片山内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和元年5月24日

(令和元年5月24日(金) 9:26~9:31  於:中央合同庁舎第8号館1階S106記者会見室)

1.発言要旨


 本日は、新潟県出張について申し上げます。4月末の連休前にも申し上げたんですが、G20のサミット関係閣僚会合と連動して、全国8か所のサミット開催地域自治体と連携して、若者向けの普及啓発イベント「地方創生ワカモノ会合」をやらせていただくことになっていますが、この第1弾が、明日5月25日土曜日に新潟市で開催いたします。私自身も出席して、主催者として冒頭、挨拶をいたします。加えて、これに併せて地域の取組、地域のニーズの把握のために、新潟県の見附市、三条市、新潟市を視察をいたしまして、各々市長も同行されて市長と議論をいたしますし、当日、溝口副知事ともお会いし、新潟は農業の特区になっておりますが、あとはコンパクトまちづくりとか地方創生で取り組んでいる様々な地域の産業振興といったところを幅広く見せていただきます。
 詳しくは、部局の方にお問合せをください。

2.質疑応答

(問)菅官房長官が新元号発表の際に掲げた「令和」の墨書の複製が、明日25日から国立公文書館で公開されますけれども、公文書管理担当大臣として期待することをお聞かせいただけますでしょうか。
(答)今回、そのレプリカの展示は、墨書を保管しております内閣府で作成したものを、国立公文書館において、25日から始まる企画展の開催に合わせて展示を開始するということと伺っております。私も先日、国立公文書館の視察のときに、「平成」の墨書を拝見したんですが、こうした歴史的な文書がしっかりと保存されて、世代を超えて国民共有の財産となると、知的資源となるということの意義を非常に強く感じております。この「令和」の墨書についても、もうこれはほぼ実物に近いレプリカでございますから、その形で国民の皆様に広くご覧いただけるようになりますから、是非多くの方々に公文書館に足を運んで見ていただきたいと、かように思っております。
(問)高校の魅力化や地方移住、関係人口など地方創生の中間報告が発表されましたが、大臣の御見解や、特に思い入れのある取組等があれば教えてください。
(答)農業ということにつきましてでは、まさに地方創生、「地方にこそチャンスがある」の中で、農業と観光という二つの資源は一番伸びたものでございまして、その中で今回、地元の高等学校に非常に重要な役割がある。高等学校にまさに地域の未来を支える人材育成をしていただき、まさに高校生に首都圏等、地域で交流していただくと、これはいわば映画「君の名は。」現象ですね。あそこも東京の高校生と地方の岐阜の高校生が入れ替わっているわけですから、それを全国的に展開していただくためには、地域の高校が非常に大事で、農業高校が非常に前向きな取組を始めておられます。地元の大学や企業と協働して、農業のICT化ですとか、AI化ですとか、スマート農業も実践していらっしゃったり、地産地消の高校生レストランをやっていらっしゃって、地元の食ブランドの確立に大変貢献しているというのがありますので、こうした取組を国全体に横展開して、農業高校の生徒が地方創生のプレーヤーになるようなことも見据えながら、今回の「まち・ひと・しごと創生基本方針2019」に是非盛り込むとともに、具体的な後押し施策も検討してまいりたいと思っております。

(以上)