野田内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和3年11月19日(夕方)

(令和3年11月19日(金) 17:46~17:51  於:中央合同庁舎第8号館1階エントランス)

1.発言要旨


 こども政策担当大臣として報告します。
 本日、「新たな経済対策」が閣議決定されました。与党にも御尽力いただき、子ども・子育て支援として、子育て世帯に対する給付などの新たな支援策も盛り込むことができました。その中で、私の下で、「こどもに関する政策パッケージ(経済対策関係)」を取りまとめましたので、御報告します。
 少子化の進行や、虐待をはじめとする子供をめぐる様々な課題が深刻さを増しており、これらの喫緊の課題に対し、できることを早急に取り組んでいく必要があります。
 今回の「政策パッケージ」では、結婚・妊娠・出産への支援、新子育て安心プランに基づく保育の受け皿整備など仕事と子育ての両立、子育て世帯への経済的支援や住宅支援、貧困や虐待など困難を抱える子ども・家庭への支援など、前倒しで、補正予算などを通じて、当面実施する施策を取りまとめることができました。
 なお、来年度以降実施・検討する施策については「こども政策の推進に係る有識者会議」における議論も参考にしつつ、今後取りまとめていく予定です。詳細については、部局に尋ねてください。

2.質疑応答

(問)今回初めて政策パッケージをまとめたというところですけれども、大臣として特に力を入れた部分はどちらになりますか。
(答)俗にいう「目玉」ということでしょうけど、私は全部だと思っています。やはり、これだけ広範囲に、速やかに取り組むことができたということが「目玉」であって、そういうふうに私は受け止めています。
(問)「市区町村における家庭・養育環境支援の強化(新規事業のモデル実施)」と書いてあるのですが、具体的にどういう部分になるのでしょうか。
(答)(事務方)厚労省の方で、虐待などへの対応について、今、児童福祉法の改正を検討しておりまして、その前段階としてモデル事業として実施するものと承知しています。
(問)具体的にどういう事業になるのですか。
(答)(事務方)例えば、お困りの子育て家庭にホームヘルパー的にお手伝いをしたり、子育てで悩んでおられる方に、ペアレントトレーニングという呼び方もされますが、親御さんへの支援ですとか、子供の居場所的に、困っているお子さんたちを支援する団体への支援などを行う予定と承知しております。
(問)後ほどブリーフをお願いしていいですか。
(答)後でやりますから。
(問)こども政策パッケージの補正予算に関連していくと思いますけれども、12月にはまた当初予算が控えていると思いますが、当初予算への反映の仕方というのは、また個別に施策を新たにまとめるとか、そういうお考えはあるのでしょうか。
(答)懇談会の様々な取りまとめも受けて、与党それぞれ、いろいろお考えもありますので、しっかりと前に進められるよう取り組みます。
(問)今回の経済対策は55兆円あまりですかね、この中でどのくらいを占めるとか、ざっとでも…
(答)まだまだ言えないですね、ごめんなさい。今、しっかりやっていきますので。きちっと、分かり次第皆さんには御報告します。
(問)この前、指示された段階で、とにかくスピーディーにやっていくものから手をつけるというお話をされましたけど、特にスピーディーさが求められる施策は、大臣から御覧になって何でしょうか。
(答)とりわけ困難を極めている方たちには、しっかりと届けられるよう意識をして取り組んでいきたいと思います。
(問)困難というのは、虐待対策ということですか。
(答)はい。
(問)このデータの一元化というところで、虐待とか貧困のデータを共有したり、一元化するというところには、抵抗があるという声だったり、管理が難しいという、以前から指摘されていた部分があると思うのですけど、この辺の細かい調整とか何か…
(答)様々、賛否の意見があることは分かっていますが、子供たちのへのシームレスな寄り添いというか、必要になってくるであろうと思います。これもまた、詳細については、担当から後で話を少ししていただけると思います。

(以上)