伊東内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和6年12月10日
(令和6年12月10日(火) 8:35~8:40 於:参議院本館3階内閣記者会3)
1.発言要旨
冒頭発言なし
2.質疑応答
- (問)沖縄県の市長会会長として、政府と連携して沖縄振興に関わってきた桑江朝千夫(くわえさちお)沖縄市長が昨日(12月9日(月))亡くなられたのですけれども、大臣の受け止めをお願いいたします。
- (答)私も昨日お聞きしたところであります。沖縄市の桑江朝千夫市長が亡くなられたという訃報に接したところでありまして、謹んで御冥福をお祈り申し上げます。
桑江市長におかれましては、2014年から沖縄市長を務められ、また2021年から沖縄県市長会会長を務められるなど、沖縄の発展に大変御尽力されてきたところであり、これまでの御功績に深く敬意を表するとともに哀悼の誠を捧げたいと、このように思う次第であります。 - (問)地方創生の関係で伺います。新しい地方経済・生活環境創生会議の第2回の会合が明日12月11日(水)に予定されています。1回目の会合では、地方創生の取組を歓迎する声が上がる一方で、「交付金の増額だけでは問題が解決できない」といった声も多数聞かれました。
大臣として、新年度の交付金倍増とあわせて、人材はじめ金銭面にとどまらない新たな支援制度を確立する考えがありますでしょうか。また、明日の2回目の会合について、どのように議論を進めていきたいか。また、年末に取りまとめる「基本的な考え」について、これまでの有識者から出た意見で特に反映させたい考えなどありましたら教えてください。 - (答)これから予算委員会の中でも、総理を含めて、そういう御意見をお聞きするかと思いますけれども、前回の会議、私も最後まで出られなかったのでありますけれども、取組の成果、反省という点につきまして、各委員からお話がございました。人口減少というものをしっかり見据えた政策が重要であるという声をいただくなど、貴重な御意見をたくさんいただいたところであります。
また、11日の会合では、この10年間の情勢変化も踏まえながら、さらに御議論いただくとともに、今後の地方創生策の在り方についても、御意見を伺うことにしているところであります。
総理がおっしゃられるように、成功事例あるいは好事例となっている所を積極的に見て、話を聞いてきてくれというお話をいただいておりましたので、私としても、現場の声を伺いたいという思いで、これまでこのひと月余りの間に、北海道恵庭市(えにわし)の「花のまちづくり」、あるいは千歳市(ちとせし)、これは「ラピダス」があるわけであります。また、神奈川県秦野市(はだのし)の極めて近代経営されている陣屋(じんや)旅館などを伺って、お話を聞いてきたところであります。
先週の土曜日(12月7日)は茨城県の境町(さかいまち)へ伺い、夕方にはRESAS(リーサス、Regional Economy and Society Analyzing System:地域経済分析システム)を活用した「地方創生☆政策アイデアコンテスト」にも出席をさせていただきました。
大変に勉強になりましたし、こうした訪問を通じて、地方創生に対する熱意を持った人づくりやRESASなどの情報支援の重要性を感じたところでもありました。
こうした観点を踏まえながら、今後の支援策の在り方について検討していきたいと考えております。 - (問)万博について、お伺いさせていただきます。先週(12月5日(木))石毛(いしげ)事務総長が、開幕にパビリオン建設が間に合わない可能性について示唆する発言をいたしました。建設の進捗について、建設が間に合うのかというところについて、大臣どう理解しているか、お願いいたします。
- (答)皆さんから御心配いただいているところでありますけれども、参加国は、様々な工夫を凝らした素晴らしいパビリオンを建設しようと全力で今、進めているところであります。パビリオンでは、展示やイベントの内容が続々と明らかになってきておりまして、今後も次々とその内容が発表されていくものと承知をしております。
海外パビリオンの進捗につきましては、現在、全ての国が着工をしており、基本的には開幕に間に合うよう準備を進めているというふうに承知をしているところであります。
他方で、また幾つかの国について、計画どおり内装工事が進まないといったことはあり得ることであり、最後まで予断を持つつもりはありませんが、石毛総長もそうした趣旨での発言だと、このように承知をいたしております。
いずれにいたしましても、政府としては博覧会協会と連携し、各国政府関係者との調整を進め、開幕に間に合うように引き続き支援をしていきたいと、このように思っているところであります。
(以上)