片山内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和元年6月21日

(令和元年6月21日(金) 9:37~9:42  於:官邸3階エントランスホール)

1.発言要旨


 今日は、まず、閣僚懇で御発言をさせていただきましたが、6月23日から29日に掛けて男女共同参画週間を実施いたします。本年度は、「男女共同参「学」」、「知る 学ぶ 考える 私の人生 私がつくる」、こういうキャッチフレーズで、全国でパネル展や講演会の開催、広報啓発活動を集中的に展開してまいります。そして、6月25日(火)には、東京国際フォーラムで「男女共同参画社会づくりに向けての全国会議」を開催し、総理官邸で「男女共同参画社会づくり功労者に対する総理表彰」も行います。今日の閣僚懇で、この旨を私の方から御紹介して、閣僚に対して一層の御協力をお願いいたしました。
 あとは、明日、岐阜県岐阜市、各務原市を視察いたします。
 詳細は事務局にお問い合わせください。

2.質疑応答

(問)国家戦略特区の問題についてお伺いをします。大臣、火曜日の会見で、一昨年にワーキンググループとして記録を残す一様のルールを立てたので、現状では不明瞭な状態にはないという御発言ございました。これ、一昨年作られたワーキンググループのヒアリングに関する運営細則だとお見受けしますけれども、この細則は、提案者の利益が損なわれるなど特区の制度運用に支障が生じるおそれがあると認めるときは、座長は議事要旨等の全部又は一部を非公表とすることができるなどという規定でございまして、これは政策決定のプロセスをワーキンググループの判断で隠すことができることを何か明文化した規定なのかなというふうにお見受けするんですけれども、その不明瞭な状態はないという現状認識について、改めて御説明いただけないでしょうか。
(答)一昨年に、運用の更なる透明性の向上を図るために、運営の細則というのを当時定められたわけです。これは、その考え方をしっかりと明文化したという意味では、曖昧さが排除されるものでございます。今までは明文がなくて、そのときに明文ができたということでございます。その結果、ワーキンググループとして公開も非公開もあるわけですが、この「ワーキンググループ」として取り扱うべきものは、ワーキンググループとして扱い、その他の「打合せ」とは明確に区別することとなったので、今報道されているような問題とは、これは違うルールになったということだと思います。
(問)加計学園の獣医学部新設が事実上認められる直前の2016年11月に、そのワーキンググループが関係省庁と非公式のヒアリングを開催していました。これも公表しなくて、政府としては、非公式の方が本音を話しやすかったという理由でした。これ、先ほどの細則にもありました提案者保護、ワーキンググループがこの問題を受けて主張している、提案者の秘密保護という基準にも該当しないと思うんですけれども、このワーキンググループを非公式に開催する基準について、大臣はどのように、その透明性を高めていく観点から、どういうことが望ましいとお考えでしょうか。
(答)まず、新聞の1面に書かれていることがびっくりしたんですが、これは2018年5月15日の参議院内閣委員会という国会の公開の場で答弁をされていることで、何ら新しいことではありません。ですから、それがまた改めてそういうことがあったと答弁されているというふうに出たということなのかなとしか考えられないわけで、これは、11月9日にも諮問会議があるという設定に向けて取りまとめの文案の調整を行っていたわけで、このときには、内容というよりも文案の調整を行っている時期で、各省ごとに提案の検討状況をお聞きするための場であったということを、事務方からは報告を受けております。ですから、そういった承知のものなので、こういう形にしたんだなということは、別にさほど不自然さはないのではないかと思います。

(以上)