河野内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和2年9月29日

(令和2年9月29日(火) 11:05~11:15  於:中央合同庁舎第8号館1階S106記者会見室)

1.発言要旨


 冒頭発言なし

2.質疑応答

(問)先週金曜日に開かれた規制改革推進会議の会合で、放送をめぐる規制改革に関して検討スケジュールを示した文化庁に対して、河野大臣が「やる気がないなら担当部署を変える」と発言したと一部報道で出ているんですけれども、それに対する事実関係と、今後、規制改革推進会議をどう進めていくか、お考えをお聞かせいただけますでしょうか。
(答)金曜日のテーマに関しては、文化庁でしっかり進めてくれると思っております。
 規制改革推進会議につきましては、年に1回の取りまとめということではなく、様々なテーマを取り上げていただいて、なるべくぱっぱっと物事を前に進められるようにしていきたいと思っております。
(問)一部報道で、沖縄県の名護市にある名護東道路をさらに北の方に延ばして、本部町まで延ばすというような報道が週末あったんですけれども、現状、何か事実関係について、大臣が把握されていたらお願いしてもいいですか。
(答)御要望はあるのだろうと思いますが、今の時点で特に何か決まったことはないというのが、私の認識でございます。
(問)北方領土視察の関連でお伺いします。大臣は、視察先の根室市で、SNSを使った啓発活動に力を入れると表明されました。公式キャラクターのエリカちゃんの活用も含めて、今後、どんな発信の仕方を考えているか、お考えをお聞かせください。
(答)Twitterですとか、あるいはYouTubeでそれなりに影響力のある方を起用していきたいと事務方は考えているようでございます。
 エリカちゃんのTwitterのアカウントを私もフォローさせていただきまして、リツイートもしました。少しフォロワーは増えたのではないかと思います。
どういうやり方がいいのか、これからしっかり考えていきたいと思っておりますが、TwitterやYouTubeでインフルエンサーと言われているような人たちに御協力をいただくというのは、良いアイデアだと思っております。
(問)中曽根元首相の合同葬で9,600万円を計上するということについて、どういうふうに大臣は捉えられているか、高過ぎるのではないかという批判もあり、また慣例だからということなのかもしれませんけれども、そういう慣例というのは、大臣は不必要なものは要らないというふうに判断されると思うんですけれども、どうお考えでしょうか。
(答)武道館がオリンピックで使えないという事情もあって、民間のホテルを使うことになったと聞いております。無駄がないように、そこはしっかりコントロールしてもらいたいと思います。
(問)大臣は、先週の閣議後の会見で、全省庁に対し、行政手続のハンコをなるべく使わないようにと各省庁に通達を出した、求められましたけれども、1週間たちまして、現在の進捗状況等あれば、お伺いできますでしょうか。
(答)438の年間1万件以上ある手続については30日を締切りにしておりますので、お待ちいただきたいと思います。
(問)大臣、昨夜、ブログを更新されまして、各省庁別にハンコを求めている行政手続の種類が多いものについての言及をされていますけれども、何かその点について御所感等があれば、お聞かせください。
(答)三文判を押す行為は個人の認証にもなりませんから、要らないのだろうと思います。
(問)大臣は昨日、全日本印章業界の会長とお会いされていたみたいなんですけれど、可能な限りで、その時にどのようなやりとりがあったか、伺えたらありがたいんですけれども。
(答)行政の手続の中で、不要なハンコについては廃止をしますということについて、御理解をいただいたと思っております。
 ハンコというのは、ある面、文化的な側面もありますので、このハンコ文化を振興していく、そういうお手伝いは私も積極的にやっていきたいということを申し上げて、何か御提案があればしっかり後押しをしていきたいと思っております。
(問)関連してですけれども、そのハンコ文化を振興していきたいというのは、大臣はどういったことが念頭にあるのか。また、当然、ハンコ業界は売上げが減るのではないかという懸念は持っていると思うんですけれども、その行政の手続と民間のハンコの需要とかその産業の維持といったバランスは、どういうふうにとっていこうとお考えでしょうか。
(答)産業の維持というのはもう民間の産業がやられることでございますので、私からとやかく申し上げることはないと思いますけれども、ハンコの中でも蔵書印とか落款印とか、自分も使ってみたい、あるいは使っているというようなものはありますので、そういうものについて世の中でそういう文化を広めていくというのは、これからそういう業界がしっかりやっていかれることだろうと思います。
(問)先程閣議が終わって、総理と面会していらっしゃったようですが、どういったことを話し合ったのでしょうか。
(答)様々なことをお話ししました。
(問)業界の会長とのやりとりで御理解をいただいたというのは、役所、行政の手続の中でハンコをなくしていくということについて、先方の会長も「そうですね、良いですね。」ということを言ってもらったということでしょうか。
(答)御理解をいただいたと私は思っております。
(問)慎重論とか、反対論とか、そういったことはなかったんですか。
(答)私は、御理解をいただいたと思っております。先方のことを私が申し上げるのは、差し控えたいと思います。

(以上)