若宮内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和4年2月1日

(令和4年2月1日(火) 9:08~9:13  於:中央合同庁舎第4号館2階220会議室)

1.発言要旨


 本日は特に私の方からはございませんので、ご質問をお受けしたいと思います。

2.質疑応答

(問)先週、万博の関係府省庁連絡会議が行われたと思うんですけれども、大臣が注目した議論などあれば教えてください。
(答)先般、今お話しありましたように、関係府省庁全体の連絡会議を開催させていただきました。これは大阪・関西万博の未来社会の実験場の具体化ということで、前に進めていきたいなというふうな形で開催させていただきました。各省から、モビリティに関して、あるいはエネルギーや環境に関して、またデジタルに関して、また多岐にわたる分野についての現在の検討状況等、今後の対応について、いろいろ報告があったところでございます。
 また、冒頭でもその会議の中で申し上げたのですが、12月に取りまとめました「アクションプラン」、この次の改定に向けても、様々な形で各施策について具体的な作業工程、これはスケジュール感を落とし込んだ上で、いろいろなご提案をきちんと出していただければというふうな形でお話をさせていただきました。
 更に、昨今、技術革新のスピードが非常に速いご時世ですから、そういった意味では、幅広い視点で、より一層積極的な対応、随時アップグレードされたようなものを、どんどん取り込んでいくような形で進めていただきたいということをお話させていただきました。
 特に会議の中で、もちろん皆様方から一生懸命取り組んでいらっしゃる内容についてのご報告をいただいたのですが、私自身がやはり、これは皆様方に前からお話ししていますように70年の万博の時に、自分自身が感じたのは、やはり携帯電話ですとか、あるいはリニアモーターカーですとか、電気自動車ですとか、ロボットとか、本当にこれが現実のものになれば素晴らしいなというふうに感じていたのは、その小さい頃だったのですが、実際、例えば携帯電話などを見てみますと、では日本の電機メーカーが世界の中で、マーケットシェアをきちんと押さえることができているのかというと、少し疑問なところがございます。アメリカですとか韓国、中国、あるいは北欧の企業がかなりのシェアを収めていますから、この大阪・関西のこの今回の万博もそうなのですけれども、この万博を契機に、実際にいろいろな新しい技術、それからまた新しいアイデア、こういったものが出てきたところを、更にビジネス展開をする絶好のチャンスだというふうに私は思っておりまして、単に万博というのは、半年間ほどの期間、そこに多くの方が集う。あるいはその驚きや喜びを感じていただくのみならず、各日本のこの産業界が、その後の50年後に向けての新しい一歩を踏み出して、また世界に向けた日本の技術はこれだけ進んでいるのだなと、これは是非自分たちの国にも導入して欲しいなと、そんなふうに思っていただけるような万博になっていかなければいけないのではないかなと、ひいては日本の総合力、あるいは産業力、これの強化に繋がっていくことの良いスタートラインになればなというふうに思っておりますので、これは関係各府省庁の皆様方、そしてまた関連する団体やその企業のそれぞれの会社に対しても、いろいろなこと、アイデアがあれば、やはり広く吸い上げて、それを具体化して出していくというような形のお話をさせていただいているところでございます。

(以上)