伊東内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和7年6月24日

(令和7年6月24日(火) 10:20~10:24  於:中央合同庁舎8号館1階S101会見室)

1.発言要旨

 
 おはようございます。消費者及び食品安全担当大臣として、本日の閣議において承認されました消費者庁の人事案件について報告いたします。
 このたび消費者庁長官の新井(あらい)ゆたかが退職し、その後任に厚生労働省人材開発統括官の堀井奈津子(ほりいなつこ)を充てることといたしました。また、消費者庁次長の吉岡秀弥(よしおかしゅうや)が内閣府に出向となり、その後任に外務省大臣官房審議官の日下部英紀(くさかべひでき)を充てることといたしました。いずれも7月1日付であります。

2.質疑応答

(問)北方領土の問題についてお伺いします。内閣府は本年度、北方領土の返還運動の活性化に向けて、隣接する道内の1市4町と連携して北方領土の効果的な啓発のあり方を検討する有識者会議を立ち上げました。
 先日、有識者会議のメンバーで現地の視察をしたとのことですが、視察の日程や内容、視察を受けてどんな意見が上がったのか教えてください。また、取組に対する地元の期待も大変高いと思いますが、地元出身の大臣としてどのように取組を進めたいか、お考えをお聞かせください。
(答)まず、6月22日、23日に、「北方領土隣接地域における地域一体となった啓発促進策の検討に関する有識者会議」の構成員による現地視察が行われたところであります。
 現地視察では、まず1日目に、納沙布(のさっぷ)岬から北方領土を視察した後、根室(ねむろ)でありますけれども北方館・望郷(ぼうきょう)の家、それに加えて根室市北方領土資料館、北海道立北方四島交流センター(ニ・ホ・ロ)を視察いたしました。また、2日目に、別海(べつかい)北方展望塔、北方領土館、標津(しべつ)サーモン科学館、羅臼(らうす)国後(くなしり)展望塔を視察いたしました。
 視察先では、それぞれ地元自治体をはじめとする関係者の方々から、施設の概要や展示内容などについて、説明を受けたところであります。
 有識者からは、施設の特色、来館者の属性、道東地域の観光客の動向などに関する質問があったと伺っております。
 有識者の皆様には、今回の現地視察の率直な感想を、次回以降の議論につなげていただくことを期待しているところであります。引き続き、地元自治体や関係団体の意見をよく伺いながら、北方領土問題に関する効果的な啓発の在り方等について、しっかり考えてまいりたいと考えております。
 現地視察の詳細につきましては、北方対策本部にお尋ねいただきたいと思います。

(以上)