伊東内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和7年6月20日
(令和7年6月20日(金) 9:17~9:21 於:中央合同庁舎8号館1階S101会見室)
1.発言要旨
おはようございます。沖縄担当大臣として御報告をさせていただきます。
6月23日(月)に、「戦後80年沖縄全戦没者追悼式」に出席をいたします。
一般住民を巻き込んだ苛烈な地上戦が行われ、大変多くの尊い命が奪われた沖縄戦から本年で80年を迎えるところであります。
追悼式への参列に当たりましては、戦没者の御霊(みたま)に対し哀悼の誠を捧げるとともに、沖縄県民が経験された筆舌に尽くし難い苦難を深く心に刻みながら、沖縄の発展と世界の平和に向けて祈念したいと思っております。
日程等の詳細につきましては沖縄担当部局までお尋ねをいただきたいと、このように思うところであります。
2.質疑応答
- (問)万博関係でお伺いさせていただきます。先日、日本館のスタッフが、休憩時間が短くトイレに行けないと4月下旬に訴えていたが聞き入れられず、結局、新聞社からの取材があった5月下旬まで対応されなかったという事態があったというふうに聞いております。
本件に対する受け止めと、日本館スタッフが先日労働組合を結成したとのことですが、スタッフの労働環境改善などについて政府として取り組み、検討していることがあれば教えてください。 - (答)大阪・関西万博の日本政府館におきましてアテンダント業務を担う事業者の一部のスタッフが一昨日(6月18日)に労働組合を結成したとの報告を受けておりまして、昨日(6月19日)、使用者と労働者代表の話合いの場が持たれたというふうにも聞いているところであります。
また、それ以前にも、5月上旬に、スタッフのトイレ利用など職場環境に関する指摘がなされ、その後、協議を重ね、5月下旬には、運用の見直しや周知の改善など、必要な対応が講じられてきたというふうに承知をしているところであります。
大阪・関西万博の運営に当たりましては、運営側のスタッフの皆様も含め、働きやすい環境にあることが重要でありまして、政府といたしましても、関係する事業者に適切な労働環境を確保、また労働法令を遵守するよう求め、引き続き日本政府館の良好な労働環境の準備に注力してまいりたいと考えているところであります。
ちなみに昨日、7回目の万博会場訪問をいたしたところでありまして、たくさんのお客様が入場され、そしてまた本当に暑くなってきている中、入場者の健康管理もそうでありますけれども、もちろんスタッフの皆さんの労働環境ということも意を用いていかなければならないというふうに感じたところでありました。
(以上)