若宮内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和3年12月24日

(令和3年12月24日(金) 11:32~11:37  於:中央合同庁舎第4号館4階共用408会議室)

1.発言要旨


 今日は私の方から何点か申し上げさせていただきたいと思います。
 まず、消費者及び食品安全担当の大臣としてご報告をさせていただきます。本日の閣議におきまして、特定商取引法等改正法の主要部分の施行に向けた整備政令等が決定いたしました。整備政令では、改正法で拡充された業務停止命令の対象範囲といたしまして、違反事業者の関連会社等の範囲などを規定しています。また、改正法の施行期日は、一部を除いて令和4年6月1日といたしました。今後、改正法の施行に向けまして、消費者及び事業者に対する周知・啓発に努めるとともに、法違反行為に対しましては厳正に対処し、消費者被害の防止に全力で取り組んでまいります。また、改正公益通報者保護法の施行期日、これは令和4年6月1日と定める政令等につきましても閣議決定がされました。今後、事業者等に対する積極的な周知に努めてまいりたいと思います。
 続きまして、交通安全対策担当の大臣としてご報告をさせていただきます。本日の閣議後に、第3回交通安全対策に関する関係閣僚会議を開催いたしました。本年8月4日に決定した「通学路等における交通安全の確保及び飲酒運転の根絶に係る緊急対策」に基づく主な施策の進捗状況についてご報告を行いました。私からは、全国の小学校を対象に通学路の点検を行った結果、令和3年10月末時点で約7万2,000に上る対策が必要な箇所があるなど、こういったポイントを報告させていただきました。総理からは、この必要箇所について、令和5年度末までに概ね完了できるように取組を進める旨のご発言がございました。また、交通安全対策担当の大臣である私に対しましては、緊急対策の進捗情報をしっかり管理するよう指示があり、私から関係閣僚の皆さま方に対しましても、重ねて緊急対策を迅速かつ着実に進めるようお願いをいたしたところでもございます。なお、詳細につきましては、この後、記者ブリーフィングを開催する予定がありますので、そちらでお尋ねいただければと思います。
 続きまして、デジタル田園都市国家構想担当の大臣としてご報告をさせていただきます。本日、12月24日金曜日でございますが、千葉県の柏市に出張いたします。柏の葉スマートシティの取組を視察する予定でございます。AIなどの新技術とデータを活用して、「環境共生」「新産業創造」「健康長寿」、この3つのテーマの追求に取り組む柏の葉スマートシティの視察を通じまして、今後のデジタル田園都市国家構想の実現に資するデジタル技術の実装の先進的な事例の把握に努めてまいりたいと、このように考えているところでございます。

2.質疑応答

(問)冒頭発言のありました改正特定商取引法等の閣議決定についてお伺いします。法律に違反する会社の対象を広く捉えるということだと思うんですけれども、どんな効果を期待したいかということを一言いただければと思います。
(答)まず、やはりこの対象の幅が少し広がるということで、特定商取引法及び各法の業務停止命令の範囲が拡充をされたということは、これは非常に大きなポイントではないかなと思っております。
 この対象範囲に関しまして、具体的には、例えば違反事業者の親会社ですとか、あるいは子会社ですとか、あるいは関係会社、こういった形を規定してございます。ですから、そういったところまで範囲が及ぶというポイントは非常に大きいのではないかなというふうに考えております。

3.資産公開に関する質疑応答

(問)なし
(答)なし

(以上)