西村内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和3年2月5日

(令和3年2月5日(金) 8:39~8:44  於:参議院議員食堂)

1.発言要旨

 まず、今日、閣僚懇におきまして私から全大臣に対して、緊急事態宣言が延長されましたので、そのことに伴いまして所管の関係団体、あるいは地方自治体とも連携して、是非、感染防止対策の諸般の取組の徹底を改めてお願いいたしました。
 それから、私の関係で、全世代型社会保障の関係ですけれども、後期高齢者の窓口負担の見直しなども今日、法律案の閣議決定がございました。
 それから、成長戦略の関係で、産業競争力強化法等の改正案について閣議決定がありました。これは、デジタルトランスフォーメーション、デジタル化、カーボンニュートラル、そうしたものを取り組むための税制改正などが盛り込まれたものであります。
 それから、全国の感染状況につきましては、全体的に新規陽性者の報告数は減少してきています。先週・今週比で言いますと、0.7前後で、どの地域も推移してきている、陽性率も下がってきている傾向にあります。ただ、若い層、若年層の感染者の報告数は減少してきていますけれども、他方で高齢者の感染がまだ減少が見られていないところでありまして、特に高齢者施設、それから会食、家庭内のパーティーのようなものも含めて感染が見られます。高齢者施設への重点的な検査、これを厚労省を中心に行っていくことにしておりますし、若い層はもちろん引き続き対策をとっていただきたいですけれども、中高年の方々にも、改めて感染防止策の徹底をお願いしたいと思います。
 それから、病床は引き続き逼迫しています。御案内のとおり、新規陽性者の報告数は減っても、入院者の数、あるいは重症者数は増えてきますので、遅れてきますので、引き続き警戒が必要な状況が続いています。厚労省を中心に、都道府県と連携して病床の確保に引き続き全力を挙げているところであります。
 それから、緊急事態宣言を引き続き継続している地域においては、テレワークも、もう何度となく経済界にお願いしてきていますけれども、まだ朝の乗客数で見ますと、首都圏は4割前後、関西圏は3割前後ですので、もう一段の取組を是非、お願いしたいと思います。
 それから、変異株の感染も散発的に見られておりますけれども、神奈川の例も、アフリカからの帰国者とその濃厚接触と聞いておりますので、現時点で面的な広がりは見られないものと思いますが、引き続きモニタリングを強化しているところであります。
 感染研の開発したPCR検査で変異株も検出できるものについて各地に配布しているところと聞いておりますので、PCR検査で陽性の中でそこで分かりますし、さらに遺伝子解析をする分は感染研に送ってもらって解析するということで、引き続きモニタリング、監視の強化をしていきたいと思っております。継続していきたいと思っております。
 私から以上です。

(以上)