野田内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和4年7月26日

(令和4年7月26日(火) 10:46~10:50  於:中央合同庁舎第8号館1階S106記者会見室)

1.発言要旨


 冒頭発言なし

2.質疑応答

(問)本日、加藤智大死刑囚の死刑が執行されました。加藤死刑囚は公判の中で、犯行に至るまで、社会で自分の居場所を見いだせず孤立を深めていったと様子を語っておりましたが、大臣は孤独・孤立対策担当大臣として、本件への受け止めと、今後の孤立対策への取組についてお伺いできますでしょうか。
(答)まず初めに、この事件によって亡くなられた方々の御冥福と、傷を受けられた方々へのお見舞いを申し上げたいと思います。
 この加藤死刑囚の事件について、個別にお答えすることは差し控えたいと思っています。ただ、私が今お預かりしている孤独・孤立対策は、まだ日は浅いですけれども、携わる日々の中で大変大切なことだということに気付いています。誰にでも起こり得る孤独・孤立が要因となって、様々な悲しい事件や事故につながる可能性はあります。ですから、それらを見落とさずに、また、そういうことになった場合には、しっかりと差し出された手を受け止められる国の体制づくり、これが孤独・孤立対策の仕事だと思います。
 先日も御要望いただいて、そういうときに届く手として「♯9999」の孤独・孤立相談ダイヤルを試行的にスタートさせました。まだ正式な報告は来ていませんけれども、速報の段階では相当皆さんには近付けたのではないかと、応答率も高かったということも報告がありました。
 繰り返しになりますけれども、孤独・孤立というのは個人の感情ではなくて、やはり望まない社会のそういう圧によって苦しんでいる人たちがいるということを、やはり私たちは、この対策の仕事から皆さんに伝えて、そして切り捨てるのではなく支えていく、またはそうならないように予防していく社会をつくっていきたいと願います。

(以上)