片山内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成31年2月26日

(平成31年2月26日(火) 9:46~9:54  於:中央合同庁舎8号館1階S106記者会見室)

1.発言要旨


 今日は2件御報告がございます。
 1件目は、「まち・ひと・しごと創生総合戦略」への検討です。次のステージに向けた第2期総合戦略策定の検討について、先日、今後の進め方を発表し、早速、第1期の検証会議と、「未来技術×地方創生検討会」をスタートさせました。今回新たに、「人材・組織の育成及び関係人口に関する検討会」も立ち上げ、今日、第1回会合を開催することになりましたので御報告いたします。この検討会では主に、地域のまちづくりなどを担う人材や組織の育成・活用に関する今後の施策の方向性の検討や、地方移住の将来的な掘り起こしなどにも寄与するであろう関係人口に関する検討などを目的に進めます。明治大学の小田切教授を座長に検討を進め、5月には中間報告、6月頃を目途に第2期総合戦略の方向性を示してまいりたいと考えております。
 それから2件目は、私、女性活躍推進・男女共同参画担当大臣と、お仕事をなさっている女性のリーダー的な方々との意見交換についてです。先日からそういう場を持つということは申し上げておりましたが、私自らが、各界の代表的な女性の方々がどんな課題を抱えていて、その解決のために何を政府に望むかということを、生に直接伺うべく計画しておりまして、まず第一弾として明日の2月27日の水曜日に、様々な分野で働く女性との意見交換第1回を行います。
 明日来られる方は、まず、子育て支援の分野の方で、この方は保育園に入れなかった親の会の代表として、私が経済産業などの政調会長代理をしていたときに、岸田先生の御了解の下、初めて自民党として請願を受けた、3万人ぐらいの署名を持ってこられた方で、その後、特に東京における保育園の掘り起こしというのを、党の方でも手伝ってきたのですが、その親の会の方です。それが子育ての当事者ということで来られます。あとは、全国の保育士さんの会長さん。それから、やはり女性が多いということになると地方の自治体の教育者ということで、小学校・中学校の先生は非常に女性が多いし増えているのですが、こちらの代表者の方。それから、今非常に問題が噴出しており、厚労省の方でもワーキングで一定の方向を一部の問題については出していますが、女医さんの代表で、しかも珍しい外科医の方に来ていただきます。さらに、企業の中でも女性が多い生保業界の代表の方、こちらも多いですよね、生保レディーさんの。それから、おうちを決めるのは女性が多いのですが、住宅ハウスメーカーさんの部長さんということで、職場で女性の多いところを中心に伺っております。こういった職種の中では、まだ士業の中で職場における国家資格の旧姓使用ができない方もいらっしゃいますが、そういったところも今後、規制改革などで広げていきたいと。お医者さんはもうできるんですよ、旧姓の登録のままでしておくって、国会議員がよくそういうふうにしますがね。ただ、まだ驚くべきことに国家資格の中でそれが認められていないところが、現実にあります。そういった話もあります。

2.質疑応答

(問)今、大臣がおっしゃられた旧姓使用の件なんですけど、こちらは規制緩和などで、旧姓が使いやすくするような方向で検討を進めるということで、今回のヒアリングもして、ということでよろしいんでしょうか。
(答)そうですね。詳しくは今日、規制改革会議もございますので、その後、やはり女性である大田議長から皆さんへの説明もあると思いますが、懸案として進めたいと思っております。
(問)先日、公文書管理委員会で、行政文書の電子的管理に関する基本方針案が示されるなど、電子的管理に関する検討の方が進んでいますが、改めてどのような姿勢で臨まれるか、大臣のお考えをお聞かせいただければと思います。
(答)これは一言で言って厳しく、まじで厳しくやります。これはやります。というのは、いろいろ問題が累次指摘され、私ももうすぐここに座って6か月目となりますが、既に公文書についての全閣僚出席の会議の下で、内閣府で一定のルールを作るということは、もう決まっております。皆様が注目しておられるようなメールの問題や、電子メールの選別保存の問題なども含めて、早急に手順を整理して決めてまいりたいと思っております。

(以上)