片山内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和元年5月10日

(令和元年5月10日(金) 9:31~9:37  於:中央合同庁舎第8号館1階S106記者会見室)

1.発言要旨


 今日は、明5月11日の土曜日に、地方創生、まち・ひと・しごと創生の取りまとめも近いですが、栃木県を視察させていただきまして、福田知事、それから那須塩原、宇都宮、佐野の市長さんたち、いずれも地方創生に非常に熱心で具体的に様々なプロジェクトをやっておりますけれども、こちらに一日掛けて伺う予定でございます。
 細かいことや訪問先、日程につきましては、事務局にお問い合わせください。ぶら下がり会見も知事と御一緒に、1時25分から1時半まで県庁で予定しております。

2.質疑応答

(問)大臣、昨日はお誕生日おめでとうございました。お誕生日を迎えてのお気持ちですとか、今年一年の御抱負がありましたらお願いします。
(答)はい、ありがとうございます。ある意味で一周回った年でございますので、幾つとは言いませんけれども、これからは大局観を持って、王道を歩みたいと思います。
(問)スーパーシティ特区、非常に注目させていただいております。興味深いのは、やはり政治的にも経済的にも橋頭堡(きょうとうほ)と竹中先生がおっしゃっているところが実際どう展開されるかというところなんですが、それに先立ってなんですけれども、国会提出日程についての目途は如何でしょうか。
(答)いや、目途はちょっと私どもの方で申し上げるのは、4月の半ばに総理が議長の国家戦略特区諮問会議で、できるだけ早急に法案提出というふうに言っておりまして、そこまでで、あとは党の方でお考えもあるでしょうから、ということだと思いますが、今国会はもともとタイトなのは4月の時点で分かっていますので、というか2月に方針決定した時点で、いわゆる非コメ(非予算関連法案)の日程に絶対に間に合わないわけですよね。2月に骨格の方針が決まって、4月17日に概要を事実上の閣議決定というんですか、方針決定していただいているというような流れですから。これから重要なことは、まち・ひと・しごと創生総合戦略の中そのものに、我々はこの地方自治体のSociety5.0対応を中核の一つとして盛り込んでいって、1,741自治体の全てのレベルが上がっていくような今後5年間を描いておりまして、その中からスーパーシティのレベルまでやろうというところがどのぐらい出るかという話なので、その機運醸成の御準備をお願いしたいということをむしろこれから産業界、経済界、それから地方6団体との意見交換の機会も今月は確か2回あるんですね。私の部屋に来ていただく方と、それからもっと別の場とありますが、そういったところで働き掛けていくことになると思います。さらに、G20でもこの問題はテーマになっておりまして、我々も公式イベントを計画しておりますので、これは世界で初のものになりますから、そういったことを総合的に考えて盛り上げてまいりたいと思っています。
(問)今のG20ですけれども、これは貿易デジタル大臣会合。
(答)いえ、違います。6月28、29の本会合の並行的な時期にということでございます。
(問)大臣会合ではなくて首脳。
(答)大臣会合だとぴったりはまるものは一つもないので、ちょっとそれはないです。
(問)大臣のお部屋に来るパターンとそうじゃない。
(答)それ、正式な日程を多分来週以降発表だと思いますが、もう決まっていますので。
(問)そうではない場というのはどういった、具体的にどんな場のことをおっしゃっていますか。
(答)まさに、しょっちゅう出張も行っておりますし、それから、ほぼ毎週のように地方創生についての御提言を持ってきていただいています。経済団体、それから各自治体というんですか、そういうところから。そういうときもよくそういうお話が出ます。
(問)今のところ、熱心な自治体ってどれぐらいあるものなんでしょうか、スーパーシティ特区で。
(答)かなり関心を持っているところは相当多いと思いますね、十指に余ると思いますが。ただ、基本となる標準APIを作って、そのデータという、これからの世の中では本当にマネー以上に重要な経済予想をきちっとしたものにした上で、その連関作用を作ってやっていくという、しかも、それが市民生活の向上になるというその条文というんですか、あの決定した骨子の中に入っているようなことで総合的にやれるところがどのぐらいあるか。これは、諮問会議の委員の先生の中でも、多々益々弁ずとお考えの方と、そんな今実験でスマートシティをやっているようなところに毛が生えたようなんじゃ困ると、もうバルセロナレベルでないとという方もおられるんですね。その辺の選定基準とかが、それはもう法律とは別のレベルでそれは決まりますので、法律にそんな細かいところは書かないので。それを作っていくと、今国会で審議があろうがなかろうが、どう考えても秋以降にしかならないですから。

(以上)