若宮内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和4年3月22日

(令和4年3月22日(火) 8:39~8:45  於:参議院本会議場中庭側)

1.発言要旨


 国際博覧会担当大臣としてご報告を申し上げます。3月18日金曜日から21日月曜日まで、アラブ首長国連邦のドバイを訪問いたしました。UAE政府要人との会談や、ドバイ万博会場での視察、各国への参加招請活動などが行われました。UAE政府要人との会談では、ドバイ首長国のハムダーン皇太子、ドバイ万博政府代表であるナヒヤーン・ビン・ムバラク大臣、あるいはドバイ万博を取り仕切っておられますリーム・アル・ハーシミー国際協力担当大臣と会談し、大阪・関西万博に向けた準備状況を説明申し上げ、ドバイ万博の運営全般について意見交換する中で、同万博が成功裏に開催されたことについても祝意を申し上げたところでございます。また、ドバイ万博での視察では、ホスト国のUAEをはじめ9カ国のパビリオンを訪問させていただきました。参加未発表国につきましては直接働き掛けを行いまして参加招請に努めたほか、各国の特徴あるパビリオンを視察させていただき、大阪・関西万博に向けた具体的なイメージをつかむことができました。このドバイ万博は過去最大級の規模を誇るだけあり、見る者をまさに圧倒する魅力的な万博であったというふうに感じました。コロナウイルスの世界の中で、この広がりの中で、大変ご苦労をされながら着実に運営を進めてきたことにも改めて実感をいたすところでもございます。今回の出張で得られました知見を更に今後の施策に活かしてまいりたいと、このように思っております。
 それからもう1点、同じく国際博覧会担当大臣としてご報告をさせていただきます。本日、大阪・関西万博の「キャラクターデザイン発表会」に参加をいたします。大阪・関西万博の公式キャラクターデザインにつきましては、2025年日本国際博覧会協会におきまして、本日、1,898件の応募作品の中から最優秀作品が決定されます。本日の発表会では、最優秀作品の発表と授賞式を行うほか、キャラクターデザイン選考委員会の座長でもあります原研哉氏、選考委員の中川翔子氏、アンバサダーの松本幸四郎氏にもご参加をいただき、PRを実施いたします。オリンピック・パラリンピックに続きます、国を挙げた国際イベントであります大阪・関西万博まで、来月をもっていよいよ3年となります。キャラクターをきっかけに多くの皆さまに大阪・関西万博を身近に感じていただきたいなと思っております。プレスの皆さま方におかれましても是非とも発表会にもご参加いただき、キャラクターの周知へのご協力をお願い申し上げたく思います。

2.質疑応答

(問)実際にドバイ万博を見られて、デジタルが発達したこの世界で実際に万博をやることに懐疑的な声なんかもあると思うんですけれども、実際に見に行かれて、このデジタルが発達した世の中でやることの意義をどのように感じられましたでしょうか。
(答)まず何よりも、確かに今ご指摘のようにデジタルが発達して、自分のパソコン、あるいはテレビ等でも見られるのではないかなというような向きもあろうかと思いますが、やはり私自身が一番感じましたのは、実際に自らの目で見て体で体験してみて、立体的な空間の演出ですとか、あるいはそのそれぞれの表現をされているものに対してのやはり画面だけでは感じられないものというのがあったのは非常に大きかったなというふうに思っております。
 それから、実際に会場自体を拝見させていただきまして、非常に盛り上がって混んでおりました。そうした中でのやはり人の熱気ですとか、そういった臨場感、あるいは様々な国々の方々と直にやはりお話をさせていただき、どういったところの取組に力を入れているのかとか、あるいは工夫をされているのかというお話向きも伺えたことというのはやはり大きいなと思いますので、確かに今コロナ禍の中でデジタル化、あるいはリモート、そういった形のスタイルが増えてきてはおりますけれども、実際に自分の目で見て、肌で感じて、耳で聞いてというところは、なかなかやはり実際の場面に行かないと感じられないのではないかなというふうに私自身は深く思いましたので、その辺りはやはり大阪・関西万博におきましても、バーチャルの空間と、それからまたリアルの空間と、それを直に上手に演出できるような工夫を捉まえていきたいなというふうに感じました。
(問)Twitterなんかを拝見すると、各国の要人とも、先ほどお話もありましたけれども、会談されていたと思うんですが、参加国だったり、タイプAだったり、何か進展というのはありましたでしょうか。
(答)やはり現在あちらで工夫されていることと、それからまたご興味を非常に持たれているところのポイントというのが実際にお話をさせていただいて、やはり感じるところもありますし、それからまた、私どもの今度の大阪・関西万博で、こういった点は更にまた活かせるのではないかなというふうに私自身が気付かされたところもございますので、そういったところはやはり直に会ってお話をさせていただく中で、いろいろ今回お伺いできて良かったなというふうに感じております。
(問)すぐに数の積み増しというのはないけれども、今後に繋がったかなという。
(答)そうですね。具体的にはやはりかなり前向きに進展をしているなという形は受け止めました。もちろんすぐ万博の会場その場でご表明ということはなかなか難しいかと思います。これは政府のご判断ということになってまいりますので、正式なる確たる手続きを取ってからの発表ということになってくると思いますが、そのかなり前向きなステップの階段を上がることができているのではないかなというふうに受け止めております。

(以上)