若宮内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和4年1月18日

(令和4年1月18日(火) 10:35~10:40  於:中央合同庁舎第4号館2階共用220会議室)

1.発言要旨


 本日は、消費者及び食品安全担当の大臣としてご報告をさせていただきます。お手元にお配りをいたしました資料のとおり、「令和3年度消費者志向経営優良事例表彰」を選定いたしましたので、お知らせさせていただきます。消費者志向経営は「消費者」と「共創・協働」して「社会価値」を向上させる経営であり、消費者庁ではその普及・推進を図るため、特に優れた取組を表彰しています。今年度の大臣表彰は、ベビー用品メーカーのピジョン株式会社に授与することといたしました。母親や乳児などの消費者ニーズを積極的に収集し、他社と差別化した商品開発に繋げている点、あるいは本社内に「母乳バンク」を開設し、小さく産まれた新生児の命を守るための活動を行うなど、社会課題の解決に積極的に取り組んでいる点を評価させていただきました。このような優れた取組を広め、今後も消費者志向経営を力強く推進してまいりたいと思っております。
 それからもう一点、これもやはり同じく消費者及び食品安全担当大臣としてご報告をさせていただきます。本年4月からの成年年齢の引下げに向けました周知啓発の一貫として、消費者庁では、動画投稿イベント「18歳から大人!ゆりやんとつくるラップ動画チャレンジ」を実施し、450件を超える応募があったところでございます。本イベントの応募促進にご協力をいただきました女性アイドルのグループNMB48の梅山恋和さん及び本郷柚巴さんの2人に、本日お越しいただくことになりました。梅山さんと本郷さんの2人は、まさに18歳と19歳ということで、成年年齢引下げに伴い4月から新成人となります。大人になることについて、当事者の率直な声を伺うとともに、成年年齢引下げのPRにご協力をいただきたいと考えているところでございます。

2.質疑応答

(問)冒頭あった成年年齢の啓発の件なんですけれども、動画投稿、なかなか大変だと思うんですけれども、450件を超える応募があったということで、結構盛り上がっているのかなと思ったんですけれども、大臣はもう動画とかをご覧になられたんですか。もしご覧になっていたら、ちょっと感想を伺いたかったんですけれども。
(答)いや、残念ながらまだ拝見しておりませんので、これから拝見していきたいと思っています。
(問)昨日、通常国会が始まりましたけれど、消費者庁はこの国会に消費者契約法及び消費者裁判手続特例法の改正案をまとめて提出すると。論点も多くて、1つの法案として提出するので、議論もなかなか大変そうかなと思っているんですけれども、大臣としての意気込み等、率直にお伺いできればと思います。
(答)今ご指摘ございましたけれども、消費者庁といたしましては、消費者契約法及び消費者裁判手続特例法の改正法案、この提出に向けまして、今準備を進めているところでございます。具体的な内容につきましては、様々なご意見も踏まえながら、検討させていただいているところでございますけれども、何よりも消費者被害の防止、そしてまた被害救済の強化、これが一番の大事なポイントだと思っておりますので、引き続きしっかりと検討を進めてまいりたいというふうに思っています。
 また、全般的な話ということでございますので、施政方針演説にも総理からも言及されました。また、先ほどお話もさせていただきましたけれども、本年4月の成年年齢の引下げ、こういったもののタイミングを見据えまして、この教育あるいは広報啓発、厳正な法執行等を行い、若者の消費者被害、これもしっかり防止に向けて取り組んでいきたいと、こんなふうに考えているところでございます。

(以上)