伊東内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和7年9月26日

(令和7年9月26日(金) 13:31~13:42  於:中央合同庁舎8号館1階S101会見室)

1.発言要旨

 
 まず、地方創生について報告いたします。
 この度、「地方創生2.0基本構想」や優良事例について全国的に普及啓発を行い、国民的な機運醸成に繋げることを目的に、全国5ブロックで「地方創生2.0対話フォーラム」を開催することといたしました。
 このフォーラムでは、基本構想などの政策説明に加え、全国各地で地方創生に取り組む方々をお招きしたトークセッションを行う予定であります。
 第一弾といたしまして、来週の9月29日(月)に秋田市において北海道・東北ブロック分の開催を行うこととしており、私も出席する予定であります。
 併せて、地域課題の解決に向けた取組といたしまして、五城目町(ごじょうめまち)の企業移住の促進のための廃校を利用したコワーキングスペース、秋田市の映画制作を通じたクリエイターの育成などの秋田県内の取組も視察する予定であります。
 地方創生に取り組む方々の声をよく伺うとともに、地方創生2.0への関心・理解を高め、地方創生の取組により多くの方が参画いただけるよう、このフォーラムを通じた情報発信を行ってまいりたいと考えております。
 まず、私の冒頭のお話は以上であります。皆さんから御質問あれば、またお受けしたいと思います。

2.質疑応答

(問)万博の話なんですけれども、万博の閉幕が近づくにつれて、未使用チケットがまだ多数残っているという問題が浮上しています。昨日、博覧会協会もチケットの新規の販売終了や当日券への交換など新たな対応を取られているんですけれども、未使用チケットの現状、未使用チケットが最後までになくなるのかどうなのか、そのあたりの認識についてお聞きします。また、払戻しなど更なる対応の可能性というのはあるのかお聞きしたいです。
(答)閉幕まで残り20日足らずとなったところであります。連日、多くの来場者においでいただいておりまして、本当に感謝をしているところであります。
 現在、閉幕まで来場日時の予約枠が概ね埋まっているというお話のとおりでございまして、そういう状況となっております。
 従前より、博覧会協会におきましては、万博の会期が半年間であること、そして来場に予約が必要であること、会期終盤に向けて会場が大変混み合うことが予想されることを、開幕前から周知をし、一貫して、早期の来場予約をお願いしてきたところであります。
 加えまして、来場者数や来場日時の予約枠の動向も踏まえまして、8月18日以降は、チケットの新規購入時には、来場日時の予約も併せて行うよう、システムを変更したところであります。
 その上で、今般、博覧会協会においては、チケットを購入したにもかかわらず、来場予約できない方々の期待に少しでも応えられるようにするために、公式サイトでのチケット販売を9月30日で停止する。また、購入済みの一日券などのチケットが来場予約できず未利用のままとなっている方々を対象に、9月27日から10月12日までの当日券への交換を実施するなどの措置を講じていると発表をしているところであります。
 また、チケットの払戻しについてのお尋ねでありますけれども、半年間、早期の来場予約を繰り返しお願いしてきたこと、元より払い戻しされない旨の同意を得て御購入いただいているということから、払戻しは難しいと認識をいたしているところであります。
(問)総裁選の件で恐縮ですが、総裁選が始まって、伊東大臣、小泉(進次郎・こいずみしんじろう)さんの推薦人になっていらっしゃるかと思うんですけれども、ここまでの総裁選を御覧になってどのように見られているかというのと、また、推薦人になられている小泉さんのどんなところに期待されていらっしゃるのかというのを、もし差し支えなかったら教えてください。
(答)本日のこの会見は閣僚の立場で臨んでいるところでありまして、自民党の総裁選に関して細かなお話をすることは差し控えたいと思います。
 ただ、今、御指摘いただきましたように小泉進次郎さんの推薦人にもなっておりますし、立会演説会にもこの間(あいだ)行ってまいりました。5人の候補、それぞれすばらしい経歴とまた能力実力を持っている方ばかりでありまして、どなたがなっても本当に多くの党員やあるいは国民の皆さんの御期待に応えていただけるものというふうに感じているところであります。
 小泉進次郎候補につきましては、私、2009年の選挙初当選同期の仲間でありまして、16年間すぐそばにいて彼の発言や行動を見てきたところであります。非常に当初、若過ぎるのではないかなど心配の向きもあったところでありますけれども、やはり経験を踏まえ、そしてまたたくさんの皆さんのお考えを聞き、アドバイスを受け、しっかりした候補として今回は戦うことができているのではないかなと思って期待をしているところであります。
(問)大臣、よろしくお願いします。万博のチケットのことについてお伺いします。
 多くの方がまだ予約できない状況で、このままだったら未使用で万博は閉幕してしまうというようなことも懸念されていますが、どれぐらい余っているというふうに把握されているのかということ。
 それから、チケットがかなり余るということになったら売り過ぎ、販売し過ぎという、そういう批判の声も出るかと思うのですが、そのあたりどのような見解をお持ちなのかお聞かせください。
(答)売れなければ売れないでほんとに困る話でありますし、売れたら売れたで売れ過ぎたのではないかという御指摘もいただくところでありますけれども、1日約20万人ちょっとのたくさんの方々が今、会場においでいただいております。
 売出し前から、売出しと同時に予約制であること、あるいはまた後半戦の夏場以降は相当お客さんが混むよ、あるいは入場者が増えますよということを、これまでも何度も言ってきていることでありまして、そういった観点におきましては8月18日(月)以降、皆さんに先ほども御説明しましたけれども新規購入時に、来場日時予約と併せて行うようシステムを変更したところであり、また、未購入で来場を希望される方にも来場機会を提供するために、来場者数や来場日時の予約枠の動向を見ながらチケット販売をこれまでもしてきたところであります。
 今、御指摘のいただいた方々もいらっしゃいますけれども、これまた少しまだ枠がそういう形で残っておりますので頑張っていただきたいなと思います。
 それからまた、企業等々団体で買われて、そして関係者に譲られたあるいは配られた方々もたくさんいらっしゃいまして、その方々が実際どこまで御来場いただけるかまではなかなか正確な予測まではできないというのが実態でありますが、おおむね本当に予想以上の人気と来場者で大変にありがたく思っておりまして、この後は不測の事態、事故などが起きないように最大限注意を払いながらやってまいりたいと思っております。

(以上)