片山内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成30年10月5日

(平成30年10月5日(金) 11:36~11:45  於:中央合同庁舎8号館1階S106会見室)

1.発言要旨


 冒頭発言なし

2.質疑応答

(問)地方創生として、内閣府が進めている小さな拠点が9月下旬の内閣府の調査で、KPIの1,000を超えました。同様に推進されている地域運営組織も今年4,000を超え、全国の農山村に広がっていますが、小さな拠点について大臣の評価、今後の方針を教えてください。
(答)私、この小さな拠点は本当に素晴らしいと思うんですね。安心して住み続けられるということ自体が本当に大変になってきているような人口減少地域を全国たくさん見てまいりまして、生活サービスの機能を維持・確保する、それから対災害関係のレジリエンスもございます。こういったことを全て含め小さな拠点づくりは急ぐべきだというようなことを、党の方においても、政調会長代理としてずっと申し上げてまいりまして、しかも住民が主体となって自発的に運営をするというところがますます素晴らしいと思っておりまして、順調に増えていることは大変うれしいことですし、もっと我々はそれを更に、KPIを超えたからといって、そこで満足しないで、もっと良い形で広がっていくようにしなくてはいけませんし、その上では財政面の支援も必要ですし、情報や人材面での支援も総合的にやってまいりたいというふうに思っております。大変うれしい数字でございます。
(問)以前、内閣府の有識者会合では、小さな拠点や地域運営組織でJAなど地域組織との連携が欠かせないといった方針が出ていますが、大臣はJAなど地域組織との連携にどう期待されるか教えてください。
(答)JAという組織自体が地域運営型だと思っております。ですから、JAの組織、あるいは人のネットワークとの連携はとても重要ですし、正に前々大臣ですか、山本大臣のときにJAのトップも含めて、地域に根を張っておられる商工会議所、あるいは商工会、JF等々といったところの代表に集まっていただいて、そのネットワークづくりを一緒にやっていこうというお話がありました。この夏にはそういうフォーラムのようなこともあったと伺っておりまして、私は全国区でございますからますますそういった視点が非常に強うございますので、正に取組の一層の発展をできるように私も引き続き運営をしてまいりたいと思っております。
(問)規制改革についてお伺いします。大臣は御就任後の記者会見でできるだけ早く新体制での会合を開きたいとおっしゃっておられましたが、改めて第1回の会合について期待することや意気込みなどを教えていただきたいのと、具体的にいつ頃の時期を想定されているのかを教えてください。
(答)大田先生と金丸先生が今日の午後にも大臣室を御訪問されて、今までの思いというんですか、現状についてお伝えを頂くということで、大変楽しみにしております。
 やはり規制改革なくして、生産性向上もないし、逆に正に今少しとどまっているところがあるということであれば、今日お話を伺ってみて、加速しなければならないというふうに思っておりますので、早ければ早いほど良いと思っているんですが、これは御日程もございますので、中旬ぐらいには、というふうに私はイメージを持っておりますが、まだ御日程がございますので、ということでよろしくお願いします。
(問)明後日7日に加計学園の加計理事長が会見を開くと発表されましたけれども、前回の会見では獣医学部の新設問題について説明不足という指摘もありましたけれども、大臣として今回の会見にどういったことを期待されるでしょうか。
(答)この問題については国民の皆様が分かりにくいと言っておられる部分があったら、とにかく丁寧に説明を今までも、これからもということに尽きると思うんですが、県に対する御説明がどうかということが非常に話題になったというふうに理解しておりまして、加計学園さんと愛媛県、今治市というやり取りに関するお話であれば、これはやはり政府としてコメントするのはいかがなものかなと、そういう立場ではないなというふうには思っております。
(問)省庁移転に関してお伺いします。今年の春に安倍政権の旗振りによって、中央省庁の移転が進んで、和歌山県に総務省の統計局が設置されるなど動きが出ています。一方で、まだそれでも不十分だという議論もあるようですが、大臣は省庁移転に関してどのようにお考えをお持ちでしょうか。
(答)一般論として、どこの官庁のどこの部分がどうということではなくて、やはり基本方針としてはこちらのスタンスは、できるだけ地域に、ということですから、そういう方針になると思うんですね。つまり一極集中を解除すべきということがまず地方創生の原点にございますので、今御指摘のお話は、一昨年の3月に政府関係機関の移転基本方針をこのまち・ひと・しごと創生本部で決定して今行っているんですけれども、これを今後どうするかということですが、まず現在の取組についての成果が見えるところまで終わってないので、それをきちんとやっていくということに加えて、全体の方針としてはやはり前向きと思うんですが、これは御承知のようにあらゆる問題が入ってくるんですね。ですから、簡単に私が今の立場でどこをどうということを申し上げる時期ではないというふうに思っております。
(問)これまでも地方は隈なく行かれていると思うんですけれども、大臣としてこれから地方の現状を視察するために、地方に赴く考えはおありでしょうか。
(答)まず、お役所の方にも御理解いただいて、政調会長代理として地域の社会保障の持続性と地方創生というテーマで講演を受けておりまして、これはたまたま地方創生担当大臣としてもふさわしいので、飽くまで公務ではなくて、政務として地域のJCさんが全力を挙げてやっておられるフォーラムで、鳥取に行くのが最初になるかなと思います。13日に鳥取。
 そのときには恐らく平井知事にもお会いして、平井知事はこの地方創生のみならず、地方分権一般に大変な見識をお持ちで、御意見もいろいろ言っていただいている方なので、あるいは地元の正に産官学金、士ですね、そういった方々のうち御都合のつく方にはお会いして、どうなる、どうする地方創生みたいなお話もできればなと思っております。
(問)今朝の復興推進会議の後に、片山大臣始め新任の方々が残られていたようですけれども、どなたからどういったお話があったかお聞かせください。
(答)復興推進会議の所管でないので、多分議事録発表はできないんじゃないかな。渡辺大臣の方からじゃないと、それは。

(以上)