片山内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成31年4月2日

(平成31年4月2日(火) 9:33~9:40  於:中央合同庁舎第8号館1階S106記者会見室)

1.発言要旨


 昨日は皆様、大変お疲れ様でございました。
 まず、私どもの方からは、この2年ぐらい私どもの部局でも課題となっている重要問題でございます、AV出演強要・「JKビジネス」の被害防止月間につきまして、お知らせしたいと思います。これは加藤前々大臣のときから非常に力を入れて取り組んでおりまして、私の下にその関係府省対策会議もございますが、政府では、このAV出演強要や「JKビジネス」の問題が、進学や就職に伴うこの季節にとりわけ危ないという認識をしております。転居とか、大きな環境変化が起きまして、こういうときを狙ってくるんですね。ですから、被害リスクが高まってきますので、この4月を被害防止月間と位置付けて、内閣府を中心に関係府省が相互に連携しつつ、政府一体となって必要な取組を集中的に実施しております。昨年から、政府広報を活用しておりますが、ターゲットである若年層に広く届くように、ウエブ広告を中心に大々的な広報活動をやるということで、今回決定をいたしました。そのポスターがこちらでございまして、「ほんっとに悪質!!だから知っておいて、その手口。」という内容で、若者に非常にアピール度のある、若い方から見て、良い相談相手のお姉さん的なイメージがあるのかなという指原莉乃さんに御登場いただいて、各地でポスター掲示いたしますし、新聞広告は全国紙と地方紙73紙でやらせていただきます。さらに、ラジオのCM、それからマイナビ等とのウェブタイアップなど、できることは何でもやってまいりたいと思います。さらにまた、お知恵があったら聞かせていただきたいと思います。この月間を通じて、とにかく一人でも多くの方にこの問題を考えていただくとともに、まさに、被害かなって気が付かない方もいます。被害かなって気が付いたら、すぐに御連絡をということで、効果を高めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

2.質疑応答

(問)昨日、新しい元号の令和が発表されましたが、このことへの受止めと、大臣御自身が新しい時代にどのように臨まれるのかをお聞かせいただければと思います。
(答)昨日はすばらしいという一言だけ、ワンダフルという一言だけ申し上げましたけれども、私どもも政府の中で担務を負っているわけでございます。今回の令和という元号が決まったことを機に、新しい時代も、普通に地域に暮らす方々が安心に、この令和というすばらしい元号が意味する中にある、文化ですね。普通の地域に暮らす一人一人の皆さんが文化を楽しめるような、そういう国にしていく地方創生、まち・ひと・しごと創生ということで、全力を挙げて今年の夏までに決定いたします方針作りに向けて、注力してまいりたいと考えております。
(問)今回の令和は初めて国書から選ばれたのですが、その受止めをお願いします。
(答)国書という議論は、前回もあったように聞いております。前回のときは私も政府の中におりまして、そういった記憶があります。まさに今、機が熟して国書になり、その中ではこの万葉集というのはすばらしいと思います。あの時代で、普通の農家の方が1200年残る歌を、それこそ額田王や大伴家持と並んで、普通の農民、あるいは防人の歴史的な歌が残っているという国は、他にはないと思うんですね。そのことが日本の国柄そのものでございますので、古典の中からこの万葉集が選ばれたというのは、非常にシンボリックな意味でよろしいかと存じます。
(問)元号の関連で、大臣の所掌業務に影響というか、何か変更点などが生じる可能性はありますか。
(答)いや、本日、官房長官も会見されると思いますが、つなぎの時期の乗り越えについてのルールも、平成と冠したものがその後にあっても大丈夫なものですとか、書換えのルールとか、決まっておりますので、それに向けて、5月1日に向けて間違いのないように準備をすると。政府一丸となって準備をするし、これは地方の方にも関係ある部分はそういうことだよということを、間違いなく各司々からお伝えすると、かようなことになっております。
(問)この令和という元号を最初に見たとき、聞いたときにお感じになった率直なお気持ちをお聞かせください。
(答)私はこの決定する会議に出ております上に、しかも閣議で署名をしておりますので、その過程はあまりお話ししない方が良いと思うんですね。ですから、もう決定した後のものとしての感想のみ述べさせていただいているところでございます。

(以上)