伊東内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和7年8月1日
(令和7年8月1日(金) 10:02~10:09 於:中央合同庁舎8号館1階S101会見室)
1.発言要旨
地方分権改革に関しまして、提案募集に係る関係府省に対する再検討要請について報告いたします。
7月30日(水)に、提案への各府省からの第一次回答に対する「地方からの見解」を、関係府省に送付するとともに、再検討要請を行いました。
政府としては、先般閣議決定をされました「経済財政運営と改革の基本方針2025」及び「地方創生2.0基本構想」において、持続可能な地方行財政に向けて、経由事務の廃止やデジタル技術の活用といった事務の簡素化・効率化を進め、地方分権改革に取り組むことといたしております。
一方で、まだ地方からの提案と関係府省の方向性が合致していない事項もあることから、今朝の閣僚懇談会におきまして、私から各大臣に対し、提案の最大限の実現に向け、強力なリーダーシップを発揮していただくよう、お願いをしたところであります。
年末の対応方針の決定に向けまして、今後さらに、有識者会議における議論や、関係府省との調整等を進めてまいりたいと思います。
2.質疑応答
- (問)大阪・関西万博についてなんですけれども、黒字化のめど、いつ頃立つか、また立ちましたでしょうか。黒字化した場合なんですけれども、その黒字化した収益なんですけれども、国や大阪府や市で、どのように配分して行くお考えか、もしありましたらお願いします。
- (答)大阪・関西万博のチケットの販売枚数につきましては、7月25日時点で1,705万枚となっております。
SNS等で好意的な声に加えまして、再訪意向、また来たいと、こういう声が8割にのぼるなど、引き続き、高い評価をいただいておりまして、多くの方々に御来場いただいていますことに感謝を申し上げる次第であります。この間、関係者の皆さんの御尽力にも本当に感謝を申し上げる次第であります。
運営費の収支につきましては、予測できない事象に対する場合もあることから、御指摘の「黒字化」の目途や黒字になった際の対応については、現段階で予断を持ってコメントすることは差し控えたいと思うところであります。
引き続き、政府としても収支均衡となるように博覧会協会の適正な業務運営を確保していきたいと、このように考えております。 - (問)大臣、何度も万博行かれてますが、黒字になるとそれは御自身としてはある程度予想ができていたんでしょうか。それとも、これは非常に意外なのか。どんなふうに最初からお感じになっていたのか。最初赤字になるだろうと私も思ったんですけれど、どうだったんでしょう、よいニュースではないのでしょうか。
- (答)今もお答えしたとおり黒字になってくれればいいとは思って、もちろんおりますけれども、今からまだあと100日あるわけでありまして、これについてどんな突発的な事柄が起きるかもしれませんし分かりませんので、確たるお話はできないところでありますが、黒字に、もちろんなってくれればいいなという思いは日々持っているところであります。
また協会も、それに向けて大変な努力をしておられると、このように思う次第であります。 - (問)あと、昨日も万博に行っておられたというふうに聞いていまして、それでミクロネシアの大統領と、なかなか和気あいあいで不思議なものを大臣も飲んでいた、というようなお話も伺ったんですけれど、そういう小国との万博外交こういうものについて、これまで幾つもやられていると思いますが、その辺インバウンドも含めまして今後大臣の御感触というか御感想いただきたいんですけれど。
- (答)ミクロネシアも、昨日は大統領以下閣僚も4~5名御同席いただいておりましたし、非常に協力的に推移をしておりまして、本当にたくさんのミクロネシアの皆さん方がおいでになっておられました。
ナショナルデーも満員になるくらいでありまして、その冒頭で民族の儀式のような形のものがありまして、これは大統領が4人の人たちから受け取ったものを口をつけて私によこしたものでありますから、私もちょっと口をつけただけでありまして、飲んだというような大げさなものでは、もちろんなかったわけであります。
儀礼上の問題であるというふうに思っておりました。
(以上)