伊東内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和7年1月21日

(令和7年1月21日(火) 11:29~11:33  於:中央合同庁舎8号館1階S101会見室)

1.発言要旨

 
 消費者及び食品安全担当大臣として、恵方巻きのロス削減についてお知らせをいたします。
 今年の節分は、2月2日(日)ですが、近年、節分に向けて数多くのスーパーやコンビニでは、恵方巻きの食品ロスを削減するため、事前予約の受付や、ハーフサイズなどの「食べきりサイズ」の販売に取り組んでいるところであります。
 消費者庁においては、食品ロス削減の観点から農林水産省と連携し、ホームページやあるいはSNS(エスエヌエス、Social Networking Service:ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を通じて、消費者の皆様の恵方巻きの予約購入と食べきりを呼び掛けております。
 背景といたしまして、節分に恵方巻きを食べる風習が全国に広がる一方で、小売店側が欠品をおそれ、恵方巻きを過剰に生産・販売し、売れ残ったものが大量に廃棄されることが、もったいないとして社会問題になったことが挙げられております。
 この問題を受けまして、小売店等では食べきりサイズの販売や予約受付、過去の実績を踏まえた需要に見合った販売など、恵方巻きのロス削減に取り組む店舗が増えてきております。
 恵方巻きの購入を御検討されている消費者の皆様におかれましては、恵方巻きの予約購入や食べきりに努めていただき、恵方巻きのロス削減に御協力いただきながら、節分を愉しんでいただければと思っているところであります。
 次に、地方創生について御報告をいたします。
 1月25日(土)でありますけれども、第3回新しい地方経済・生活環境創生会議を宮城県気仙沼市(けせんぬまし)において開催する予定である旨、先日、お伝えしたところでありますけれども、当日、私も現地で出席することとなりましたので、お知らせをいたします。
 今回の有識者会議は「若者・女性にも選ばれる地方をつくる」を議題として開催をいたします。会議の終了後に、会議に登壇される阿部長商店(あべちょうしょうてん)が経営し、女性活躍に関して先進的な取組を行う南三陸ホテル観洋(みなみさんりくほてるかんよう)を訪問し、お話をお伺いする予定であります。
 詳細は事務方にお尋ねをいただきたいというふうに思います。

2.質疑応答

(問)万博関係でお伺いをさせていただきます。先日、撤退するイランパビリオンの跡地に、能登(のと)地方の伝統漆芸品を展示するとの情報が出ております。この事実関係について、被災地の能登の漆芸品ということですので、大臣がこの点に期待することなどあれば、あわせて教えてください。
(答)この間から、万博において、輪島塗の代表的な作品である輪島塗大型地球儀と、能登の復興や地域の美しさなども感じていただけるような展示を検討中であったと聞いております。
 この地球儀には、対立や分断を越え、他者に思いを巡らすことの意味を世界に向け、伝えていきたいとの願いも込められていると聞いており、万博の理念とも合致します。
 是非、多くの方々に御覧いただき、復興の後押しとなればと考えているところであります。

(以上)