片山内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成31年4月26日

(平成31年4月26日(金) 9:16~9:22  於:中央合同庁舎第8号館1階S106記者会見室)

1.発言要旨


 冒頭、私の方から、G20サミットの関係閣僚会合実施地域における地方創生の啓発と普及のために、イベントとして「地方創生ワカモノ会合」を実施することについてお知らせをいたします。
 G20の開催国というのは、めったに回ってこない大チャンスでございますから、この関係閣僚会合が全国各地で開かれますのと連動しまして、全国8か所のサミット開催自治体と連携して、若者向けの普及啓発イベント「地方創生ワカモノ会合」を行います。本年度は、現行の「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の最終年度なので、次期に向かって地方創生の更なる機運醸成を図る必要があるということでございます。その更なる戦略の方は、今、多くの会合を、同時並行的に作って一生懸命やっているわけですが、次代を担う若者を主なターゲットとして、「地域にこそチャンスがある」、「地域の未来は明るくなる」、「そのために地域にある自分たちも何かできるかもしれない」と、そういう気付きを持っていただければ非常にありがたいということで、このイベントを実施させていただきます。全てで8か所あるのですが、最初の2イベントにつきましては、5月25日の土曜日に新潟市で開催するイベントが最初です。タイトルは「『スマート農業』で、地域は変わる」です。次は6月1日土曜日に福岡市で開催をいたしまして、「『ファイナンス×スタートアップ』で、地域は変わる」と、どちらもその地域でのG20のテーマと連動をしております。こちらの2つについては、今日から参加登録の受付を開始いたします。また、その後も、つくば市、長野市、松山市、札幌市、岡山市、名古屋市でイベントを開催することを予定しておりまして、今後、詳細が決まり次第、随時発表をさせていただきます。是非、皆様方にも御関心を持っていただいて、特に地域のメディアとも御連携いただいて、プレイアップというんですか、たくさんの方に知っていただき、御来場いただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
 詳細は、まち・ひと・しごと創生本部事務局にお尋ねいただければと思います。

2.質疑応答

(問)公文書管理についてお伺いします。NPO法人の情報公開請求で、先日、大臣の日程表について、12府省のうち11府省が不存在と回答しました。また12府省は、日程表の保存期間を1年未満に設定し廃棄していることが明らかになりました。識者からは、大臣が誰と面会したかは重要な記録であり、廃棄されてしまえば検証ができなくなるという指摘もありますが、担当大臣としての受止めをお願いします。
(答)一部報道がございました、御指摘の報道については承知しておりますが、個々の文書の保存期間の設定などについては、当該文書を保有する行政機関において、公文書管理法等の規定に基づいて適切に判断されるべきものと考えております。その上で、敢えて御指摘の点について申し上げるとすれば、平成29年末に改正された「行政文書の管理に関するガイドライン」におきまして、保存期間1年未満の行政文書について、その範囲を限定する趣旨で7つの類型を例示しておりまして、その一つに、「定型的・日常的な業務連絡、日程表等」と明記して含まれております。従いまして、各府省においては、それに沿った運用がなされているものと考えております。
(問)専門家の中からは、そのガイドラインを変えるべきじゃないかという声もありますが、そういったお考えは現時点ではないということでよろしいんでしょうか。
(答)明記してこういうものを書いてあるということは、ガイドラインの改訂の過程で、当然こういうものはあるということが分かった上で整理をして、その組織活動についてこのようにしたわけですから、当面そういうことで思っておりまして、原則としては、今申し上げたとおりでございます。
(問)冒頭御説明があった「地方創生ワカモノ会合」、これは大臣、全部に御出席されるということですか。
(答)8か所のうち最初の2つにつきましては、諸般の事情が許せば伺うという方向で考えておりまして、主催者として挨拶、スピーチする予定です。それ以降につきましても、丸一日は空けることになりますから、出張と同じになりますので、逐次、調整しつつ、できるだけ参加をする方向で検討をしてまいります。
(問)開催時期によるんですけど、6月目途の戦略に生かすというような、何か趣旨ということでよろしいんですか。
(答)ええ、生かす趣旨もあります。というのは、その場では、こういった問題に大変熱心な方々、それからその地域のステークホルダーの方が大抵いらっしゃいますので、こういうところではよく、様々なかなり熟度の高い御要望も頂きます。これは貴重な御意見でございますので、間に合うものについては、そういうことがあり得るかと思います。

(以上)