伊東内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和7年4月4日
(令和7年4月4日(金) 9:16~9:21 於:中央合同庁舎8号館1階S101会見室)
1.発言要旨
冒頭発言なし
2.質疑応答
- (問)万博関係でお伺いをさせていただきます。来週から、いよいよ万博開幕ということになりまして、今回の万博にはイスラエルであったり、パレスチナであったり、そしてウクライナであったり、紛争の当事者国も参加しております。国内事情が大変な中で参加してくれる国に対して大臣が思うところがあればというところと、このリングの中に紛争の当事者国が複数参加するということの万博の持つ意義について、改めてお聞かせください。
- (答)もういよいよ10日を切りまして9日となりました。最後の詰めを急いでいるところであります。そうした中で今、お話がありましたように、それぞれ紛争当事者国も含まれているところでありますが、オリンピックもそうでありましたけれども、しかしそうは言え、その国の努力によって一堂に参加する、あるいは世界の人と友好の輪をつなぐことができる、ここにまた一つ万博のよさがあるのではないかと、こう考えているところであります。
「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマとする万博でありまして、ロシアのウクライナ侵略、中東情勢、また、世界がそれ以外のことも含めて様々に対立分断し、内向きになってしまいそうな今であるからこそ、世界から日本に集まり、人類の未来を考えていただくことが大きな意義の一つであると思っております。
世界が新しい日本を発見する大阪・関西万博に来場者の皆様を万全の体制でお迎えできるよう、大阪市、経済界、博覧会協会とも一緒に、国際博覧会条約に基づく「招請国政府」として、最大限の力を尽くしてまいりたいと考えているところであります。 - (問)重ねて、万博の関係でお伺いします。3日にかけて万博のテストランが開かれるかと思うんですけれども、そこには府民の方を含めて約11万人の参加が見込まれているかと思います。現在、万博の前売りのチケットが目標とする1,400万枚に届く可能性がなかなか難しい中で、この機会がある意味、機運醸成の機会になるかと思うのですけれども、どのようにテストランの期間を機運醸成につなげるかというところと、また、テストランは課題出しという意味合いもあるかと思いますけれども、出た課題というのを政府としてもどのように解消していくおつもりなのか、お考えを伺います。
- (答)博覧会協会において実施をいたしますテストランは、開幕に先立って実際に会場を運営することで、改善点などがあれば発見していく、改善点を検討する、更なる改善に進めていくもの、このように認識をしているところであります。
テストランは全体で約11万人の参加が見込まれておりますほか、特に大阪府民・市民については募集人員の約9倍となる35万人から今回応募があったところでありまして、世論の万博への関心の高さが徐々に高まってきていると、このように思う次第でもあります。
今日からでありますけれども、テストランに来場された皆様にはぜひ万博でのリアルな体験を発信していただいて、開幕後には新たな来場者を連れて、再度万博会場へお越しいただきたいと願っているところであります。
博覧会協会も含む運営側も、テストランの結果を踏まえて、準備により安全を期していくものと、このように承知しているところでありまして、政府としてもしっかり対応したいと、こう思っております。 - (問)万博開幕まで残り10日間となりまして、一部の報道で「5か国以上が未完成のまま万博開幕」というような報道も出ているかと思いますけれども、内装も含めて全てのパビリオンの建設が開幕までに間に合うのかというところと、あと、そのために政府がどのような支援を行っていくのか改めて伺えればと思います。
- (答)もう残り僅か9日でありますから、最後の詰めをしているところと、こう思っております。引き続き、このタイトなスケジュールの中で、各国とも開幕まで予断を許さず、政府としても準備を支援していきたいと思いますし、各国のパビリオンも最後の調整を進めているところであろうと、このように思う次第であります。
(以上)