若宮内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和4年4月19日

(令和4年4月19日(火) 13:44~13:54  於:中央合同庁舎第4号館2階220会議室)

1.発言要旨


 今日は2点、私の方からご報告させていただきます。
 まず、共生社会担当大臣としてご報告を申し上げます。
昨日、4月18日でございますが、経団連及び大学関係者による産学協議会が、インターンシップの見直しの方針を含む報告書を公表いたしました。そこには、インターンシップの整理・類型化、インターンシップで得た学生に関する情報の採用活動への利用条件等の明確化、高度な専門性を有する大学院生向けインターンシップの活用検討の方針などが含まれていると承知いたしております。今回の報告書を踏まえまして、これまでの政府のインターンシップに関する合意、すなわち学生情報は一切活用しないことを速やかに見直すことといたしました。産学協議会の関係者の皆さまには、企業及び学生への周知等の活動に取り組んでいただくこととなります。詳細につきましては、内閣官房再チャレンジ担当までお問合せいただければと思っております。
 続きまして、国際博覧会担当大臣としてご報告申し上げます。これまで累次申し上げてきておりますが、大阪・関西万博への招請活動、これはあらゆる機会を捉えまして、政府一丸となって精力的に進めております。昨日、ノル・アザム駐日マレーシア臨時代理大使の表敬訪問を受けました。マレーシアの参加の公表につきまして、改めてご報告をいただきました。また、今般、アイルランド、ウルグアイ、グアテマラ、コソボからも参加表明があったことをご公表させていただきたいと思います。これによりまして、参加公表国、新たに5カ国を積み増したことになりまして、累計では105の国や地域及び7国際機関が正式に表明されたことになります。引き続き多くの国・機関にご参加をいただけますよう、しっかりと招請活動を進めてまいりたいと、こう考えております。

2.質疑応答

(問)昨日、大臣もプロデューサーの発表の場に来られたかと思いますが、大変難解な、難しい、パッと聞いただけではなかなか理解できないなという感想も個人的には持ったんですが、だからこそ、たぶん会場にて体験しなければ分からないところもあるんだろうなとも思うんですが、大臣の感想を聞かせていただければと思います。
(答)昨日、今おっしゃったように、私、ちょうど3年前のイベントが開かれましたので、8名のプロデューサーの皆さま方の、限られた時間ではありましたけれども、それぞれの発表を私も伺いました。また、私からもごあいさつを皆さま方にも申し上げたところでもございます。やはり今おっしゃられたように、ちょうどやはり個別に一つ一つというのは、どうしても限られた時間であることと、それからまだ、それぞれの皆さま方が、しっかりと確たるところまでは煮詰め切れていない部分もあろうかと思いますので、この時期ですからまだそんなに固まっているとも思えないのですが、方向性とかそういったものについては、やはり私は非常に興味深く、それぞれの方のを拝見させていただいたところでもございます。
 やはりテーマ、これは「いのち」ということで、命をどうしていこうかということの様々な方々が捉えながらのテーマ、非常に興味深く拝見させていただきました。3年後に、この皆さま方がおつくりになる万博、今ご計画をされている建物、あるいは中の展示物、人によっては具体的にお話をされておられた方々もいらっしゃいますけれども、いずれにしましても、いろいろな意味でこれから更に注目を浴びていくことになっていくかと思います。
 まずは何よりも多くの方々に、いったい何が起こるのかな、これから先どうなるのかな、そんな気持ちを皆さま方にお持ちいただければと思っておりますので、この「Join2025」、この考え方の発信をさせていただきながら、随時、また様々な、この8人のプロデューサーの方々のお話のみならず、いろいろな事柄をこの場からも発信できていければなというふうに考えております。
(問)関連して、昨日のイベントのことについてお伺いしたいと思っているんですけれども、このシグネチャーパビリオンというのは、この万博の中でもメインといいますか、一つの目玉になってくるかと思いますけれども、3年というふうに迫ってきている時点で、今後のパビリオンの建設だとか進捗について、分かっていることが、もしお話しできることがあれば聞かせていただければと思いますが、いかがでしょうか。
(答)パビリオンの建設自体は、まだ具体的な工期ですとか、そういったものは確定的なところはどこもまだ決まっていないのが現状でございます。ただ、そうは申しましても、実際に大阪・関西万博、4月から始めるとして、その直前に出来上がっても、展示物、中に入れるものですとか様々ありますから、やはり建物自体は少し前には完成をしていなければならないのではないかなというのが、誰しも考えるところだと思っております。
 それぞれの方々、もちろんこれは外国のパビリオンも含めてですけれども、いろいろ工夫をされてご自分ならでは独自のデザインであったり、あるいはライティングであったり、中の内装であったり、あるいは様々な工夫を凝らされているということであるとしますと、やはり普通の、例えばこういったオフィスビルとかを造るのとは、また少し違った形でのいろいろな手間暇がかかってくるものもあろうかと思いますので、具体的にある程度決まっていければ、どんどんやはり設計を進めていきながら、工事の方もどういったスケジュールでやっていくかということを、徐々に徐々に固めていかなければいけないなと、こう思っています。
(問)インターンシップの関係でちょっと伺いたいんですけれども、そうすると、これまで政府として学生情報は活用しないというふうにしていたことを、もう反対のというか、活用するという方向になるということで、この受け止めと、周知とか、例えば具体的に来年度の採用からやっていくとか、その辺りのスケジュール感があれば教えてください。
(答)今、具体的には現在大学でいきますと、2年生の方が実際に採用活動、あるいは卒業するときの適用になってまいります。今すぐということではございません。
 ですから、まず1年間ぐらいは、いろいろな周知期間であり、これは企業側にとっても、学生側にとってもということになってこようかと思っております。
 今、この岸田内閣におきましては、やはり「人への投資」、これは非常に重点を置いてございますので、何よりもやはり学生の皆さま方、それからまた企業の方々にとっても、その間のマッチングの向上ということは、非常に時宜に適ったものではないかなというふうに考えているところでもございます。
 当然、企業側にしてみても、こういった人材が欲しいな。あるいは学生の方々にとってみますと、この会社、思っていたイメージと、それからまた具体的に実際に中に入ってみて、様々経験をしてみると、また少し外から見ていたのと違う場面というのもあろうかと思いますので、そういった形の誤解がないようにするようなことも含めて、このインターンシップの在り方というのも、採用の在り方も含めて、新しい視点で幅広に考えていければ良いなという観点から、こういった形を取らせていただければなというふうに思っております。
(問)靖国神社への参拝についてなんですが、春の例大祭に合わせて参拝するご予定、お考えはありますでしょうか。
(答)もうすぐかと、たしか21日からでございますので、もう時期だと思いますけれども、個人として適切に判断してまいりたいと、こう思っております。

(以上)