小野田内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和8年1月20日

(令和8年1月20日(火) 10:45~10:53  於:中央合同庁舎8号館1階S106会見室)

1.発言要旨

 
 健康・医療戦略担当の大臣として報告をいたします。
 先週1月16日、第8回日本医療研究開発大賞の表彰式が開催され、私も出席をいたしました。
 本表彰は、医療分野の研究開発の推進に多大な貢献をした事例に対して、その功績をたたえるとともに、国民の皆様に関心と理解を深めていただくという趣旨で、「健康・医療戦略」及び「医療分野研究開発推進計画」に基づき、平成29年度より実施をしています。
 今回、東京大学の山岸誠准教授及び第一三共株式会社による「EZH1/2エピゲノム制御を標的とするがん治療薬の創製」が内閣総理大臣賞を受賞されました。T細胞リンパ腫等に対する新規作用機序の治療薬開発として、その社会的インパクトが高く評価されたものであり、受賞者の皆様に改めて敬意を表したいと思います。
 私からは、健康・医療戦略担当大臣賞として、大阪医科薬科大学の根本慎太郎教授、帝人株式会社及び福井経編興業株式会社による「心臓病の手術を受ける子どもたちと共に生きるハイブリッドニット」を、そして、スタートアップ賞として、Global Vascular株式会社による「世界初 異物反応を抑制する膝下動脈用BioStealth™ステント 日米承認開発と治験」を表彰させていただきました。
 今回、大学や民間企業における、医薬品や医療機器の基礎研究から実用化に至るまでの様々なステージでの取組が、各賞を受賞されました。いずれの事例も極めて革新的なものであり、改めて日本の研究開発力のポテンシャルを実感したところです。
 内閣府としては、国民の皆様が革新的な医療を受けることができるよう、引き続き、医薬品や医療機器の研究開発支援を強力に推進してまいります。

2.質疑応答

(問)昨日、AMED(国立研究開発法人日本医療研究開発機構)と日本製薬工業協会が、革新的創薬を進める取組として、「AND-E」という取組を始めました。大臣としての受け止めをお願いします。
(答)昨日19日に、AMEDの中釜理事長、日本製薬工業協会の宮柱会長、AMED理事長特任補佐で製薬協前会長の上野氏が、共同で記者会見を行い、AMED及び製薬協の連携・協力の取組である「AND-E」について発表があったと、御指摘のとおり承知しております。
 本件は、第3期健康・医療戦略で掲げる実用化志向の研究開発マネジメントの強化を具現化する取組の一つです。具体的には、創薬経験が豊富な企業人材を順次AMEDに受け入れて、優れたシーズの見極めや実用化に向けた創薬研究の立案を共に行い、革新的な創薬につなげることを目指していると聞いております。
 AMEDと製薬協が一体となって、我が国の創薬力強化や創薬エコシステムの構築を目指して連携協定が締結され、具体的な取組が開始されたことは大変喜ばしく、実現に尽力された関係者の皆様に敬意を表したいと思います。
 本取組は、日本成長戦略で掲げる17分野の一つである「創薬・先端医療」の検討に向けても重要な取組であると考えておりまして、内閣府として今後とも必要な支援を行ってまいりたいと思います。
(問)2021年に開始したムーンショット目標8の豪雨抑制研究の一環で、千葉大学などのチームが、今月、富山県で、雲にドライアイスをまく実証実験に臨みました。気象を変える工学的な取組は国内外で歴史があるものの、豪雨の抑制の実験は世界で初の可能性もあるということです。内閣府として、今回の実証実験への御所感と、ムーンショット目標8の研究に期待することを教えてください。
(答)本実証実験は、「ムーンショット研究開発制度」の目標8が取り組む、「2050年までに、激甚化しつつある台風や豪雨を制御し極端風水害の脅威から解放された安全安心な社会を実現」するということに向けた豪雨制御の研究開発プロジェクトの一環で実施されたものと承知をしております。
 本実験は、近年頻発する集中豪雨による被害の軽減を目指し、将来的な降雨・降雪制御の可能性を探るために、今後の本格的な実証実験に向けた予備段階の取組であると聞いています。当初の計画どおりに完了し、今後の研究開発のための貴重な知見やデータの獲得等につながったと聞いています。
 本プロジェクトは、2050年までに集中豪雨被害の軽減に向けた降雨・降雪制御の方法の確立を目指すという、ハイリスク・ハイインパクトで挑戦的な取組でございまして、実現すれば多くの国民の恩恵につながるものであると思います。今回の成果等を活用して、目標達成に向けた取組が一層発展することを期待しています。
(問)総理が、昨日、衆議院の解散を表明されました。大臣の担当である経済安保ですとか、外国人政策、AIなど、多岐にわたりますけれども、そういった分野でどういった点が争点になり、どのような論戦を期待されますでしょうか。
(答)各党が何を主に訴えていくのかであるとか、どういった論戦がということは、政府の立場として、大臣としてコメントすることは差し控えたいと思いますけれども、いずれにしても、私としては、高市内閣の一員として、高市総理からの指示を受けて、今月中を目途に、外国人との秩序ある共生社会の実現に向けた基本的な考え方や取組の方向性、これをお示しするように、今、検討を進めているところでございますし、それ以外のことも含み、担務について、引き続き真摯に、そして謙虚に取り組んでいきたいと考えています。
(問)先週の会見で、レアアース禁輸の経済的損害の関連情報を欲しがっているのは誰かと考えると公にするべきではないとおっしゃいましたが、この誰かというのは中国を指しているんでしょうか。情報を欲しがっているのは、日本企業及びひいては日本国民も、どれぐらいの損害が出るか知りたがっていると思うんですが、民間のシンクタンク等が経済的損害額を推定するのは国益に反するような印象を与えると思うんですが、まず、誰を指しておっしゃったんでしょうか。情報を欲しがっているのは誰かと考えると公にするべきではないという、誰というのは中国のことなんでしょうか。
(答)私は、誰なんですかねと問いかけたと記憶はしているんですけれども。
(問)これは中国を想定しておっしゃったんじゃないんですか。
(答)それは、皆さんの心次第だと思います。
(問)外国人担当大臣として、旧統一教会への高額献金について取り組まないということをおっしゃって、高市総理は関係ないと先週おっしゃいましたが、統一教会の内部文書に高市さんの名前が32回も登場して、ズブズブの関係が疑われている中で、ズブズブの関係の疑いを払拭するにはこの問題も取り組むと、高市さんは言っても不思議ではないと思ったんですが、高市総理から、この問題への言及・指示は全くないという理解でよろしいんでしょうか。
(答)従前より私は所管外だと申し上げておりますし、高市総理は何も関係ありません。
(問)指示も言及も全くないと。
(答)何も関係ありませんと申し上げているとおりでございます。

(以上)