伊東内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和7年7月8日
(令和7年7月8日(火) 10:30~10:40 於:中央合同庁舎8号館1階S101会見室)
1.発言要旨
冒頭発言なし
2.質疑応答
- (問)万博について2問、質問いたします。13日で開幕から3か月を迎えます。これまでの運営をどう評価し、課題があればどう改善していくのか。また、チケット売上げと入場者数についての受け止めも併せて伺います。
6月以降、暑さが増しておりまして、来場者数が10万人を切る日も出ていますが、そこも含めて会期後半にどう臨んでいきますでしょうか。 - (答)今お話しのとおり、開幕から3か月を迎えておりまして、いよいよ折り返し地点であります。大変多くの皆様に御来場いただいていることに感謝をいたしているところであります。
会期後半に向けまして、暑さ対策、これは今この時期でありますから、暑さ対策は最重要課題の一つでありまして、既に博覧会協会におきまして、適切な救急搬送体制の構築はもちろん、ソフト・ハード両面での対策を講じているところでもあります。
今後も状況に応じて必要な改善が図られるものと承知をいたしております。
また、これまでも、運営上明らかになりました課題を一つ一つ改善し、来場者の満足度を高めてきているところであります。引き続き暑熱対策とあわせて、営業店舗の時間延長をはじめといたしました、暑さの和らぐ夕方や、あるいは夜間の万博の魅力を体感いただく取組を通じまして、来場者の方々に楽しんでいただき、さらなるチケット販売促進につながり、また、来場者数の増加につなげていきたいと考えているところであります。 - (問)今の部分で、チケットの売上げでいうと1,500万枚を超えたところかと思いまして、大臣としては、そこは順調というふうに受け止めていらっしゃいますでしょうか。
- (答)そうですね。関係者の皆様の本当に一生懸命な取組もあり、そして、恐らくパビリオンの中のそれぞれの催物、展示物含めて評価をいただいている結果として評判もよく、来場者も増えてきているのかなという感じがいたしております。
- (問)ありがとうございます。
もう1点が万博と地方創生の関係なんですけれども、関西圏を中心に多くの自治体が出展したり、イベントを開催されていまして、これが地方の魅力発信につながっているとお考えでしょうか。
また、観光や経済波及などの面から現時点でどのような成果が出ていらっしゃいますでしょうか。 - (答)大阪・関西万博につきましては、これまでに例のない規模の国内外からの人流が生まれておりますことから、地域の魅力や地域の未来ビジョンを世界に発信し、地方創生を加速させる絶好の機会というふうに私も認識しているところであります。
万博期間中、意欲のある全国各地の自治体が、関連イベントを開催するなどいたしまして、各地域の食や伝統産業、あるいは文化、自然環境等の魅力を発信していただいております。
私自身も会場に足を運び、自治体による関連イベントも幾つか参加をさせていただきました。おいしいものもたくさん並んでいて魅力的な店舗展開がなされていると。また、地域のPRになっているな、というそんな思いもいたしたところであります。関連イベントも行われておりまして、行くたびに万博会場の大変な盛り上がりを感じているところであります。
また、万博会場への訪問と組み合わせをいたしました地方観光ツアーにつきましてでありますが、これも数多く造成されていると承知しておりまして、関西にとどまらず、万博を機にした地方旅行への関心の高まりも感じているところであります。
引き続き、国内外の多くの方々に御来場いただき、また、逆に万博から各地に訪れるという効果を全国に波及させ、地方創生につなげていきたいと考えております。 - (問)大臣は3か月で都合、万博会場に何回ぐらい行かれて、その中で、今も非常に面白かったと伺いましたけれども、こうやって人気が出てきた背景を、御自身がこの後半も含めて何回ぐらい行きたいとか、思いがあったら率直に伺いたいんですけれども。
- (答)万博会場には、開幕以降でありますけれども、開会日以降、13回訪問をし、時間のある限りたくさんのパビリオンを見学させていただき、話を聞かせていただいているところであります。開幕前も行きましたので、かれこれ16回、もう行っているかなというところであります。
たくさんの国のナショナルデーにも政府代表として出席させていただき、御挨拶をさせていただいたところでありますけれども、それぞれの国が、自分の国のPR、そしてまた、国の元首をはじめとして、国王であり、皇太子であり、首相であり、大統領であり、様々なお立場でありますけれども、その国を代表する国の政府関係機関のトップが万博会場を訪れ御自分の国をPRする、また友好を深めていく、そういう自治体もたくさんあるわけでありますから、そういう自治体を訪れている姿を見て、これが万博のよさの一つだなという、そんな思いをしていたところであります。 - (問)あと、大阪って、おもてなしでもやはり庶民的で、5月に2回ぐらい万博のパビリオンのスタッフを夜に招いたりしまして、大阪で「夜のパビリオン」というのをやっていたりしまして、それが何の目的でやっているのかというと、インバウンドと、日本の夜は安全だというんでしょうか、要するに「まちなか万博」というような言葉で、そういうのをやったりしているんですけれども、そういう取組、民間と一体化したものについて、大臣はどうお考えになるのか。
後半でそういう新しい盛り上がり方をしませんと、大阪の現地で、場所だけでやっているのではなくて、そういうことを含めて何かお考えがあったら伺いたいです。 - (答)私も、16回も行っているものでありますから、たまにはスタッフと一緒にホテルの近所であったり、あるいは盛り場のところで「飯を食うか」と言って、一杯やったりすることはたくさんありました。そして、それぞれの地域で、またお店で万博効果といいますか、たくさんのお客さんがお入りになっているというところも見学をし、やはり大阪のまちの活性化には万博も寄与しているのではないかという、そんな思いをしたところであります。これからもこの勢いが続いてくれればいいなと、そんな思いをしているところであります。
(以上)