片山内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成30年10月23日

(平成30年10月23日(火) 11:29~11:35  於:中央合同庁舎8号館1階S106会見室)

1.発言要旨


 本日、担当大臣に就任後初めて国立公文書館を視察させていただき、館長との懇談、所蔵資料及び閲覧室、書庫の視察などを通じて、国立公文書館の果たす役割についての理解を深めてまいります。併せて、現在開催中の特別展「躍動する明治-近代日本の幕開け-」も視察してまいる予定です。
 今回の特別展では、今年が明治元年(1868年)から数えて満150年の年に当たることを記念して、大日本帝国憲法などの貴重かつ著名な資料を中心に、充実した展示が行われていると伺っておりますので、是非メディアの皆様におかれましても、国立公文書館に足をお運びいただければと思います。

2.質疑応答

(問)明日、臨時国会が召集されます。大臣の御入閣後、初めての国会となりますが、どのような姿勢で臨まれるでしょうか。
(答)本日も、閣議におきまして総理の所信表明演説等、いろいろお話がございましたが、謙虚に丁寧に全員野球で、私の所管といたします部分をきっちりと務めてまいりたいと、かように思っております。
(問)大臣は昨日、国税庁の口利き疑惑の報道を巡って週刊文春を提訴されました。改めて、裁判を通じてどのようなことを訴えていかれるのか、お聞かせいただければと思います。
(答)昨日10月22日の月曜日に、東京原告訴訟代理弁護士、弘中惇一郎様他5名とされた訴状が東京地方裁判所の民事部に提出されております。
 既に申し上げておりますが、週刊誌記事には事実と違うところがあるため、提訴いたしました。弁護士さんの方から、訴訟進行の関係があるので、裁判外で今まで以上の説明は、現時点では控えてもらいたいと言われております。
 いずれにしても、今後、事実関係が明らかにされていくと思います。
(問)今、裁判外で説明は控えてもらいたいと言われているということでしたけれども、明日からの臨時国会で野党側は、大臣のこの問題を追及する構えですけれども、この臨時国会には、この問題についてどういった説明、どういった姿勢で臨まれるでしょうか。
(答)国会の御対策等もございましょうから、その辺につきましては、私どもでは分かりかねますので、控えさせていただきます。
(問)国家戦略特区を活用した最先端都市「スーパーシティ」構想、これが大きな話題になっておりますけれども、検討する私的懇談会を大臣の方で、29日に立ち上げる方針を固めたという報道がございます。この事実関係と、もし事実であれば、どういったメンバー構成で、どういった分野から何人ぐらいというような、何か具体的なイメージございますでしょうか。まず、事実関係から。
(答)スーパーシティ構想につきましては、私、前にもお話をさせていただいておりますが、私自身の私的懇談会を立ち上げて、11月中を目標として構想を取りまとめたいと考えております。
 具体的な、今おっしゃったような日程やメンバーにつきましては、本日の国家戦略特区諮問会議にて、総理御出席の下でお決めいただいて私に御指示を頂く形になりますので、是非もう少しお待ちいただければと思います。
(問)口利き問題について戻って恐縮なんですが、1点だけ確認させてください。今回、大臣、文春側を提訴されたわけですけども、その裁判中、訴訟を提起したという理由で細かいことはお答えにならない状態が続くわけですけども、国務大臣として疑惑に対して国会の場やきちんとした、訴訟中とはいえ、自分の言葉で説明していくという大臣の責任について、どういうふうにお考えになっていらっしゃいますでしょうか。
(答)いずれにいたしましても、弁護士さんの方から、訴訟追行の関係がありますので、裁判外で今まで以上の説明は、現時点では控えてもらいたいと言われております。今後、事実関係は明らかにされていくと思いますので、そういうことだと考えております。
(問)裁判中だから答えられないということは重々分かるんですけども、大臣として、御自身の口できちんと説明していくという大臣としての答弁責任についてどうかという質問をしているんです。
(答)国会のことに関わりますので、私だけの判断ではできませんので、控えさせていただきます。

(以上)