第62回国際原子力機関(IAEA)総会に出席

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IAEA総会において、
我が国における原子力の平和利用に関する取組について演説を行ったほか、
原子力の平和利用の促進と核不拡散の確保に我が国が一層貢献していく旨について、
政府代表として演説を行いました。
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168か国が加盟するIAEA総会の様子
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米国ハガティ エネルギー省核安全保障庁長官と会談し、
国際的な不拡散体制の確保に向けて連携していくことや
原子力分野での連携を進めていくことを確認しました。
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米国ハガティ エネルギー省核安全保障庁長官との記念撮影
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仏国原子力・代替エネルギー省ジャック長官と会談し、
アトメアのプロジェクトの推進や高速炉の開発協力を始めとした
日仏間の原子力分野での協力について意見交換を行いました。
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仏国原子力・代替エネルギー省ジャック長官との記念撮影
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日本展示ブースオープニングセレモニーの様子
(左:松山大臣、右:高橋日本原産協会理事長)
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日本展示ブースにおいて
3D映像について担当者から説明を受ける松山大臣
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レセプションにおいて招待者を出迎える松山大臣
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IAEA本部前において、松山大臣以下日本政府代表団一行

 平成30年9月15日から18日まで、第62回国際原子力機関(IAEA)総会への出席を目的に、オーストリア・ウィーンに出張しました。
 IAEA総会においては、政府代表として演説し、北朝鮮の核・ミサイル問題に関し、北朝鮮に対して関連安保理決議に従い、全ての大量破壊兵器及びあらゆる射程の弾道ミサイルの完全、検証可能、かつ不可逆的な廃棄を強く求めました。その上で、北朝鮮の非核化を進める上では検証が不可欠であり、IAEAの有する知見・経験が最大限活用され、IAEAが中心的役割を担えるよう国際社会の協力を求めました。
 次に、「エネルギー基本計画」や「我が国におけるプルトニウム利用の基本的な考え方」を策定したこと等我が国の原子力政策について述べるとともに、福島第一原発事故後の我が国の取組として廃炉・汚染水対策及び環境回復の進展等について説明するとともに、福島第一原発の廃炉に関し、本年11月にIAEAからレビュー・ミッションを受け入れる旨表明いたしました。
 また、米国エネルギー省のハガティエネルギー省核安全保障庁長官及び仏国原子力・代替可能エネルギー庁のジャック長官と会談しました。米国との間では、国際的な不拡散体制の確保に向けて連携していくことで一致するとともに、両国と我が国との間での原子力分野での連携を進めていくことを確認し、我が国の原子力政策の現状やITER計画の推進等について意見交換を行いました。