平井内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和2年11月4日

(令和2年11月4日(水) 8:30~8:36  於:院内閣議室前)

1.発言要旨


 10月30日の金曜日、デジタル改革アイデアボックスのオープン対話の第3回を開催しました。テーマは「No one left behind」、誰一人取り残さないということで、アイデアボックスに御投稿いただいた若者、子育て世代、障害に向き合う方々等、計7名から私が直接アイデアを伺って意見交換をしました。質の高いUI/UXの実現のためには、障害をお持ちの方も含めて全てのユーザー視点を考慮しながら、迅速かつ丁寧に検討していく必要があることと、今後のデジタル改革の進め方に関する様々な提言をいただきました。
 これは大変貴重な機会になったと思います。アイデアボックスは、開設以降3週間で3,000件を超えるアイデア及び8,300を超えるコメントが寄せられて、今3,000人を超えるユーザー登録があります。非常にすばらしい内容です。私はこのアイデアボックスを、今後デジタル庁としても、形を変えてでも常設できるように検討していただくように指示を出しております。
 私からは以上です。

2.質疑応答

(問)アイデアボックスですけれども、一旦11月6日に閉じるはずですけれども、これは閉じないでこのまま続けるということでしょうか。
(答)それも含めて検討して。余りにも内容が我々にとって役に立つ内容が多いと言うか、世の中のことが非常によくわかるという意味で。今回、急遽開発してリリースしたので、いろいろ不具合も最初あったのですけど、それも含めて、多くの皆さんに改修しながら進めることも支持されているというようなことで。国民の皆さんと我々が直接コミュニケーションする場は絶対に必要だと思っているので、引き続き続けることも含めて、また衣替えすることも含めて検討しようと考えています。
(問)2プラス1の今後の日程をお聞かせください。
(答)今はまだ日程が決まっていないんですけれども、武田総務大臣と河野大臣と私で行おうということだけは決まっていて、日程はまだ。日時を決めたら報告します。
(問)今週内にできるとか来週とか、そのあたりも含めて。
(答)今週はみんな時間がタイトなので、物理的な時間も含めてなかなか確保ができないので、今一生懸命やっています。
(問)テーマとしてはどんなテーマに。
(答)これはその時に。私自身、まだテーマを具体的に聞いているわけではありません。
(問)昨日、デジタル教育関連ということで、子供たちと意見交換をされたかと思います。改めてオンライン授業の規制であったり、デジタル教科書の規制について進めていかれるお考えはありますでしょうか。
(答)まず一つは、昨日の子供たちの話を聞いていて、教科書のデジタル化、もしくはデジタルを使っての教育ということが彼らの潜在能力を解放する一面は間違いなくあるなということを昨日確信しました。一方で、格差を作らないとか、人と人とのつながりが大事だとか、そういうことも彼ら自身がわかっているという、非常にすごいなと思いました。そこで安全で安心で、いかに教育環境を整えていくかということを、これから萩生田大臣とも、これももう1回2プラス1をやろうということになっていますので、日にちは決まっていませんが。もう1回オンライン教育も含めた教育のデジタル化に関しては場を持ちたいと思っています。
(問)文科省の方は比較的慎重な姿勢だと思うんですけれども、どのように議論を進めていかれますでしょうか。
(答)慎重だというのは、やっぱり慎重な理由も幾つかあると思うんです。そのあたりのところを解決する方法を一緒に考えていきたいと思います。
(問)2プラス1の関連で、河野大臣が押印廃止のはんこをSNS上で上げて、山梨県知事らが一部、結構批判をしているんですけれども、あのあたり、はんこをつくられたのが平井大臣だというような話も。
(答)はい、私が友人からプレゼントされたものを、これは河野大臣にと、たまたま2プラス1の後にプレゼントしたんですが、ある意味、はんこを応援したいという意味のはんこなんですね、あれは。ただ、そういう内容を不快に思われる方がいるということもわかりましたので、これからそういうことに関してはもっときちんと説明をしてからやはり使わなくてはいけないと思いました。

(以上)