片山内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成31年4月9日

(平成31年4月9日(火) 9:37~9:42  於:中央合同庁舎第8号館1階S106記者会見室)

1.発言要旨


 冒頭発言なし

2.質疑応答

(問)直接所管されないことで恐縮なのですが、紙幣のデザインが刷新されることになりましたが、この点の受止めをお願いします。特に五千円札の津田梅子さんは、女子教育の発展に尽力された方として知られますが、女性活躍担当大臣として御所感があればお願いします。 
(答)麻生財務大臣がもう御発表されたと思いますが、新紙幣につきましては、過去に財務官僚として関わっていたこともあるものですから大変感慨深いですし、日本の印刷局、今は独法になりましたけど、印刷技術というのは世界に冠たるもので、多くの国の紙幣に技術支援を提供しています。この技術の高度さ、偽札防止の完璧な技術というのは、キャッシュレス社会が進んでも、おそらくは貨幣の価値の維持という意味では世界に冠たるものだと思いますので、今回もまず技術的にそのようなものになることを強く期待いたします。
 それから、その3人の方につきましては、資本主義の日本における父である渋沢栄一氏、私の祖父は渋沢栄一さんの依頼で日本商品取引所の初代理事長を受けておりますし、新潟直江津鉄道の社長も受けておりますし、銀林家の実家にはその書簡が残っておりますので、勝手に他人ではないような気がして非常にうれしいです。
 津田梅子女史につきましては、日本における女性の留学の嚆矢(こうし)であり、最初期の女子大というか大学設立者ということで、人生100年時代の女性活躍に極めて象徴的な人物であり、こういったことがお札を通じて国内、国外に広く喧伝されることは大きなプラスだと思います。
 また北里博士にいたしましても、野口英世博士のときもそうでしたが、日本のこの分野における学術的、伝統的な高度さを物語る方ですので、お三方ともすばらしい人選であると思っております。
(問)昨日の男女共同参画会議の関係で、重点方針の策定に向けて、大臣が特にこの分野に力を入れたいというものがあれば教えてもらいたいのと、男女共同参画の分野は、なかなか予算面でこれまで課題が指摘されていますけど、その点、大臣どのようにお考えかお願いします。
(答)32年度にかけて取組の重点施策を示さなくてはならないので、これから可及的速やかに、女性活躍推進本部で決定をすることを目指してやっていきます。女性が多様な選択や夢を持ってこのようにしようと考えたら、それが全て実現に支障がない社会、夢を諦めなくても良い社会、選択できる社会、それから女性活躍を支えられるような安全・安心な社会、さらに、今日本が直面している課題からして生産性向上、成長、地方創生の切り札があらゆる分野における女性活躍と、こういうことを方針とさせていただいているところでございます。
(問)予算面について、これまでなかなか男女共同の分野って付いていないところもあると思うので、それについて大臣、お考えありますか。
(答)それは本当にいろいろな分野について感じますし、国会でも各党から党派にかかわらず指摘されておりますような配偶者暴力、それから直接女性だけではないですけれども児童虐待関連、それから性犯罪、ワンストップセンター、これら総合的な女性が関わる安全網ですね、セーフティネット、これについて決して女性のためだけではないんですが、一般的に予算の確保が簡単じゃないですね。ですから、少しずつ努力をしているんですけれども、当然皆様から足りないと言われますから、ここは何か新たにもっと理論的な支柱を立てて、しっかり財務省に説得できるようにしなければならないと思っております。

(以上)