伊東内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和7年5月27日
(令和7年5月27日(火) 10:25~10:34 於:中央合同庁舎8号館1階S101会見室)
1.発言要旨
皆さん、おはようございます。消費者及び食品安全担当大臣として、国民生活センター理事長について、まず御報告いたします。
本日の閣議におきまして、5月31日付で辞職予定の独立行政法人国民生活センター理事長、山田昭典(やまだあきのり)氏の後任といたしまして、前農林水産省経営局長、村井正親(むらいまさちか)氏を6月1日付で任命することが了解されたところであります。
村井氏は、私も副大臣時代も含めて農水関係、委員会等々で御一緒させていただいたところでありますけれども、この1月24日から2月20日まで実施いたしました公募の結果、応募のあった者のうち、外部の有識者から成る選考委員会におきまして、消費者利益の実現の観点から最も適任であるとされたものであります。前農林水産省経営局長、村井正親氏であります。どうぞよろしくお願いいたします。
続きまして、地方創生担当大臣として御報告させていただきます。
地方創生2.0の実現に向け、地方創生の取組を伺い、今後の施策に生かすべく、5月31日(土)、6月1日(日)、土日をかけて熊本県を訪問いたします。
具体的には、熊本市、大津町(おおづまち)、菊陽町(きくようまち)においては、半導体関連産業の集積に伴う関連インフラの整備を含めたまちづくり、人づくり、暮らしづくりの取組、南阿蘇村(みなみあそむら)におきましては、熊本地震からの復興の中での地方創生の取組など、地方創生に係る様々な取組について、お話を伺う予定であります。
現場の視察を通じまして、地方創生に取り組む方々の声をよく伺い、地方創生2.0を進めてまいりたいと考えております。
2.質疑応答
- (問)今、冒頭御説明のありました熊本視察についてお伺いさせてください。今回、地方創生の関係で視察されるということで、熊本を選ばれた意義とか狙いについて、もう少し詳細にお聞かせいただけますでしょうか。
- (答)これまでたくさん私も視察をさせていただきましたけれども、九州にはまだ一度も訪問できていないこと、また、熊本県における産業拠点の形成を図る取組がなされ、また、震災からの復興の中での地方創生の取組など、これらを把握し今後の施策に活かすべく、今回は、熊本県を視察先として選定いたしました。
その意義と狙いにつきましては、熊本県における半導体関連産業の拠点形成を図る様々な取組は、新しい地方経済の創生に繋がる、重要なプロジェクトであると考えております。
内閣府といたしましても、人材育成や関連インフラなどへの支援を行っておりまして、その効果や今後の課題、自治体・企業・大学等との連携の状況などについて伺えることを期待いたしております。
また同時に、熊本地震からの復興の歩みや、その中での地方創生の特色ある取組などについて伺えることも期待をいたしております。
各地の現場をできるだけ訪ねて、地方創生に取り組む方々の声をよく伺うとともに、意欲的な事例、好事例をしっかり見て、地方創生2.0の取組を進めていきたいと考えております。
これはまた同時に、石破総理からの指令でもあります。 - (問)話が変わりまして、万博の関係で伺いたかったんですけれども、万博の開場時間の関係で、今現在、BIE(博覧会国際事務局)のほうから、閉場を1時間後ろ倒しにする考えや、大阪府・市から、飲食物販店の営業時間を延長するような提案が出ているような状況かと思います。
大臣は、昨日ケルケンツェス事務局長とも会談されましたけれども、その場でこういった開業時間について話合いがあったのかというところと、大臣自身、今後、開業時間に関して、どう改善を図るべきとお考えなのか、また、そのために何か検証する考えはあるのか、併せてお伺いします。 - (答)まず、おかげさまで入場者数も日々増えておりまして、最高を記録するなど本当に順調な来場をいただき、関係者の皆様に感謝を申し上げる次第であります。
万博会場におきまして、早めの時間帯のパビリオン予約に来場者が間に合うように、一昨日(25日)より、一定時間早くゲートを開ける取組(アーリーゲートオープン)を開始したものと承知しております。
また、一方で、閉場時間の延長につきましても、御提案があったり御意見があるところでありますけれども、博覧会協会から、交通・物流など、また、労務関係で様々な実務上の課題がある点に加え、各パビリオン、営業施設の合意形成が必要と聞いておりまして、博覧会協会において関係者と可能性も含め(実務的な)議論をしていると承知しているところであります。
いずれにしても、私も相談を受けたところでありますけれども、課題が山積する中でありまして、万博の会場だけの話ではなくて、その他の交通網から何からということに相なるわけであります。
夜間の来場者の増加は重要な課題であるとは認識しておりますが、既に進めている夜間券の入場時間の前倒し等の取組も含め、博覧会協会と協力して効果的な取組を進めていき、来場者を増やしながら満足度も高めていくことができるような対応策が望まれると、このように思っております。 - (問)一点、確認なんですけれども、昨日のケルケンツェスさんとの話合いの中では、こういった開場時間については、何か提案だったり議論になったのかというところだけ確認させてください。
- (答)いや、特にありませんでした。もう恐らく協会等々との様々な話の中で、ある程度、御理解、納得されていたのではないかなと、こう思うところであります。
(以上)