片山内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成31年1月18日

(平成31年1月18日(金) 11:31~11:40  於:中央合同庁舎第8号館1階S106記者会見室)

1.発言要旨


 この度、スイスの世界経済フォーラム(ワールド・エコノミック・フォーラム)、通称ダボス会議でございますが、こちらから12月に御招待を頂きまして、その後検討を進めた結果、この会議に出席して、第四次産業革命と、今回スーパーシティを中心とするアーバンディベロップメントですね、そういったことがテーマになるので、今後の地方創生、規制改革等の取組に生かすために、1月22日の火曜日から24日の木曜日までスイスに出張することとなりました。
 具体的には、インフラストラクチャーと都市開発に関するセッション及び日本の構造改革等に関するセッションで参加し、スピーチをするとともに、各国の企業経営者などと会談もする予定でございまして、今後のスーパーシティ構想の実現に向けて役立ててまいりたいと考えております。
 詳細につきましては、内閣府地方創生推進事務局の担当者にお問い合わせください。

2.質疑応答

(問)大臣の資産等報告書についてお伺いいたします。もともと修正の必要がなかったものを15日で訂正されて、その後16日付けで再訂正されましたが、改めて今回の出来事について受止めをお願いします。
(答)平成28年の選挙後、当選いたしますと資産報告をその時点で出しますが、参議院に既に提出していたその報告書を昨年の12月、私の事務所におりました政策秘書が、その後、大臣に30年に就任したときに、保有資産を報告する資産報告があるわけですが、それと同じ数字、名義等に全部変更する必要があると誤認をして訂正届を提出したようでございまして、それが先日、参議院の事務局から承認が出たとの連絡があったためびっくりいたしまして、再度、私自身も議員課に出向きまして、これは全く錯誤、誤認だったということで訂正手続をいたしました。つまり、原状復旧したということでございまして、当人も制度の理解不足だったと言っておりますが、いずれにしても、お騒がせして申し訳ないと思っております。
(問)12月から事務所の体制強化ということをおっしゃられていて、そうした中でこういったことが起きてしまったという中で、また更に何か体制強化する必要性はあるとお考えでしょうか。
(答)先日8日にも申し上げましたが、収支報告書関連の書類については、TKCさんのですね、今一番広く使われている税務会計システムですが、そこの電子化システムに載っけて外出ししてチェックしてもらうというのを1月からします。ただ、12月はまだやっていなかったので、1月からするわけですが。それから政策秘書につきましては、従来よりもシニアな方に来週月曜日付けかな、もう既に先週決まっておりますが、替わっておりまして、あとは政務の秘書官と公設秘書1名という体制は変わっておりません。
 いずれにいたしましても、過去、私どもの方でお仕事をしていただいたりアドバイスをしていただいた方の中で年長の方にも定期的に来ていただいてアドバイスしていただいて、戻っていただいたりというようなことも含めて、引き続ききちっと注意を払ってまいりたいと思っております。
(問)ダボス会議の関係で、スーパーシティの実現に向けていろんな方と会談されるという話なんですが、具体的にどういった企業ないし国の方とか、言える範囲でお願いします。
(答)スーパーシティ的な動きというのは、先日も視察報告のときに申し上げましたように、トロントだったり杭州だったりシンガポールだったりアムステルダムだったり世界的に今最先端で注目をされている動きですが、重要インフラについてのAI、ITデータ化ということだと、どうしても安全保障上の問題ですとか個人情報保護の完ぺき性が求められるかとかがありますので、日本はこういうものについて先進国でありたいということでルールも提唱しておりますし、ダボス会議はヨーロッパで行われますが、ヨーロッパも非常にそのルール作りについての関心が高いので、こういったところで日本がこれから行っていくスーパーシティは、スーパーシティの最も望ましいモデルになっていきたいというふうに考えておりますので、そういうところに当然技術提供したり参画するであろうというですね、我が国に参画するかどうかは、全然まだ法律も決まっていないわけですからそうじゃなくて、欧州やその他においても一般的に参画、今までもしてきた、これからもしていくであろうという、例えばフィンランドのノキアさん、これはスマートシティの管理プラットフォームですよね。あるいは自動運転で非常に注目されている企業のベストマイルさんというのがあるんですけど、そういうところのトップ等にお会いするなどを今のところアポで入れております。
(問)「剣璽等承継の儀」について、昨日の皇位継承の式典委員会で正式に決まりましたので改めて、女性として明治以降初めての参列となるということで、大臣の受止めをお願いいたします。
(答)昨日、「天皇陛下の御退位及び皇太子殿下の御即位に伴う式典委員会」におきまして、本年5月の「剣璽等承継の儀」における参列者推薦基準に、三権の長や国務大臣が含まれる方針が決定されたと承知しております。
 これまでは、確かに「剣璽等承継の儀」への女性の参列者は、過去の実績としていらっしゃらなかったとは承知しておりますが、国務大臣としてそれがそういうことだということでしたら、しっかりとその職責を果たしてまいりたいと考えております。
(問)毎月勤労統計の関係なんですけれども、不適切な調査手法で行われていた問題で、本日の閣議で修正予算案が閣議決定し直されましたけれども、こういう事態になったことについて、大臣の受止めをお伺いできればと思います。
(答)予算につきましては、財務大臣、官房長官からお話をしているとおりでございます。あとは、詳細につきましては、所管ではございませんので、その辺は控えさせていただこうかなと思います。
(問)大臣の御所管の統計の、今の点検の進捗というのはどういうふうになっているのか、改めてお伺いできればと思います。
(答)今回の予算につきましては、私の所管の予算については影響は出てはおりません。私どもの方の統計につきましても、今のところそういったものはないと承知はしております。

(以上)