若宮内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和4年7月29日

(令和4年7月29日(金) 10:38~10:45  於:中央合同庁舎第8号館1階S101会議室)

1.発言要旨


 本日、私の方から1点ご報告を申し上げます。国際博覧会担当大臣として報告させていただきます。
 今般ハンガリー、フィジー、モーリシャス、モーリタニアから新たに参加が表明されました。これによりまして、4カ国積み増すことになりまして、2025年大阪・関西万博への参加公表国、これが累計で130となりました。そして8国際機関、これは変わらずでございますが、ということになります。未公表の国も含めますと、参加の目途が立った国の数というのは、目標150カ国のうち、約95%を超える140カ国以上に達しております。引き続き目標の数値を目指すべく、国・機関に参加いただけるように、しっかりと招請活動に努めてまいりたいと、このように考えております。

2.質疑応答

(問)まず、万博の方で、目標の95%に達しているというお話で、現状の大臣の受け止めはいかがでしょうか。
(答)以前から少し申し上げていますが、去年の10月に私がこの役目を仰せつかりました。10月にちょうどドバイの万博が遅れて開催されました。また更には、非常に今もそうですけれども、コロナウイルスの世界的な蔓延という厳しい状況の中で、何とかこの150カ国にかなりもう近づいてきている、実際にはもうほぼ到達間近ではないかなというふうに思っておりますけれども、来られたのは、本当に私どものスタッフをはじめ、各省庁連携しながら、様々な在外公館の方々も含めて、本当に精力的な活動の賜物だというふうに思っております。
 ここまで来られたことに対し、本当に関係各位には私からも改めて感謝を申し上げたいと思います。大阪・関西万博に向けての大前提が、やはり各国のパビリオンになってきますので、これからもちろん準備段階、様々なものが同時並行で進んでいく段階になりますけれども、まずはこの参加招請国の目途が立ってくるということは、非常に重要なことだというふうに考えておりますので、ありがたいなというふうに思っております。
(問)別件なんですけれども、連日報道されています先日の統一教会の関係でお伺いしますが、大臣と統一教会との関わりについて教えてください。
(答)私は、全く関わり合いはございません。ですから、たぶんいろいろな方々が、今報道では見聞きをしておりますけれども、私自身は接触もないし、会合に行ったこともありませんし、何かしらご支援いただいたこともないのが現実でございます。
(問)一方では、他の政治家の方の取材なんかしていると、選挙の時の支援なんかで、どうしても電話かけであったりで積極的に来てくれるので、お願いしてありがたい存在であることは間違いないと言っているような方もいらっしゃったんですけれども、大臣は意識的に宗教だとかとの関わりで気を付けていることというのが、もしありましたら教えてください。
(答)今おっしゃるように、確かに選挙の時というのは、本当に猫の手も借りたいぐらい様々な方々、人手が足りないのは、もう皆さんもおっしゃっているとおりだと思っておりますが、私自身は、やはりある一線はやはり引いた方が良いのかなというふうに思っておりますので、ただどうしても、なかなか分からないところも正直あろうかと思います。最初から面と向かって、私は、かくかくしかじかの団体の一員だというふうにおっしゃっていただければ分かりやすいのですが、そうでない場合というのも、なきにしもあらずかなというふうに思っておりますので、他の方々の報道は、そういうふうに受け止めておりますけれども、私自身の中では、やはりそういうお手伝いいただく中でも、あまり今までお付き合いのない方とか、初めて知り合う方というのは、やはり少しご遠慮させていただいて、私が知る範囲の中で大丈夫だなと思われる方々にお願いをさせていただいているような状況でございますので、今のところそういったことはないかなというふうに思っております。
(問)万博の関係でお伺いしたいんですけれども、現時点で目標の目途も含めて95%、参加招請国が達成ということで、コロナであったり、ドバイ万博が遅れたなど、招請にとってはかなりハードルもあったかなと思うんですが、ここまでかなり順調に来ているように見受けられます。その要因として大臣が考えられるものを、改めて教えていただけますでしょうか。
(答)率直に言って、相当セールスプロモーションを頑張りました。各国への招請はもちろんですが、なかなか確かにコロナの関係もありまして、私自身が実際に外に出ることも、やはりある程度制限を受けたのもありますので、ドバイ万博での現地での招請活動ももちろんそうですけれども、国内にいながらもできるだけ、やはり様々な会談というのは、やはりリモートで会談、あるいは電話だったり、あるいは在京の大使館の方々、大使と直にお話しさせていただいて、様々なアプローチをさせていただき、また相手の国がそれぞれどういう段階で、どういった状況にあるのか、あるいは何をクリアすれば、最終的な招請活動で明らかに公表していただけるのか、というところを、結構条件も含めて様々なメンバーが手探りの中でも分けながら、相当詰める形でどんどん積み上げていけたのかなというふうに思っております。これは本当に一丸となって、チーム一丸となって集めて、皆さま方に正式にご表明いただいた結果だというふうに、私自身は受け止めております。
(問)あと、まだ正式公表に至っていないけれども、内々示という形でなっているところもあるかと思いますが、ドバイ万博終了後からしばらく期間もたった中で、改めてここが正式表明に至るに当たって、どういった部分がハードルになっているというか、どこが解決されればここは正式表明に繋がってくるかというふうにお考えでしょうか。
(答)それぞれ国によって事情が異なってまいります。例えば、国によっては総選挙があって、その後の体制がはっきり決まるまではお返事ができないので待って欲しいですとか、あるいは予算を通す時のその予算の審議というのはどうしても秋になってしまうとか、様々なご事情がございます。そういったご事情については、やはりあまり私どもから性急にしつこく言うのもいかがなものかなと思っておりますので、ある意味では、年内を目途には、この目標の達成にはもう相当数近づくのではないかなと思っております。

(以上)