若宮内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和4年4月12日

(令和4年4月12日(火) 9:09~9:15  於:中央合同庁舎第4号館2階220会議室)

1.発言要旨


 本日は特に私の方からはございませんので、ご質問があればお受けしたいと思います。

2.質疑応答

(問)アサリの産地偽装についてお尋ねいたします。
 昨日、熊本県の蒲島知事が訪れて、大臣と面会されて追加の要望もされました。そして、今日からおよそ2カ月ぶりに現地ではアサリの出荷が始まるということなんですけれども、これまで様々な経緯がありましたが、今日という日を迎えて大臣の受け止め、それと食の信頼回復等、再発防止に向けて消費者庁としてどのように取り組んでいくか、今後の姿勢をお願いします。
(答)昨日、今お話がありましたように、このアサリの産地偽装対策に関する追加のご要望を熊本県知事から受け取りました。今般、熊本県からは、この 取締りの徹底、それから書類保存の義務化及び育成アサリの表示義務化についてのご提言をいただいたところでもございます。
 取締りの徹底に関しましては、現在、農林水産省におきまして、都道府県等と連携をいたしまして疑義の解明を行っているものと承知いたしているところでございます。違反行為が明らかになった場合には、実情に即しまして農林水産省と連携いたしまして、厳正なる対処をしてまいりたいと、このように考えているところでございます。
 また、書類保存の義務化、それからまた育成アサリの表示の義務化につきましては、先般この「長いところルール」の適用の厳格化や、育成等に関する根拠書類の保存などにつきまして、盛り込んだ対策を決定いたしたところでもございます。
 まず、こういった対策、具体的にどういった効果があるかということを見極めながら、今後の取組を考えていきたいなと、このように考えております。
(問)大阪・関西万博の開幕まで明日で丸3年となりますが、現時点での課題と大臣の期待、それぞれ教えてください。
(答)いよいよもう3年になるのだなと、まずはそういった気持ちでございますので、気を引き締めて、この3年前から、実際に始まるまで取り組んでいきたいなという気持ちでいっぱいでございます。
 先般、先週の会見でも申し上げましたけれども、ドバイ万博、これは3月31日まで開幕をされてございました。私も実際に現地の方に2度足を運ばせていただきまして、様々な観点から、招請活動はもちろんですけれども、いろいろな場面での運営状態、これもしっかりと見ることができましたので、私どもの方の大阪・関西万博にも活かしていきたいなというふうに思ってございます。
 参加招請国につきましては、先般の記者会見とも重なりますけれども目標150カ国、それから国際機関25の中で、今現在で正式なるご表明をいただいている国が100カ国、それからまた7の国際機関ということでございますので、引き続きいろいろな様々な国際情勢ではございますけれども、全力を尽くしてまいりたいなというふうに考えているところでもございます。
 それから、昨年末にアクションプランのVer.1、これを発表させていただきました。引き続き随時いろいろ計画を鋭意、どういった形で進めていこうか、進捗をさせていただいているところでもございますけれども、この春、恐らく5月頃になるのではないかなというふうに思っておりますけれども、その改定を予定いたしてございます。「未来社会の実験場」の具体化につきまして、こういったものについても、中身の部分についても、しっかりと充実をさせていきたいなというふうに考えているところでもございます。
 またもう一点、機運の醸成というところでございますが、これは先般の会見でも、マスコミの皆さま方にも、大きなお力がありますので、是非良い形でのお披露目をお願い申し上げたところでもございますけれども、公式キャラクターのデザインを発表させていただいたところでもございます。また、この4月18日に2025年大阪関西万博3年前のイベント、これを開催する予定といたしてございます。
 こういった中身では、事業のプロデューサーの方々から各事業の内容を発表していただこうというような予定をいたしているところでもございますので、諸般の様々な事情が許せば、私自身もこれにも参加をしてまいるよう、全国的な機運醸成に繋げてまいりたいなというふうに思っております。
 何よりも、今この大阪・関西万博というのは、大阪の地域だけということではなくて、それからまた、開催期間の半年間ということのみならず、1970年のときにあったように、30年後、50年後に、この日本がどうなっていくのか、あるいはその大きなテーマとしては、世界の中でいろいろな様々な課題解決に向けて、日本の企業が、あるいは日本の団体が、あるいは日本の政府としてどんな取組がいろいろな形で貢献できるのか、これはまた世界の国々の方々とも意見を交わしながら、良い形の、望ましい、新しい時代をつくっていく、いずれにいたしましても、このコロナ禍の中で、コロナの先を見据えた形での新しい時代にどういったあり方があるのかなということを模索しながら、提言できるような場面というのが、この大阪・関西万博の半年間ではないかなと、こう思っておりますので、充実させたものにしていきたいなと、こういう気構えでしっかりと取り組んでまいりたいと思っています。

(以上)