片山内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和元年7月16日

(令和元年7月16日(火) 11:03~11:08  於:中央合同庁舎第8号館1階S106記者会見室)

1.発言要旨


 冒頭発言なし。

2.質疑応答

(問)自民党の三ツ矢憲生衆院議員が、13日に参院選の応援演説で、現職女性候補の実績について、「一番大きな功績は子供を作ったこと」と発言し、女性の人権の観点から不適切だと野党から批判を浴びています。男女共同参画を所管されている大臣として、今回の発言をどう見ていらっしゃるでしょうか、受止めをお願いします。
(答)選挙のときの御発言ということで、その場にいたわけではございませんが、そういうことがあって御自身も御説明をされています。先ほども現地に聞きましたけれども、きちっと御説明をされているというようなことでした。私も現地に応援で入りますが、そのときには、自民党の方針としては、全ての女性の希望がかなえられるように、活躍できる社会を全力を挙げて作っているということでございまして、それに尽きるということをしっかり申し上げようと思っています。
(問)地方創生総合戦略の基本方針で、これまでの5年間と今後5年間の最も大きな違いというのは、どのような部分になりますでしょうか。それと少し関連すると思うんですけれども、SDGsについての考え方、積極的に取り組まれていらっしゃると思うんですけれども、考え方の違いのようなものというのはありますでしょうか。
(答)地方創生はまだ始まって4~5年、私たちの政権になって新たに危機感を持って取り組み始めたので、抜本的に何かを入れ替えたということはなく、むしろ2期においては、それを強力に進めるために新しい時代の流れを力にするという要素を入れています。その一つが、世界が取り組んでいるSDGsで、先般もSDGs未来都市やプロジェクトを、新たに31追加して、全部で60になったということでございます。
 それと同時に、旧郵政省の関連であれば、Society5.0とか5Gの活用というのもものすごく大きな要素としてある。いずれにしてもコミュニケーションということだと思うんですね。誰もが活躍できる社会の中では、当然コミュニティというものがありまして、その中で、人口が減少したり、高齢化が著しくなっても、みんながいろいろな知恵を出して、人材やネットワークを生かし合って、例えば遠隔医療や遠隔介護や、あるいは見守り機能ですね、これが非常に重要です。町や村の公務員の数が確保できないけれども、コミュニティのいろいろな団体を作る動きが始まっておりますから、そういうところに郵便局や農協も入っていただいて、多様な組織とも連携していただいてコミュニティが維持されるということを今回新たに書いています。SDGsという観点は、その地域のコミュニティ作りとその維持、それから新しい技術を入れるという意味で非常に大きな位置を占めていると、そこが大きく進歩、強化した点だと私たちは思っております。

(以上)