平井内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和3年5月25日

(令和3年5月25日(火) 10:26~10:34  於:中央合同庁舎第8号館1階S108記者会見室)

1.発言要旨


 冒頭発言なし

2.質疑応答

(問)メルカリの個人情報漏えいの件に関する平井大臣の受け止めと、政府の個人情報保護委員会としての対応を教えていただけますか。よろしくお願いします。
(答)メルカリ社より個人情報保護委員会へ、不正アクセスにより個人情報等の漏えい報告があったということについては報告を受けています。本件については、個人情報保護委員会において事実確認や再発防止策を確認するなど、必要な対策を行っていくものであると思っています。まだ全容は分かっていないんですが、「Codecov」への第三者からの不正アクセスがあって、それがメルカリに影響したということですが、個人情報保護委員会からの詳しい報告を聞くまでは、私からのコメントは現状では控えたいと思います。
(問)先週末の段階では、ネットマーケティングという会社の婚活アプリケーションに係る個人情報漏えいも報じられましたけれども、それに関する受け止めや対処もメルカリと同様でしょうか。
(答)個人的な意見はありますけれども、あえてこれは今控えさせていただいて、個人情報保護委員会が適切に対応すると考えています。
(問)マイナンバーカードの交付状況に関する数字の取り方について伺います。現在発表されている交付枚数には再交付なども含まれていて、厳密に言うと全国民に対する交付率を表していないというのが現状かと思うんですが、事務的な煩雑さなど、そういった事情があるというのは承知はしているんですけれども、「全国民に1枚」という目標を掲げる以上は、数字の取り方の見直しは必要ではないかというふうに思います。マイナンバー制度全般に関してデジタル庁が所掌することになるので、9月の発足に向けて、総務省と改善を検討するというお考えはないでしょうか。
(答)まず、令和3年5月23日現在で、マイナンバーカードの交付実施済の数の累計は3,957万枚であります。およそ4,000万枚ということを私もたびたび申し上げておりますが、これは再交付されたもの等も含む延べの枚数でありますが、日別で簡便に把握することが可能であることから、マイナンバーカードの普及状況を示す一つの指標として公表しているということであります。そのアクティベートなカードが何枚かというのを発表すべきだということだと思うんですが、死亡や有効期限が切れたなどによって廃止されたマイナンバーカードの累計枚数を交付実施枚数から除いた枚数が有効なマイナンバーカードと考えられるところであって、令和3年5月21日時点における廃止されたマイナンバーカードの累計枚数は、約230万枚となっています。ですから、先ほどお話しした3,957万枚から230万枚を引けばその数字になるということですが、作業が煩雑になるということもあるのですが、今、月一に発表している数字があります。その中にはそのような形で入れていきたいし、検討するとしたら、例えば、毎週金曜日締めで累計をするかどうかというようなこと、これは総務省と相談して考えたいと思います。
(問)デジタルの日のロゴについてお伺いします。留意事項のところに、「毎年新たに作成することを想定」となっていまして、これに対して、Twitterとかを見ていると、「浸透していないうちからロゴを毎年変えないほうがいい」とか「使い捨てロゴか」とか、そういったような意見が出ているんですけれども、大臣は毎年変えるということに……。
(答)変えるか変えないかも決まっていないわけですが、まず今年はその2日間でやるということで、今年やってみて来年のことを考えようと。初年度なので2日間でやろうということで、毎年その日にちでフィックスしているわけでもないんですよ。ですから、そういうことも含めて、今回やってみて、そして考えようと思っています。
(問)そもそも「その年のテーマに応じて、毎年新たに作成することを想定」と入れたのは、やっぱりデジタルが日々進歩するという。どういう思いで。
(答)テーマが変わってくると思うんですね。デジタル庁も具体的な成果を上げていこうと思っていますし、デジタルデビューする人たちも日々いろいろと増えていくと思いますし、テクノロジーもやはり1年もあると相当進歩するということですし、地方においてもデジタルの浸透具合とか、我々が想定していないような問題が起きる可能性もあると思っています。ですから、セキュリティのことも含めて、デジタルの新たな問題というのは必ず発生するのではないかと思っているので、固定したものではないほうが、より関心を集めるという意味では相応しいのではないかということです。

(以上)