平井内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和3年5月21日

(令和3年5月21日(金) 9:26~9:35  於:中央合同庁舎第8号館1階S108記者会見室)

1.発言要旨


 冒頭発言なし

2.質疑応答

(問)昨日、今後のデジタル行政などについて首相とお話しをされていたようですけれども、差し支えのない範囲で少しお伺いできればと思いますが。
(答)今回デジタル改革関連法案が成立したので、デジタル庁が正式に法律で9月1日にスタートするということなので、それまでの手順について私の方から報告をさせていただきました。
 そして、一部、今も募集をしておりますけれども、人事に関してもご相談をさせていただいたということでございます。
 あとは、デジタル庁創設に至るまでの今までの過去の経緯をいろいろと振り返りながら、この短期間によくできたなというようなことです。
 その他、今のワクチン接種の状況が今月から一日あたりの人数も増えていく、加速化するということに関しても意見交換をさせていただきました。
 あとは、いろいろと相談をしたということです。
(問)今おっしゃられた、「よくできたな」というのは、かなり時間のない中でやられていたということを踏まえてのよくできていることですね。
(答)そうです。デジタル庁創設まで、計画を作り、法律を作り、人を集め、それを全部1年でやるということは、普通の霞が関のスケジュールではないことにチャレンジしたわけで、そのスケジュールに則って前に進むことができたということです。
(問)関連ですが、昨日の官邸の面会後のぶら下がりで、大臣が「デジタル監以外の方々についてはオープンにしていこうと思っています」と発言されているようなのですが、これは逆に言うと、デジタル監はオープンにはしない。
(答)デジタル監というのは、内閣総理大臣の申し出によって内閣が任命するというポジションなんです。デジタル監については、法律的にそうなっているんです。
(問)総理が発表すると。
(答)内閣が任命するということになります。だから、他の幹部人事とは少し違うんです。
 それ以外の人事に関して言えば、オープンにしていこうと。これは、採用で決定をすると。今、第2弾、多くの方々はもう面接を始めていますけれども、そういう方々とは違うということになります。法律に基づいたということですから、最終的に閣議決定をしなければいけない人事ということになると思います。
(問)話題が変わるのですが、昨日、自民党のブロックチェーン推進議連が提言を発表されまして、ブロックチェーン施策を一元的に担う担当官をデジタル庁に設置すべきだという内容だったのですが、担当官というこの名称は別として、先日の大臣の閣議後会見でもデジタル庁は新しいセキュリティの確保を最重要課題としていくということをおっしゃられていたと思うんですけれども。デジタル庁とブロックチェーン施策の関連性といいますか、どのように取り組んでいくべきというご所存があるかどうかというのをお伺いできますか。
(答)議員連盟の存在は知っていますけれども、提言の内容に関してはまだ私は申し入れられていませんので、お答えはできないのですが、デジタル庁にはポストとしてCISO、情報セキュリティのチーフ、そしてCTO、技術の責任者、そしてCDO、データのポジション。あと、CPO、プロダクトの責任者。
 そういうポジションになって、ブロックチェーンは恐らく広い概念でいうとCTOの人が担当するということになるのだと思います。
 一部には当然CISO、セキュリティにも関わる話ということで、デジタル庁ではそういうポストを、これはほぼ全員民間の方々、新たに今回採用してお願いするという方々をそういうポジションに置くと、そういう人たちは早めに発表するということなんです。
(問)先日の官房長官の会見でも出ましたけれども、ワクチンパスポートの話なんですけれども、大臣としてはどういう要件が必要で、ゆくゆくはどういう形にしていきたいかという構想というか、見通しがありましたら。あといつ頃立ち上げる見通しかということも含めてお願いします。
(答)パスポートを出す、出さない、どのように使う、どこが担当するというようなことは私の判断するところではないので、私自身は紙で発行するのか、どうやるのか分かりませんが、ワクチンの接種証明を出すためのデータベースというものはVRSから引っ張り出すことは可能だということなので、そういうご下命がありましたら、そのニーズに応えて、そういう形をシステム上で決めていくということだと思います。
 対海外用に出すのか、国内用に出すのか何も決まっていないじゃないですか。だから、そういう政府の決定に沿っていつでも協力する準備はできているということです。

(以上)