伊東内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和7年3月14日
(令和7年3月14日(金) 15:00~15:11 於:中央合同庁舎8号館1階S101会見室)
1.発言要旨
新しい地方経済・生活環境創生担当大臣及び沖縄担当大臣として、御報告をさせていただきます。
3月15日(土)から翌16日(日)にかけて、長野県及び沖縄県を訪問いたします。
長野県では、第5回新しい地方経済・生活環境創生会議に出席し、沖縄県では、琉球(りゅうきゅう)大学が主催する沖縄健康医療拠点開所式に出席するほか、日本で唯一の航空機整備事業を専門で行っている会社であるMRO Japan(エム・アール・オー・ジャパン)や、首里城(しゅりじょう)を視察する予定となっております。
日程等の詳細につきましては、新地方創生担当部局及び内閣府沖縄担当にお問い合わせをいただきたいと思います。
次に、沖縄担当大臣として御報告いたします。
内閣府が沖縄の魅力を全国に発信することを目的に運営しておりますインターネットサイト「OKINAWA41(おきなわよんじゅういち)」において、昨年(2024年)8月から本年1月まで開催しました「フォトコンテスト」と、「かりゆしウェアテキスタイルデザインコンテスト」の最優秀賞を決定しましたので、発表いたします。
(大臣の隣に掲げられた写真パネルを指さしながら)これが写真コンテストのものですね。まず「フォトコンテスト」の最優秀賞ですが、三重県在住の谷口由依(やぐちゆい)さんが撮影された、タイトル「お姉ちゃん待って」であります。いい写真ですね。
次に「かりゆしウェアテキスタイルデザインコンテスト」の最優秀賞でありますけども、沖縄県在住の吉田海(よしだかい)さんがデザインされた「赤サンゴ」です。
こちらの作品は、海洋環境の保全のため、海洋プラスチックを再生して作られた生地を使用しております。
(写真パネルに代わって掲げられたかりゆしを指さしながら)これは私が選んだものであります。
コンテストの表彰式は、審査員の方々にも御出席をいただき、明日(3月15日(土))沖縄総合事務局で開催いたします。
詳細は、内閣府沖縄担当にお問い合わせをいただきたいと思います。
次に、消費者及び食品安全担当大臣として世界消費者権利デーについて、お知らせします。
毎年3月15日は、国際消費者機構によって定められた世界消費者権利デーです。
国内・国際的な機運を醸成することを目的として、お手元に配布のとおり、私からメッセージを発出いたします。
今年のテーマは、「持続可能なライフスタイルへの公正な移行」です。異常気象の日常化などが脅威となる中、ライフスタイルを変える必要があることなどが指摘されています。
消費者庁では、人や社会、環境に配慮した消費行動であります「エシカル消費」の普及・啓発をより一層促進していくために、有識者による「グリーン志向の消費行動に関するワーキングチーム」を立ち上げ、本年2月に取りまとめを行ったところです。
その中では、環境問題を喫緊の課題として、「自分事(ごと)化」することや、グリーン志向の消費行動が消費者のメリットとなるような形に仕組み化することなど、消費者が環境に配慮した消費行動を積極的に実践するよう促すために、行政や事業者、民間団体等の幅広い主体に必要な視点を示しています。
消費者庁としては、この取りまとめを踏まえ、必要な施策を進めるなど、様々な変化に対応しつつ、実効的な消費者政策に取り組んでまいります。以上であります。
2.質疑応答
- (問)万博に関してです。大阪・関西万博の開幕まで3月13日(木)で1か月となりました。万博には世界各国の要人が集い、交流を重ねますが、一方で現在、世界では、ロシアのウクライナ侵攻や中東の紛争など、様々な紛争や分断が生じています。
世界の平和を進め分断を解消していくという観点から、万博にどのような貢献を期待されているか。また日本は開催国としてどのような役割を果たしていきたいか、お考えを聞かせてください。 - (答)本当に大事なことです。開幕まであと1か月ということになりました。最終段階を迎えて、仕上げを急ピッチで進んでいるところであります。
一昨日(3月12日(水))大阪・関西万博の名誉総裁であります、秋篠宮(あきしののみや)皇嗣殿下と同妃殿下に万博会場に足を運んでいただき、現地を御覧いただいたところであります。
私も同行させていただきましたが、会場の準備も着々と進んでおり、なんとか開幕に間に合うよう、関係者一丸となって取り組んでいるところであります。
「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマとする大阪・関西万博は、ロシアによるウクライナ侵略、緊迫する中東情勢など、世界が対立、分断し内向きになってしまいそうな今、世界から日本に集まり、人類の未来を考えていただくことが大きな意義の一つになっております。
世界が新しい日本を発見する大阪・関西万博に来場者の皆様を万全の体制でお迎えできるよう、大阪府市、経済界、博覧会協会とともに、国際博覧会条約に基づく「招請国政府」として、最大限の力を尽くしてまいりたいと思います。 - (問)関連してお伺いさせていただきます。万博についてでございますが、13日で1年ということで。ただ、チケットの販売枚数は、依然800万枚強ということで、前売りの1400万枚には届いていないような状況になっております。
今の日本全国の機運情勢の状況について、1か月前の今の時点でどうお考えかというところと、これから1か月、開幕までにどのようにここを盛り上げていきたいかというところ、2点お願いいたします。 - (答)関係者挙げて前売り券の発売、販売に全力を尽くしているところであります。前売りの売れ行きも少し良くなってきた雰囲気があるということであります。
どんなものを見ることができるのか、どんな体験ができるのか。こうした情報がまだしっかり行き渡っていないという部分がありまして、最後のPR、もう一踏ん張り頑張らなければと思っているところであります。
万博の魅力、具体的なコンテンツが様々な形で発信されるようになってきております。メディアと連携した様々な企画、あるいはSNS(エスエヌエス、Social Networking Service:ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を積極的に活用した発信、全国でのイベント開催などを通じて、「万博に行けば何が見られるのか、どういう体験ができるのか」といった万博のコンテンツを、参加国あるいは自治体、協会関係者一丸となってPRをしていきたいと考えているところであります。頑張りますので、御協力をよろしくお願いします。 - (問)話題変わりまして、石破首相が衆議院の1期生15人に、商品券10万円分を配っていたことが分かりました。
国会で政治改革を議論しているさなかに、首相自身にこういう政治とカネの問題が浮上したことを、閣僚の1人としてどう考えていらっしゃるか。また大臣御自身は、今回のようにお土産といった名目で商品券を配ったり、または受け取ったりしたことが、これまであるか教えてください。 - (答)昨晩(3月13日(木))、総理が説明されたことは、承知しておりますけれども、それ以上の事実関係の詳細については、承知をしておりませんので、私からお答えすることは差し控えたいと思います。
配ったり受け取ったりしたことはありませんので、これにつきましても、この場で申し上げるのは差し控えたいと思う次第であります。
(以上)