河野内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和3年1月27日

(令和3年1月27日(水) 20:11~20:19  於:中央合同庁舎第8号館1階エントランスホール)

1.発言要旨


 冒頭発言なし

2.質疑応答

(問)立谷市長、全国市長会がいらっしゃっていましたが、どういったお話をされたのか、まずお聞かせいただけますでしょうか。
(答)市長会の方で様々なアンケートを取っていただいたり、ワクチン接種に向けて、それぞれの自治体が抱えている、直面している問題点をいろいろ調べてくれております。今日は、そうしたことについて意見交換をさせていただきました。
(問)今回導入する新たなシステムについて、まずはワクチン接種の体制を作るのが優先であって、それ以上負担があっては困るという懸念の声も相当あるというふうに伝えたと先ほどおっしゃっていましたけども、そういった懸念についてどういうふうに応えていこうとお考えでしょうか。
(答)まず、自治体に国のやろうとしているシステムの説明をしっかりしていきたいと思っております。リアルタイムで情報を取ったり、ワクチンの勧奨のための情報を取ったりということは、自治体でも必要になってくると思いますので、国がやろうとしているシステムのことをまずきちんとご理解いただいた上で、自治体に追加の負担が出ないようにしっかり対応していきたいと思います。
(問)もう一点、今日、川崎市でシミュレーションのような訓練がありました。様々な課題があったと思いますけれども、大臣も御報告を受けられたと思いますが、何がその課題で、今後それをどのように乗り越えて全国に展開していこうというふうにお考えでしょうか。
(答)問診のところで時間がかかったというような話もございました。やってみてわかることというのがこれからいろいろ出てくると思いますので、先行事例を自治体に紹介する、あるいは今日も動画を撮っていたと思いますけれども、今日の情報などもなるべく早いうちに自治体に共有して、計画を作る参考にしていただきたいと思っております。
 今日は市長会、それからその前に知事会の関係者の皆様とも意見交換をしましたが、高齢者のワクチン接種が早くても4月1日以降になるということをお伝えいたしましたので、自治体にはそのような日程感で準備をしていただきたいと思っております。
(問)今の高齢者が早くても4月1日以降になるというのは、何をもってそういうふうに判断されたんでしょうか。
(答)自治体が3月の様々な公共施設を押さえているというところもありますので、ワクチンの供給スケジュールがなかなか固まらないところで、正確なスケジュールをお伝えするのは難しいのですけれども、医療従事者の数、それから、今、ファイザー社とやりとりをしている状況に鑑みて、最短でも4月1日からの接種開始ということになりますということをお知らせしました。
 なるべく前広にスケジュール感を自治体と共有していく方が自治体の準備にもメリットがあると思いましたので、3月中に医療従事者が全部終われるかどうか、それはまた、ワクチンの供給スケジュール、あるいは体制にも関わってきますが、高齢者のワクチン接種のスタートは4月からということで、自治体と共有して準備をスタートしていきたいと思います。
(問)今のことに関連して、先日、大臣の方から、2か月と3週間というタイムスケジュールの設定があったかと思います。今、おっしゃられたように、少なくとも4月1日から開始という部分と、この2か月と3週間、これを合わせると、だいたいのこの時期までに高齢者接種を終えたいという時期が見えてくるかと思います。その点改めてお聞かせください。
(答)4月1日にスタートして、4月、5月、2か月と3週間ということになると6月の第三週ということになりますが、2か月と3週間というのは、これは自治体の大きさですとか、それぞれの自治体のお医者様の数とか、いろんなところで動くものだと思いますので、これを目標に計画を作っていただきたいと思っておりますけれども、そこはもう自治体の状況次第だと思います。
 それから4月1日というのも供給スケジュールがそこで確定しているわけではありません。早くても4月1日からということで、3月に施設を押さえたりする必要はないということを申し上げたかったのと、接種券を送り出すスケジュールにも影響が出てくると思いましたので、なるべく情報を早く共有していきたいということで、今日そういうことをお伝えいたしました。
(問)関連で、6月第3週までと仮に設定すると、その後基礎疾患のある方々の接種を終えて、国民の大多数、いわゆる一般の方々の接種というのはおよそどれぐらいの開始時期になると大臣はお考えでしょうか。
(答)そこはまだわかりません。そこはワクチンの供給スケジュールとの兼ね合いというのもありますし、それぞれの自治体の体制というところもあると思いますので、今のところ4月1日を目途に計画してくださいということで、確定するのは、供給スケジュール次第ということになります。
(問)少なくとも2か月と3週間の間に、一般の方の接種が始まることはないという理解で良いのでしょうか。
(答)高齢者の接種の次に基礎疾患のある方、あるいは高齢者の施設に従事している方の接種というのがあります。2か月と3週間よりも早く終わるということもあるのかもしれませんから、ここは全くないということは申し上げませんけれども、今のところはそういうスケジュール感でとにかく準備を進めてくださいということです。
(問)今のお話なんですけれども、つい先日、自治体向けに行われた説明会では、高齢者向けは早ければ3月下旬にもというような説明があったかと思うんですけれども、この数日間の間で、どういう事情で4月1日に。
(答)図表がそうなっていたのかも知れませんが、今日、4月からということをお伝えいたしました。
(問)差し支えなければ、今日、知事会のどういう方とお会いになって、それを伝えたんでしょうか。
(答)今日は、飯泉知事、平井知事、黒岩知事、西脇知事です。
(問)オンラインですか。
(答)オンラインです。
(問)確認ですが、4月1日からという言い方と4月1日以降、要は年度が変わった4月1日からいける目途が高いから4月1日からということをおっしゃっているのでしょうか。
(答)3月中にはないという意味で、早くて4月1日からと申し上げています。3月中にはないということです。
(問)年度初めにはいけるという話ではなくて、3月中にやることはできないと。
(答)3月中はないということです。

(以上)