若宮内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和4年2月4日

(令和4年2月4日(金) 12:21~12:29  於:中央合同庁舎第4号館2階220会議室)

1.発言要旨


 デジタル田園都市国家構想担当大臣としてご報告申し上げます。
 本日、第3回デジタル田園都市国家構想実現会議を開催いたしました。本会議は、11月の立ち上げ以来、2回にわたりまして、岸田総理を議長とし、開催しまして検討を進めてまいりました。今回を含めまして、今後数回は私と牧島デジタル担当大臣が共同議長を務め、月1回程度で、より具体的なテーマに係る検討を進めてまいりたいというふうに考えてございます。
 本日の会議では、「デジタル人材の育成・確保、誰一人取り残されない取組について」をテーマにいたしまして、北九州市の北橋健治市長から、モデル的な取組として、「北九州市におけるデジタル人材育成の取組」に係るプレゼンテーションをいただいたほか、4名の委員からもプレゼンテーションをいただきました。途中、私自身は国会対応で中座をいたしましたが、続く意見交換会でも示唆に富むご意見をいただいたというふうに伺っております。構想の実現に向けまして、議論が一層深まったというふうに感じております。
 今後、更に本会議の中で議論を行いまして、この春には具体的な構想を取りまとめたいと、このように考えております。
 詳細につきましては、後ほど事務方の方からブリーフィングを行わせていただきますので、そちらの方でお尋ねをいただければと思います。

2.質疑応答

(問)ドバイ万博についてお伺いさせていただきます。
 国内では、新型コロナウイルスの感染拡大がいまだに続いている状況ではありますが、今後のご出張について現時点でどのようにお考えになっていらっしゃるかということ、あと、もし現地の方にご訪問できた場合なんですけれども、そこでどのようなところをご視察されたいか、お考えをお聞かせいただきたいと思います。
(答)まず最初の方のご質問ですけれども、ドバイ万博、これ10月から3月31日までということで、残り時間的には確かにおっしゃるとおりだいぶ限られた時間になってきたかと思います。私自身といたしましては、何とか訪問したいなというふうに思っているところではありますが、ご承知のとおりこのコロナの状況、あるいは全体的な国会日程など、様々な状況が許せば何とか訪問したいというふうに考えているところでもございます。
 また、後段のどういったところを見てみたいかということでございますけれども、具体的なところまでまだ事細かには調べてはいないのですけれども、まず開催国であるUAEの国の中の展示、それからまた、日本も出展をいたしておりますので日本館についてもそうです。それから、やはりこの大阪・関西万博の1つ前の博覧会ということでございますので、全体的な方向性ですとか、あるいは取組方とか、様々な運営の仕方、この全体像を把握できればなというふうに思っているところでございます。
(問)熊本県産アサリの産地偽造についてお伺いします。
 国内に流通しているほとんどの熊本県産アサリが、食品表示法を満たさないレベルで外国産が混入しているということで、大きな問題となっているんですけれども、まず大臣のこの問題についての受け止めと、消費者庁として今後どのようにこうした問題の再発防止、実態解明に動いていくのかということを教えてください。
(答)各皆さま方、新聞でも取り上げられておりますけれども、このアサリの産地偽装に関して、これは私自身といたしましても、消費者の信頼を揺るがす極めて深刻な問題というふうに認識をいたしております。
 2月1日に農林水産大臣から、農林水産省が実施をいたしましたこの実態調査において確認をされた疑義について、その疑義の解明を行い、そして不適正な行為を確認した場合には、われわれも関係機関と連絡を取りながら厳正に対応するという旨の発言があったというふうに承知をいたしているところでもございます。
 また、アサリの産地表示の適正化の推進のために、消費者庁といたしましては、同じく2月1日に農林水産省と連名で、関係事業者・団体等に対しまして、アサリの取扱い時には、産地伝達の確認の徹底などを求める通知を発出したところでもございます。この通知を踏まえまして、都道府県監視担当部局に対しましても、アサリの産地表示に係る監視・指導を徹底するよう求める通知も発出をさせていただきました。
 また今後、農林水産省によりますこの疑義の解明の状況、または流通の実態、そしてまた熊本県によるアサリの出荷停止要請等も踏まえまして、関係省庁で情報を共有しながら、表示の適正化に向けて、できることをやっていきたいというふうに考えているところでもございます。
 いずれにいたしましても、確たるところの調査、これが終わったところで、そういった対処が必要であれば、きちんとした形で消費者庁としても取り組ませていただきたいと、このように考えてございます。
(問)もう一点、食品表示法について、育った期間が長いところを産地と呼んでも良いというルールが今回の偽装の抜け道になっていたのではないかというふうに熊本県の方で知事なんかがおっしゃっていて、ルールの見直しを要請したいというようなご発言もあるんですけれども、そのことについては如何お考えですか。
(答)熊本県によりますこの産地の表示に係るルールの見直しのご要望、これは、現在のルールの下で表示違反を見つけるのが、実際のところ非常に難しいということを背景にしているのではないかなというふうに理解をしているところでもございます。
 いずれにいたしましても、どういった形になるか、この辺農林水産省の疑義解明の状況をしっかりと見守った上で、また更に流通の実態、これも大事なポイントだと思っておりますので、どういった形でこの表示の偽装を防げるかという観点から、私どもとしても必要な取組をしっかりと取り組んでいきたいと思っております。
(問)このことに関してなんですけれども、熊本県の方から具体的な要請や申し入れというのは、もう消費者庁に届いているんでしょうか。
(答)いや、まだ届いていないです。

(以上)