実現していく旨、述べられたというふうに承知しておりますし、私自身もそのような考え方であります。
 民主主義の根幹である選挙は、国民のご意見を聞く貴重な機会と捉えており、今回の結果をしっかり受け止め、引き続き緊張感を持って取り組んでまいる考えであります。
 なお、非常に良い結果ではありましたけれども、やはり数の力で何かを押し切るというのではなくて、いろいろな声、小さな政党の声もしっかり聞いていくということが大事だと思いますし、私もこの記者会見で何度も申しましたように、国民各層、いわゆる所得の高い方だけではなくて、中低所得者の皆さん、そして大企業だけではなくて、中小企業・小規模事業者、個人商店を含めていろいろな、あるいは都市部だけではなくて地方と、そういったきめ細かい政治をすることが大事だと思っておりますので、私も当選直後のインタビューなどにおいて、おごらず謙虚に引き続き、そういう小さな声も拾いながらしっかり取り組んでいくというような趣旨のことを発言したというように記憶しております。
 いずれにしましても、政府の記者会見の場ですので、閣僚としてこの程度のコメントとさせていただきたいと思います。
 もう一点、ご指摘の食料品の消費税の取扱いや国民会議につきましては、昨日、高市総理が会見におきまして、食料品の消費税率ゼロについては、給付付き税額控除の実施までの2年間に限った「つなぎ」と位置づけ、食料品の消費税率ゼロから給付付き税額控除への移行を見据えて検討を進める方針であること、そして、このため今後、改めて給付付き税額控除の実現に賛同いただける野党の皆様にお声掛けし、国民会議をできるだけ早期に設置し、検討すべき諸課題を含め、給付付き税額控除と併せて同時並行的に議論し、結論を得ていくこと、そしてまた、野党の皆様の協力を得られれば、夏前に国民会議で中間取りまとめを行うことなどについてご発言されております。
 この総理の発言に尽きるというふうに考えております。いずれにしましても、私としましては、こうした高市総理のご発言を踏まえまして、まずは国民会議の早期の立ち上げに向けて取り組んでまいる考えであります。
(問)今おっしゃられた件に関して、「責任ある積極財政」等への政策転換に信任を得られたという認識を首相と共有されている旨、おっしゃられたと思うのですけれども、この「責任ある積極財政」ですが、何度も聞いているのですけれども、要するに、拡張的ではないとおっしゃっていて、「経済あっての財政」であるとか、成長と財政健全化の両立というのはこれまでもずっと言われてきたことだと思うのですが、結局、大転換とおっしゃる、信任を得られた大転換というのは何だったのかということと、大転換の前は行き過ぎた緊縮思考だとおっしゃっていたと思うのですが、行き過ぎた緊縮思考というのは、いつ頃のどのような政策を指しておられるのか、イメージを教えていただければと思います。
(答)先ほど申しましたとおり、信任を得たという、信を問い、これに対して国民の皆様から、「責任ある積極財政」を含めてそれ以外の政策についてもこれでよいのかどうかということで、国民のご信任をいただいたというように総理もおっしゃっているので、私も同じ考えであります。
 ただ他方で、行き過ぎた緊縮というかどうかということについては、具体的に何がどこまで緊縮だったのかについて総理のお考えについて私は必ずしも具体的にどういうことかということは承知しておりませんが、高市内閣が掲げる「責任ある積極財政」は、この場で何度も申しますとおり、今を生きる国民、そして未来を生きる国民に対する責任でありまして、強い経済を構築すると同時に、財政の持続可能性を確保することへの責任でもあるという考え方であります。
 財政の規律についていいますと、ご案内のとおり、令和8年度予算につきましては、28年ぶりに黒字化しておりますので、何か放漫財政をして、市場の信任に大きく影響を与えるというようなことにはならないと私は理解しております。
 いずれにしましても、高市内閣における成長戦略、これをしっかりやっていくことによって、供給力を強化し、そしてまた今の暮らしや未来への不安を希望に変えて強い日本経済を取り戻すこと、そして、この記者会見の場で私が何度も申しましたように、景気回復の果実を、先ほど申しましたように、一部の企業や一部の国民ではなくて、国民各層の皆様にしっかりお届けして、かつその体感温度を上げていくことが重要でありまして、何かご懸念のことは、そういうことはないというふうに思っております。
(問)懸念してというわけではなくて、おっしゃられることの中身が何かということを知りたいだけです。
 あともう一点、先ほど冒頭のご発言であったAIの社会実装の意見募集ですけれども、これについて一部の報道で医師法や弁護士法等に関わる規制について問題意識があるやのような報道もあったかと思うのですが、そういった具体的に何か念頭にある規制というのは、大臣の中にあるのでしょうか。
(答)例えば一つ、いわゆる医療の画像読影ですけれども、例えば12日のワーキンググループでは、医師の負担を軽減するとともに、がん対策の強化を図るため、がん検診における画像読影のAI活動に関する現状や課題について、関係者から聴取の上、議論する予定であります。
 いずれにしましても、こういったいくつかの課題について取り組んでいくということであると承知しております。
(問)国民会議に絡んで、国民会議はもちろん超党派を前提としていますが、衆議院の議席配分がだいぶ選挙前と変わりました。野党の協力を得られれば夏前までにという発言が総理から昨日ありましたが、その発言はどのように受け止められましたでしょうか。議席配分が選挙前と大きく変わったけれども、超党派を前提として国民会議をやっていきたいということについて、何か受け止めがあればお願いします。
(答)これはもう先ほど述べたことに尽きると思いますけれども、高市総理が給付付き税額控除の実現に賛同いただける野党の皆様にお声掛けし、国民会議をできるだけ早期に設置し、検討すべき諸課題を含め、給付付き税額控除を併せて同時並行的に議論し結論を得ていくこと、野党の皆様の協力があれば、夏前に国民会議で中間取りまとめを行うこと、これに尽きると思いますので、選挙の結果を踏まえて何か大幅な方針転換があるというようには私は理解しておりません。
(問)追加でお伺いします。詳細は官房長官に質問すべきだと思うのですけれども、今日は選挙後初めての閣議が行われて、どのような雰囲気だったのでしょうか。
(答)閣議でのやり取り、発言内容については、私はお答えすることは差し控えさせていただきたいと思います。この点については発言内容及び雰囲気も含めて、官房長官にお尋ねいただきたいと思います。

(以上)