野田内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和4年2月1日

(令和4年2月1日(火) 8:46~8:49  於:中央合同庁舎第8号館1階S106記者会見室)

1.発言要旨


 冒頭発言なし

2.質疑応答

(問)少子化担当大臣として、「新型出生前診断」についてお伺いします。国や関連部会などが参加する運営委員会の作業部会が、出生前診断の対象となる妊婦の要件を拡大する案をまとめたということで、事実上、「新型出生前診断」を希望する妊婦全てに門戸を開くような形で今検討されているのですけれども、認定外の美容外科などでの検査を防ぐ狙いがあるとのことですが、一方で人工中絶につながるという倫理的な課題を指摘する声もあります。
 この検討状況について、大臣の受け止めとお考えをお聞かせください。
(答)今の御指摘の報道については承知をしています。現在は日本医学会の「出生前検査認証制度等運営委員会」、こちらにおいてNIPT(母体血を用いた非侵襲的出生前遺伝学的検査)の認証施設や対象者の要件等の取りまとめに向けた議論が行われているものと聞いています。
 これについては、まず学会における専門的な議論や、所管の厚生労働省の取組を見守りたいと思っています。少子化対策担当大臣としては、引き続き関係省庁と連携して、妊娠・出産に関する支援をしっかり進めてまいります。
 個人的には、私も出産をした一人として、出生前というのは様々、血液を採るやり方とか、かつては羊水検査とか、今は超音波とかでいろいろ知り得ることができるのですけれども、私も検査で当事者の一人として非常にお医者様から厳しい御指摘もありましたけれども、いずれにしても個人の判断に委ねるところもあり、また、とにかく学会の方でしっかりと幅広の議論をしていただいて、医学のためではなくて、人が生きるということはどういうことなのかというのも踏まえて慎重に御検討いただければと願っています。

(以上)